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初の最終レート1800達成構築!パオラオスヌメルゴン対面構築

お久しぶりです。かじです。

7月から新レギュレーションとなりましたが、自分的には、新ルールを考察して勝っていくのが得意なので、気合を入れて対戦に挑んでいました。

結果的には、1つの目標であった、人生初めてのレート1800を達成することができましたので、構築記事として残したいと思います。

構築の並びとしては、このようになっています。

今回は好きなポケモン多めの構築となりました。
パラドックスポケモン解禁と同時に使いまくったアラブルタケ、お気に入りのはがねテラスタルのパオジアン、ビジュアルが可愛いヌメルゴン、そして剣盾からずっと好きなドラパルト。このメンバーでの目標達成はめっちゃ嬉しいです。

では、次からは詳しく解説をしていきます。


構築経緯

パオジアン×ウーラオス

今期は新ルール解禁に伴い、高種族値で優秀なポケモンが大幅に増えるため、環境では、新ポケモンを試し、強い組み合わせを考える期間が長く、その分構築の練度が全体的に低くなるように思えた。
なので、練度が高いポケモンを中心に構築を組むことで、前半に安定した勝利を目指せると考え、構築を組み始めた。

そして、前期まで大活躍していたパオジアンと、パオジアンに強いとされる連撃ウーラオスは、今シーズンの環境の中心となると考え、かつどちらも剣盾を含めて好んで使いで続けてきたポケモンなので、構築のエースとして採用することにした。

相手のパオジアンは、一体のみでの対策は難しく、構築単位での対策が必要であると思い、まずは、パオジアンに強いパオジアンを採用することで、初手パオジアンvsパオジアンを解消するために、テラバースト持ちのはがねテラスタルパオジアンを使用することにした。

また、ウーラオスはパオジアン対策としては優秀ではあるが、逆にパオジアンを使うプレイヤーからすると確実に対策が必須のポケモンで、その多くはゴツゴツメットでの対策が多かったため、パンチグローブを持たせつつ、パオジアン対面で積み技を打てるように、ビルドアップ採用型のウーラオスを使用することにした。


ヒスイヌメルゴン(特殊受け&特殊エース)

ビジュアルが好きすぎて、解禁前から採用方法をずっと考えていた(笑)

環境に非常にハバタクカミが多く、また、エースのパオジアン&連撃ウーラオスが、どちらもハバタクカミに弱いため、基本選出に組み込める特殊受けとして、ヒスイヌメルゴンを採用した。

ハバタクカミを受けるなら、ヒードランという選択肢もあるが、ヒスイヌメルゴンを選ぶ理由としては、ヒードランに強く出していけること、テラスタルを切らなくても技範囲が広く、後続へ大きな圧力をかけていけること、フェアリーが等倍であるため、火力があるハバタクカミは引かない選択肢もあるため、処理が簡単、などがある。

影の勝利への立役者✨


クレセリア(ゴツゴツメット枠)

本環境における物理ポケモンは、パオジアンに強い連撃ウーラオス、連撃ウーラオスに強いカイリューという形で、パオジアン&カイリュー&連撃ウーラオス(パオカイリューラオス)は圧倒的に強く、使用率も上がると考えた。
パオカイリューラオスは、HP満タン時とそれ以外では性能がかなり違うため(パオジアン&ウーラオスは襷の可能性、カイリューはマルチスケイル)、ゴツゴツメットを絡めた削りの重要性を感じた。また、パオジアンにつららおとしを打たせては意味が無いため、パオジアンにかみくだく、ふいうち、せいなるつるぎのどれかを打たせる、物理受けポケモンである必要があり、クレセリアが1番安定すると考え、採用した。

連撃ウーラオスは、パンチグローブの登場で、ゴツゴツメットだけでは対策ができないことがあるが、とんぼがえりやインファイトなどはゴツゴツメットの判定が入るため、ゴツゴツメットで削り切ることは難しくとも、一度触れさせることは比較的容易に感じる。


アラブルタケ(ヘイラッシャ&トリックルーム対策)

