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スキージャンプをもっと身近に!
急斜面を滑り降り、踏み切る。風を味方につけて、より遠く、より美しくーー。 「ウィンドガールズ」はスキージャンプを題材にした短編映画です。
映画の監修を務めるのは、女子スキージャンプのパイオニア・山田いずみさん。「スキージャンプをより身近に感じてほしい」という思いを大切にしながら、観た人が少しでも前向きな気持ちになれるような作品を目指し、現在鋭意製作中です。 このnoteでは撮影中のこぼれ話や、スキージャンプ魅力、劇中に登場する小道具の秘密やスタッフや出演者が感じたアレコレを随時お知らせしていきたいと思っています。
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サマージャンプ!
スキージャンプ=冬のスポーツというイメージは強いと思いますが、実は夏も選手たちは飛んでいます。「ウィンドガールズ」は、サマージャンプを題材にした物語。TV中継などで馴染みのある雪で白く染まったジャンプ台ではなく、輝くグリーンの中を滑空するその様は、ダイナミックで爽やかで、冬とはひと味違う魅力があります。
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ジャンプ台のある街、さっぽろ
市街地からジャンプ台が見えるのは、この広い世界の中でも札幌ただ一つ。少し車を走らせば、偉大な記録と歴史が日々生まれているジャンプ台がある、この素晴らしい街が短編映画「ウィンドガールズ」の舞台です。札幌市民にとってジャンプ台はとても身近な存在。けれど、そのことに気づいていない人が多いのも事実です。「ジャンプ台のある街」という魅力も、作品を通して改め知ってもらえると嬉しいです。きっと札幌がもっと好きになることでしょう。
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物語が生まれたきっかけ
本作の誕生のきっかけは、今から10年以上も前のこと。当時はあまり知られていなかった女子スキージャンプの選手たちを紹介するフリーペーパーの創刊から始まりました。編集長は、2009年に現役を引退した山田いずみさん。写真撮影は、彼女の高校時代の友人であり、写真家の大橋泰之でした。「女子スキージャンプを広めたい!」という彼女の熱意を受けて共に走り続けることを決意した大橋、そして選手たちの高い志と共に、徐々に注目が高まりフリーペーパーも媒体としての力をつけていきました。
2014年のソチ大会で女子ジャンプは念願の正式種目に!長く撮り続けてきた女子スキージャンプの選手たちがオリンピックの地に立った時の喜び、感慨は時間が経っても大橋の心の中にあり続けました。
2018年の平昌ではついに高梨沙羅選手が念願の、そして希望のメダルを獲得!
パーソナルコーチだった山田いずみさんと喜びを分かち合う二人の姿に、現地で撮影をしていた大橋も「胸が熱くなりました」と振り返ります。
こうして、選手たちに向けられるいくつもの熱狂、喝采の中で、手弁当で始めたフリーペーパーは一つの役目を終えました。
同年の夏に最終号を発行した二人はある約束をします。それが「次は映画だね」でした。そしてこれこそが、短編映画「ウィンドガールズ」の原点です。
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ジャンプとは無縁の3人の女性たちの成長物語
本作はこれまで全く縁のなかった女子スキージャンプという競技に触れることで、自分らしい一歩「ジャンプ」を経て、自分にしかできないそれぞれのテレマーク「着地」を目指す成長物語です。主演の3人は、本作に関わるまで競技を実際に見たことは一度もありません。作品中に何度も彼女たちが感じるスキージャンプに対する純粋な驚きや興味は、フィクションであり、ノンフィクションでもあるのです。大空への憧れ、風の大切さ、立ち向かうブレない心。作品を通してスキージャンプがもたらす多くの付加価値を彼女たちと共に感じることができると思います。
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以上、制作担当のEがお送りいたしました!
短編映画「ウィンドガールズ」、そしてnoteもどうぞよろしくお願いいたします!