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ニンジャスレイヤーをAoMシリーズから読む/S4_6「マスター・オブ・パペッツ」(前)
こんばんは、AoMシリーズから出戻りしました望月もなかです。
初夏ですね。子どもが、畑の野イチゴを毎日摘んできます。しかしこのイチゴ、誰も取っていない場所にときどき食べかけのイチゴが捨てられてるのはなぜ……?と思っていたら、なんとカラスがつまみ食いしてたのです。マジか。賢いぞカラス……!
……とはいえ、我々人間は、上から目線でカラスの知能を評せるほど賢いのでしょうか。己の賢さを過大評価していないといえるでしょうか。恣意的に決めたテスト方法で得られた知能指数を眺めて満足し、観察力や好奇心、生きる力をなおざりにしてはいないでしょうか。シーズン4第3話は、そんなお話なんですよね(?)
というわけで感想です。ピザタキ回、来るとは思ってたんですがこんな10tハンマー持ち出されるとは思ってなくて防御が間に合っていない。
◆
前回の感想はこちら。
【前提】望月のニンジャスレイヤー知識
・書籍第一部を3巻まで(中断)
→6年経過(ほとんど内容を忘れる)
→『スズメバチの黄色』読了
→AoMシーズン1読了(→第3部野球回実況再放送)
→AoMシーズン2読了
→AoMシーズン3読了
→PLUS加入+AoMシーズン4(今ここ)
・今はシーズン4をTwitter連載で読みながら、PLUSエピソードとトリロジーをマイペースに追っています。
◇◇◇
今回のエピソードはこちらです。
シーズン4:「マスター・オブ・パペッツ」(前)
英国産バイオホムンクルス美少年、マークスリー。彼を含めた七人の「狩人」は、貪婪の都市ネオサイタマを舞台に、獣狩りの儀式に興じていた。マークスリーは己の手番に備え、薄汚れたピザ屋のドアをくぐる。カタナ・オブ・リバプールに栄光あれ。薄汚い店主を見返し、佩刀したニンジャは微笑む。――戸口に現れた可憐な花に目を奪われることを、彼はまだ知らない。
♯1
タイトルの「パペッツ」=「操り人形」と理解していたんですが、改めて辞書を引いたら手指人形のことなんですね。マリオネット(糸繰り人形)でイメージしてたので意外な気持ちに。
これじゃなくて、
こっち。
ケイトーさんに糸で操られた挙句最後は糸を切られて力なく崩れる……みたいな未来図に戦々恐々としてましたけど(やめろ)、大丈夫そうですね。
はっ。いやでも、操り主が体内に「手」を入れて代わりに動かし喋るタイプの人形ってむしろそっちの方がグロテスクでは!? いやだ! どっちにしてもいやだ!「手綱を握るのは己自身!」みたいな前向きなタイトルであってほしい!
◆
ケモコーヒーのキャンペーンセリフ、見てるだけで頭がおかしくなりそうなんですけど。何がボンズでも恋ですか。そんな危険薬物の無料サンプルを配るんじゃありませんよ。
ネオサイタマ違法都市にもほどがある。マスラダくん、これがおれ(=マスラダ・カイ)で本当にいいの……?
◆
キャンペーン・ガイがコーヒー缶を差し出す先に、冷たい目の少年。歳は16前後。
16歳前後なんですか! もっと幼いのかと思っていました。そういえば『スズメバチの黄色』のチバくんも「12歳くらいに見える16歳」という設定だった気がする。拘りの16歳設定なのでしょうか。まぁでも、わかる! 「16」という数字と「少年/少女」という語を掛け合わせたときにしか醸しだされない成分は確かにありますからね!
◆
彼にとってネオサイタマは異邦の地。祖国の者が語るネオサイタマの噂は恐怖伝説だ。
この恐怖伝説、全部がデマじゃなさそうなところがネオサイタマの最悪なところなんだよなって思いました。マスラダくんほんとうにいいの? 「これはおれ」なの? ほんとに?
◆
(真相を探り当ててみせます。知能指数の高い、この僕が)
www エリザベートCEOの名にかけて頑張ってねwww
マークスリーちゃんが急に面白い子になってきたぞ。
高度な知能指数をお持ちなのに軒先を往復しないとピザタキを見つけられなかったところなども…なかなか味わい深い……。
◆
キタノの広場では薄汚い者達がドラム缶に火をくべ、芋を焼いていた。マークスリーを見ると、彼らは顔を赤らめ、串刺しの芋が焦げている事に気づかない。
なぜドラム缶で芋を……。『キタノ・アンダーグラウンド』のラストで急に芋焼き始めた時にも(何故芋を?)と首を傾げましたが、ひょっとして山形県には芋煮の文化があるように……キタノスクエアには焼き芋の文化があるということですか?(いやだよそんな文化)(一緒にしないでくれ!)