ここまでで1番問題なのが、エースのパオラオスが、ヘイラッシャに対してかなり弱いこと、そしてヒスイヌメルゴンも比較的弱いため、対策が必須であると考えた。

また、ガチグマの登場は、環境に大きく影響を与えており、明確な対策を必要とするように感じた。

これらに共通するのは、くさ技が弱点であることと、素早さが遅いことである。また、ガチグマはトリックルームとの組み合わせもあるため、トリックルーム展開にある程度強い必要もある。

よって必要なのは、くさ技を持つアタッカーポケモンで、ガチグマとヘイラッシャより速く、かつトリックルームターンを無駄消費させることができるポケモンだったが、クレセリアに非常に強いあくタイプを持ち、珠ミミッキュのじゃれつくも確定で耐える耐久力を持った、アタッカーのアラブルタケがまさに答えだと思い採用した。


ドラパルト(初手出しの安定性)

対面構築を使ううえで、最も重要なことの1つとして、初手の出し負けをしないことがある。また、高火力、高種族値のポケモンが増えたことで、初手の出し負けをカバーするのが難しくなってきた。(テラスタルの高火力や、再生技のPP減少など、SV自体が初手の出し負けが大きく勝ち負けに関わるゲームである。)

そこで、出し負けによる負けを減らすことで、勝率を上げるために、環境上位(パオジアン・ウーラオス・カイリュー・ハバタクカミなど)に全体的に強く、確実に役割を持てる襷ドラパルトを採用し、構築が完成した。


コンセプト

剣盾時代も含めた、練度の高いポケモンを中心とした構築を組むことで、新環境下での勝率を高める。


単体解説

パオジアン@オボンのみ

実数値:155-176(156)-127(212)-*-85-173(140)

調整意図
S 準速オオニューラ抜き
B 意地パオジアンの珠せいなるつるぎを15/16耐え (はがねテラスタル時)
 意地パオジアンのせいなるつるぎ+ふいうちを
 確定耐え(はがねテラスタル時、オボンのみ込み)
A B4振りパオジアンをはがねテラバーストで確定1発

はがねテラスタルも使用率圏外、オボンのみも使用率圏外ということで、世界で僕しか使っていない、と言っても過言ではない新型パオジアン。パオジアンに強いパオジアンを目指し、辿り着いた1つの答えがこのはがねテラスタルパオジアンである。

現在、環境のパオジアンは、約50%程度がきあいのタスキ持ち、そしてその次にこだわりハチマキ、いのちのたま、こだわりスカーフと続くが、これらのできるだけ多くのパオジアンに、テラスタルを駆使することで、安定して勝てることを目指した。

そもそもパオジアン対策を一匹でやり切れるポケモンは、いないと言っても過言ではないと思うが、パオジアンをパオジアンで処理しようと思った場合、つららおとし、ぜったいれいどを打たれないこと、特性を無効化できること、この2つは非常に大きい。

それを前提に考えると、パオジアン対策としてパオジアンを使うのは、ある意味合理的でもあり、テラスタルを使うとはいえ、パオジアンを一体でより安定して処理することができるならば良いともいえるはずである。

しかし、パオジアンを同じく使っている相手もそれはわかっている。パオジアンに安定して後投げできるのはヘイラッシャくらい(といってもテラバーストと絶対零度がある)であり、相手もテラスタルを切って処理しにくる可能性は高い。

よってパオジアンミラー(特に初手)において、可能性の高い相手の行動は、
・最速またはスカーフでフェアリーテラバースト
・きあいのタスキで耐えてせいなるつるぎ
の2択となる可能性が高いと考え、フェアリーテラスタルとテラスタル無し両方に弱点をつけるはがねテラスタルに辿り着いた訳である。

やはり1番はがねテラスタルが輝くのは、お互いテラスタルを切り合った時に、相手がフェアリーテラスタルだった場合である。これが意外に多く、はがねテラバーストは全く警戒されないため、対戦をかなり有利に進めることが可能だった。

きあいのタスキの襷を使用せず、B振りオボンのみにしたのは、先制技の同速勝負や読みを無くすのがメインであるが、物理ポケモンへの行動回数を増やしたい思いもある。

例えば相手がでんきテラスタルパオジアンである場合、陽気珠テラバーストはこちらは2発耐えることができ、はがねテラバースト2発で切り返すことができるなど。

他にも、ステルスロックのダメージを大幅に減らしたり、カイリューのしんそくを半減にしたり、急に数を増やした、オオニューラのフェイタルクローを無効化したりと、個人的には非常に使いやすかった。


