リリコン初体験その8・Roland SE-02を鳴らしてみた
Roland SE-02を買ったので、Lyricon driverと組み合わせて使えるかどうか試してみました。結論としてはできることがかなり限られているのでオススメはしませんが、その出来る範囲内では音色の感じはとってもイイ感じでした。
このnoteの別エントリでも書いておりますがNuRAD用のハードウェアアナログシンセということでRoland SE-02を購入しましてとてもお気に入りなのですが、SE-02 はCV INもあるので、よしめめ氏からお借り中のLyricon driverで鳴らせるのかどうか、試してみました。
SE-02に入力可能なCV INPUTはGATEと、CV(ピッチ)と、CV VCFの３つだけ。なので
・Lyricon driverの wind gate 1 をGATEに接続(wind gate 2を使っても大差なかった。gateのthresholdツマミは発音しないギリギリくらいで）
・ピッチベンドは使いたいので、Lyricon driverのbwnd upをCV（ピッチ）に接続。
・Lyricon driverのwind 2をCV VCFに接続、だけでも良いのですが、これだけだと息でのFilterの開きが悪い。いろいろ試行錯誤した結果、wind1とwind2を外部モジュラーでマージしてCV VCFに入れるのが一番吹きやすかったです。外部モジュラーとしては（僕はモジュラー持ってないので）、NEUTRONのCV端子を利用しました。（NEUTRONを音源としてでなくマージャー用途として使用）。配線わかりにくいけどこんなかんじ↓。
SE-02のツマミの設定の方ですけど、キモはVCFとVCAのエンベローブ設定。VCAのCVインプットが無いということは、音量をブレスでコントロールできないので、ATTACKやRELEASEを適切に設定しないと発音の度に音の出だしと終わりにパツパツした不自然な音が入ってしまうので、まずはVCA ATTACKを調節。50msくらいにするとだいぶ自然になりました。その他は、カットオフの設定とかともいろいろ絡んでくるですが僕的にたどり着いたのが次の写真の設定↓
REL（RELEASE)スイッチを有効にしてVCA,VCFのDECAY & RELEASEも少しツマミを上げてます。カットオフは基本ゼロ、フィルターを開き気味にしたい時はCONTOURを少しあげます。あとは3つのVCOで好きな波形を選んで混ぜてやればとりあえず演奏に使える感じで使えました。
ただしVCAのATACKの設定のため、音の立ち上がりが少しもっさりして「ぷわん」としてしまうのは避けられないので、速いテンポの曲でバリっとアクセントをつけたい、なんて時は不向きですね。あとブレスでレゾナンスとかパルス幅変えるとかもできないので、息での音色変化が多い設定はできません。でも1VCOノコギリ波だけで充分良い音がでるのがSE-02の良いトコロ。バラードなら曲によっては良い感じで使える感じで、実際に演奏してみるとこんな感じになりました。
前半SAW 1VCOだけ、後半はちょっとだけSYNCでモジュレートしたPULSE波の1VCOだけ、の音色です（前半・後半そんなに変わらないけども）。ブレスでSE-02のフィルター開閉のオイシイところを上手くコントロールするだけでも充分キモチ良いです。僕のリリコン演奏はどうしてもピッチの安定が不足していてときどき音痴（音程が悪い）のはご愛嬌ということで、、、、。
ということでSE-02、一応Lyricon driverで鳴らせて良い音はするのだけれども、制限が多く（ブレスでの音色変化が限られることと、アタックの速い音が求められる曲＝速い曲とかファンキーな曲には使いにくい）できることが限られるので、Lyricon driver用の音源が何か欲しい、という場合にはオススメできるものではないというのが結論でした。まあそもそもLyricon driver用の音源を今から探すような人は存在しないと思いますが。。。
ちなみに演奏で使ったバッキング音源はこちら↓
------------------------------------------------------------------------
このnoteの他に、facebookのほうでは短文のつぶやきっぽいものも更新しておりますのであわせてフォローなどしていただければとても嬉しいです。https://www.facebook.com/mkirino01
------------------------------------------------------------------------
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？