◆
タキさんの最悪接客 × 酔っ払い姐さん(本編でお会いするのはお初です!) × 粉紅茶の洗礼を一気に浴びるマークスリーちゃん、あまりに可哀想で笑ってしまいました。ひどすぎる!!
ところでこれは完全なる幻覚なので読み流してほしいんですけど、タキさんの接客がいつにもまして最低最悪なの、マスラダくんが帰ってこなくて心配でたまらないのに居座る姐さんたちの前でコトブキちゃんとその話をするわけにもいかずもやもやイライラしてるせいだったりしたらどうしよう……と考えて、ひとりで幸福な気持ちになりましたよね。わかっているよ幻覚だということはな!!!
◇◇
♯2
美人でのっぽのお兄さん 平安時代のニンジャ~
100年以上 生き続けてる ご自慢の長髪~
ひと気のない 墓地公園で ブランコもこいじゃうよ~
さらに なんと シャボン玉 ストローを咥えてる
◆
なんということでしょう
これは罪では?
いやらしアトモスフィア醸成罪で逮捕されてしまうのでは?
◆
一方その頃ピザタキでは……初々しいボーイ・ミーツ・ガールが発生していた!
ショタ特効コトブキちゃんだ!! やったあああああぁ!!(興奮してTwitter連載直後に記事も書きました)
マークスリーちゃんがコトブキちゃんの一挙一動に動揺してて可愛いね。コトブキちゃん15歳くらいの少年にこう……刺さるんですよね…わかる。
◆
金属の外骨格で覆われた人型ロボットが、レッドハッグを窘めた。喋るたび、ロボットの目は音声に合わせて明滅した。
ノブザメEさん、見た目も完全にロボットなのですか。
この前『スター・ウォーズ』を観直したせいで、脳内イメージがC-3POになってしまいました……多分戦闘するのでもっとゴツい骨格なんだろうと思うんですけどあの顔で初期設定されてしまったので…くっ。上書きしたい。
レッドハッグ姐さん&ノブザメEさんがネオサイタマで受けたお仕事のお話も読んでみたいですね。
◆
ストラグル・オブ・カリュドーンに巻き込まれて以来、マスラダが直接ピザタキに立ち寄る事はない。彼はIRCでタキに連絡を時折入れるが、ネオサイタマを転々として、行方を詳しく知らせはしない。
………「IRCでタキに」という連絡方法の詳細がnoteで加筆されており私は私は私は私は……
そしてマスラダがピザタキにけして立ち寄ろうとしないの、本当に大切に思っているんだろうことが伝わってきてウオオオオオってなってしまいますマスラダくんはピザタキが大好きだからな!!! くそっ好きだ!!!!
◇
タキさんが、フジキドさんの関係者に現ニンジャスレイヤーとの関わりを言及せず隠したところや、マークスリーちゃんに絶妙なタイミングでフッと探りを入れてくるところ、こう、情 報 屋 !って感じのムーブでめちゃくちゃ興奮しました。タキさんって(幼いころなりたかった)職業ハッカーとしての腕はそこそこですが、人と人と情報で繋ぐ「情報屋」としては相当に優秀なんじゃない!?って感じられるポイントが話の中でちらほらあり、そういう文章を読ませてもらえると私は散歩用リードをちらつかされた犬のごとく発狂しながら飛び跳ね興奮します。散歩に連れていってくれるのか……おれの心を!!!!!!!!
◆
あとマスラダのニンジャスレイヤー業と情報屋ピザタキとの関係が、本文にも言及されたのも嬉しかったです~~~!!
初出は多分こちらなんですが、
「ニンジャスレイヤー」に関しては、タキは仲介役という立場であり、ニンジャスレイヤーがタキにその都度、対価やハッキング・オペレーティングの報酬を支払う形をとる。
「マスラダがタキに報酬を支払っている」という情報にぶん殴られてウワー!!となってしまったんですよね、それが公式に本文中でも…いいのか? こんな、こんな有難い情報を連続でいただいてしまっていいんですか?!