ウーラオス@パンチグローブ

実数値:189(108)-172(52+)-141(164)-*-81(4)-140(180)

調整意図
HB パオジアンの効果抜群テラバーストを15/16耐え
S 準速セグレイブ抜き
A 余りでなるべく高く
D 余り

連撃ウーラオスはパオジアンに強いという武器がありつつも、パオジアンのでんきorフェアリーテラバーストで処理されてしまうのが難点だった。

しかし、明らかに環境的には連撃ウーラオスが強いのはわかっていたため、型を考えていたところ、パオジアン・カイリュー・ウーラオスなど、強いポケモンが物理に寄っていることを感じ、それをうまく起点にするのが理想だと思い、リフレクター+ビルドレイン(ビルドアップ&ドレインパンチ)を試してみると、意外と使用感がよかったため、最後まで使用した。

これにより、物理ポケモンはウーラオスで、特殊ポケモンはヒスイヌメルゴンで詰む、という状況を作り出すことができ、受けもできる攻めポケモン2体が強い構築となった。

パンチグローブ+積みのウーラオスは、つるぎのまいを採用してHAまたはHBに振るのが多いと感じているが、耐久をビルドアップと壁に任せて、Sをある程度上げたほうが、何かと都合がいいと思っている。


ドラパルト@きあいのタスキ

実数値:163-*96(4)-152(252)-95-213(252)

見た目がめちゃめちゃ好み✨

ドラパルトは、エースとして全抜き性能などが高い訳では無いが、多くのポケモンを機能停止に追い込むことが得意で、かつ、パオジアン・カイリュー・ウーラオス・ハバタクカミなど、環境上位のポケモンに役割を持てるため、非常に初手性能が高い。

この型のドラパルトは、環境的には比較的多いように感じるが、ドラパルト自体、物理or特殊、ハチマキ型orメガネ型など、型が多く、断定されづらいのも強みといえる。

ゴーストテラスタルは、そもそもテラスタルをあまり切ることがないため、サーフゴーを意識しての火力アップが目的である。


ヌメルゴン(ヒスイのすがた)@とつげきチョッキ

実数値:185(236)-108(0-)-121(4)-178(252+)-171(4)-82(12)

調整意図
C 特化
S 麻痺したウーラオス抜き

かわいいから採用したい、最初はそれだけだった。
が、本当に強く、大活躍してくれた。

ヒスイヌメルゴンは耐久力の高さに目が行きがちだが、だからこそ逆に、火力に努力値を割いたほうが良いと思っている。

というのも、回復手段が乏しいため、何度も受けサイクルを回せないというのはもちろん、HBたてこもる型は、ウーラオスが結局キツイことや、カイリューのアンコール、こだわりトリックなど、遅いポケモンの弱さが出てしまうこと、HDは耐久が無駄に高すぎて、特殊ポケモンはかなりの確率で引いてしまうことなどが挙げられる。

なので、一回の交代で、交代先に大きな負荷をかけられるほうが強いと思い、耐久はチョッキの力を借りつつ、ひかえめC特化での採用となっている。

使っているうちに、相手のハバタクカミが突っ込んでくるか、引いてくるか、かなりわかるようになってきた。結果、ハバタクカミにりゅうせいぐんを押すというプレイが多発したが、それで処理されたウーラオスは非常に多い。


クレセリア@ゴツゴツメット

実数値:227(252)-*-178(252+)-95-140-106(4)

ゴツゴツメット型のクレセリアだが、リフレクターの片壁採用はあまり多くはないと思われる。ウーラオスの所で説明した、リフレクター+ビルドレインのための採用が1番ではあるが、もうひとつはカイリュー対策である。

クレセリアにカイリューを後出しされることはわりと多く、りゅうのまいやアンコールで起点にしてくる。そこで考えたのが、後出しされるタイミングででんじはを入れ、次のターンに上からリフレクターを打ち、相手はりゅうのまい。次のターンでウーラオスに引くことで、たとえりゅうのまいを2回積まれたとしても、リフレクターとでんじはで、擬似的に能力プラスマイナスゼロに近い状態をつくり、ウーラオスに繋ぐことができる。アンコールを打たれても、そもそも引く想定なので問題なくウーラオスに繋げられる。