タキはマスラダの「ニンジャスレイヤー」としての仕事を仲介する立場だが、(略)依頼の処理が煩雑化し、迷惑を被っていると彼は考えていた。彼はマスラダに請求する情報処理手数料の増額も検討している……。
へぇ………そうですか。なるほどね。増額ね。なるほど。
◇◆◇
ところでマスラダくんにとっての「報酬」が意味するところは非常に深く、単なる「カネ」以上の想いが籠っていることは、ここで振り返って指摘しておきたいと思います。
さあみなさん、復習の時間ですよ。(ホワイトボードを持ってくる)
久しぶりにシーズン1の教科書を開いてみましょうか。
マスラダは言った。「別におれはカネモチになりたいわけじゃない。カネ、好きだけどな」微かに笑い、「意味と価値を壊すのは容易いんだ。だけど、おれはおれの作品にしかるべき敬意を求める。カネのやり取りは一番公正な敬意の尺度だ。だからそれを守りたい」
はい! リピートアフタミー!!!
「カネのやり取りは一番公正な敬意の尺度」!
マスラダ・カイの根底にある思想です!! 敬意! 敬意の尺度ですよ!! わかりますかみなさん!?
このセリフと……「マスラダは、タキに報酬を支払いながら生きていく方法を選んだ」という事実の取り合わせ……それはさながらサイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン! トマトとチーズの組み合わせ! 二つが合わさることで得もいわれぬ調和と歓びを世界にもたらす革命の歌なんですよ!!!!!
ハァ、ハァ……そして、さらにですね、タキが報酬増額の交渉をたまに試みる(だいたいにおいて失敗する)ということはこれ……マスラダにとっては「敬意の数値を計り直し、その上でタキに今お前に対して感じている敬意の度合いはこれである、と納得させる」という作業が発生するってことなのでは……?と考えてしまい私は私は……そろそろ落ち着こうね……はい。
◆
「ニンジャスレイヤーをご存知なのですね。お話をうかがいたいのですが」マークスリーはレッドハッグに詰め寄った。
マークスリーちゃんの正体隠しがガバガバすぎて不安になってしまう。大丈夫? ロンドン取り戻せる? お財布カバンに入ってる?頑張ろうね……。
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電撃的に発生したザック少年の誘拐事件。100万オムロを支払うだけのゲームだ! なんでだよ!www
ザック少年が全然へこたれておらず、むしろ拉致された状態でアグラして怒ってるの健やかでタフで(ああ~ッ!)って悶えてしまいました。少年! 健やか! カワイイ! 真の男! 好き!
コトブキちゃんとタキさんの連携が阿吽の呼吸で息ぴったりすぎて私は虫の息になってしまいましたが……グ……私はもうだいぶ瀕死なのにこれ以上痛めつけるなんて……そんな……そんなことがあっていいのか……もっとやってくださいありがとうございます!!!
助けに入ったコトブキちゃんがザック少年をぎゅうぎゅうハグしてるシーンに全然色気めいたものがないのも好きですね……姉弟感……
ところで今思い出したので私のホットな幻覚を張っておきます
性癖なので無限に背が伸びて声変わりしたザック少年の幻覚を見てしまうんですけど、どこからどう見ても青年になった左目サイバネのザックくんが、見た目の変わらないコトブキちゃん(背を追い越してる)のことをいつまでも「コトブキ姉ちゃん」と呼んでたらすごく…良いって思って、私は……
— 望月もなか (@windfish_mmm) May 29, 2021
幻覚は旬な時期に収穫しておかないと腐って地におちて腐葉土となってまた別の幻覚の栄養となるので別に収穫しなくてもいいんですが新鮮なうちにこの幻覚を浴びてくれ!!!
◇◇
♯3
突如発生したピザタキ従業員の誘拐事件! 犯人のピーボディはドラッグ中毒のニンジャを己の手足めいて操る非ニンジャであった。予期せぬニンジャの出現に後れを取ってしまったコトブキ……その時マークスリーが現れ、コトブキとザックを助けるのだった。だが、タキに連絡を受けたマスラダもまた、ザックの救出に現れる……!