アラブルタケ@いかさまダイス

実数値:217(244)-(116+)-135(124)-*-120(4)-78(20)

調整意図
H なるべく高く(奇数調整)
A タネマシンガン4発で無振り水ウーラオスを確定
B 陽気ウーラオスのインファイトを15/16耐え
 ガチグマのこんじょうからげんきを15/16耐え
D ハバタクカミのムーンフォースを15/16耐え
S 同速、アラブルタケ抜きのテツノカイナ等意識

この構築になぜかぴったりハマって、活躍したポケモン。非常にいい調整になったと思っている。

ヘイラッシャに対して非常に強く、ヘイラッシャ入りにはほぼ投げているほか、ガチグマなどを軸とした、トリックルーム構築にも投げており、他にはサーフゴー対策として選出することもある。

テラスタルはガチグマのからげんきを透かすためにゴーストテラスタルを選んだが、これがウーラオスにもかなり効いている。ゴーストテラスタルはノーマル&かくとうを無効にできるので優秀だが、とんぼがえりを半減にできるのも、タイプと非常に噛み合っている。

〜ヘイラッシャ構築〜
ヘイラッシャは、この構築のエースのパオラオスどちらでも倒すことができないため、相手のヘイラッシャ選出率も高い。

パオラオスに対してヘイラッシャを後投げされる状況で、ヘイラッシャの選択肢としてはあくびが多いが、アラブルタケを投げることで、次のターンに両者眠りの状況を作れる=あくびループを擬似的に抜けることが可能である(よって、まもるを押される場合も多いが、基本的には両者眠りの状況は最終手段だと思っている)。

そして、眠らせても、最長眠りじゃなければ大丈夫、なんて思っている相手に、イカサマダイスタネマシンガンが刺さる訳である。

アラブルタケ解禁時からずっと言っているが、アラブルタケは、アタッカーとして使うほうが絶対に強い。本当に、油断している相手は半壊させられるポケモンなので注意。

〜トリックルーム構築〜
トリックルームは後攻技なので、対面ではほぼ確実にトリックルーム展開要因を眠らせるまたはトリックルームを打たせない状況にすることが可能である。

そしてトリックルームはターン数をいかに稼ぐかということも大切だが、後出しからでもキノコのほうしでターンを稼ぐことができる。

トリックルームを展開するクレセリアにはタイプ的に非常に強く、ミミッキュに対しても、珠じゃれつくを耐える上に、タネマシンガンがばけのかわを剥がして攻撃可能なので、かなり優秀。

アラブルタケ自身もそこそこ遅いポケモンなので、場合によってはトリックルームにタダ乗りすることもある。

トリックルームから出てくるエースは基本ガチグマ、たまにイダイトウだと思うが、どちらに対してもタイプ的に強い。耐久もそこそこあるので、1発耐えてタネマシンガン+ふいうちという展開が、トリックルーム構築に刺さる。ガチグマの水テラスタルが多かったのも、追い風だった。

〜サーフゴー対策〜
キノガッサ対策、キノコのほうし対策として、サーフゴーを構築に入れている場合、サーフゴーはアラブルタケにも対策枠として、選出される可能性が高いのだが、そのサーフゴーに強いというのが、他のキノコのほうしポケモンにない、優秀な点である。


選出

・基本選出

先発ドラパルト、ウーラオス、ヒスイヌメルゴン

・vsパオジアン入り対面構築

先発パオジアン、ヒスイヌメルゴン@1
相手のパオジアンにパオジアンを合わせる。
ハバタクカミ対策としてヒスイヌメルゴンは必須。

・vsヘイラッシャ入り、vsトリル構築

後発アラブルタケ@2



結果

シーズン8 最終2210位 最終レート1815
TN あすか

シーズン8 最終2522位 最終レート1804
TN Zepher

初めてのレート1800到達、本当に嬉しいです✨
そして、好きなポケモンたちに囲まれて勝てたことはさらに嬉しいです(笑)
次は最終3桁を目指していきます✨

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