◆
「俺様が爆発しちまった!?」ピーボディが悲鳴をあげた。
それは俺様じゃないよ。君の心はおかしいよ。
◆
一触即発のニンジャスレイヤーvsマークスリー。
マークスリーちゃん仕草がいちいち大仰で面白いね。どんどん愉快な子になっていきますな……。
「待ってください!」オジギ終了と同時にニンジャスレイヤーが襲いかかるのを待たず、コトブキが再度叫んだ。「彼は違うんです!」「違う?」
どんな状況でもコトブキちゃんの話にはいったん手を止めて耳を傾けるところ、ああ〜マスラダ・カイ~ッ! って気持ちになりました。ふざけたヤツのくだらない話は「どうでもいい」でぶった切りまくりますけど、コトブキちゃんのことは「どうでもよくない」ですからね……(マスラダとコトブキちゃんの関係性において私が特に好きな部分です)
耳を傾けたからといって必ずその通りにするわけではないけれど、やっぱりちょっと甘いところがあるというか。なんだかんだいって結局はコトブキちゃんに甘いマスラダ&タキ、好きです……。ぐっ……そろそろピザタキの過剰摂取でキツくなってきた……いくら美味しくても一気に食べると胃がびっくりしちゃうことってあるじゃないですかそういうね……はい……。
◆
ザックも助け舟を出した。「お、俺もバッチリ、アニキが言った七人の名前は覚えてっから……こいつの名前聞いた時は、超ヤベエと思ったよ……だけど……」
チームピザタキ間で、ザック少年も含めてしっかり狩人の情報が共有されてるのも実に良いです。ザック少年に対して「子どもだから知らなくてもいい」みたいなナメた態度で変な隠し事をしないところ、好きです。
(それはそれとして、子どもは知らなくていい大人の世界なんかはタキさんがさりげなく隠して適度に知らせたり知らせなかったりしてそうなところもすごくいいと思う)
◆
カウンター奥のタキは青褪めた表情でコトブキを目で追い、テーブルを見、入り口付近で壁に寄りかかって立つマスラダを見た。
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マスラダが?
ピザタキに???
◇
↓今の私↓
われをたすけよ 光よよみがえれ
◇
待ってくださいよ限界なんですよ久々のというかシーズン4始まってからピザタキが本編で出てくるの初めてじゃないですかそこでタキさんのカッコいところとかコトブキちゃんのボーイミーツガールとか、マスラダくんがピザタキ心配で戻れないことの再確認とかザック少年の健やかさとかを波状攻撃で私に浴びせるだけでもう十分じゃないですかピザタキで過ごしてるマスラダくんってえ、いやマジでどのくらいぶり? 『キタノ・アンダーグラウンド』以来ですよね?! 待って待って待って。待ってくださいよ!! 心の準備がいるの!!
◆
「何がどうなってやがる。アイツ、マークスリーだったのか」タキがマスラダに囁いた。
やめてください! 畳みかけないで!!!!!!!
◆
それにしても、一生懸命場を盛り上げようとしてるコトブキちゃんの痛々しさよ……なぜそこまでマークスリーちゃんを…(コトブキちゃん、シーズン3くらいから自我が育ってきてるせいか「自分の気持ち」と「相手にしてほしいこと」と「自分がこうありたいロールプレイ」の折り合いをつけるのに失敗して事故ることがときどきあると思ってるんですけど、今回もそれに近い気がします)
でもまあ、コトブキちゃんの道徳観念と、マークスリーの騎士道精神は、表面だけ見れば非常に近しいものがあるので、その辺りで分かり合えそうな気がしてしまったのかな……。実際分かり合えないわけではないと思いますし、マークスリーちゃんには己に刷り込まれた道徳とままならない現実の間で苦しんで葛藤してボロボロになってほしいという気持ちはあります。何の話でしたっけ。
◆
「おれに命令するな」マスラダは言外に、当たり前だ、という唸りを込めた。タキは窓際の空席を見やった。
またこの男たちは……遠回しな会話で気持ちのやり取りを……
いやなんで「言外に込めた」気持ちが伝わってんの!? 君たちはなんなの!?
「関係ねえんだよ、他所者にはよ!」タキは罵って目をそらし、少しマスラダのほうに身体を動かした。
マスラダは懐からスシ・パックを出し、しかめ面で咀嚼した。
だからなんでマスラダくんに身を寄せるんだよ……その行為で何の気持ちを伝えようとしているんだ……そしてなんでマスラダはタキが寄ってきた瞬間にスシを食うんですか!!?
ひょっとしてセルフグルーミング的行為なんですか? マスラダ・カイは苛々した時にピザタキ店内でタキを見ながらパック・スシを食うことで気持ちを落ち着かせる……そういう? だから『バック・イン・NS』で帰宅するなりスシを所望したの……? そういう何らかの……?
◆
タキは怒ったが、甘いチーズの匂いに渋々カウンターを乗り越えた。「オレにも食わせろ、それ」
あ、あああああ、、、、、あ、あ、あ、あ、あ、あ、、あああああああああああ……!!!!!!
これは、これは私が長らく所望していた……ネオサイタマピザタキNTR事件じゃありませんかああああああああぁぁl!??!
なんで!!? エッなんで?! いや確かに、マスラダくんの帰れないピザタキ店内で、マスラダくんの視線の先で、コトブキちゃんとタキさんが他の誰かとキャッキャウフフするピザタキNTR事件が見たい見たい見たいってもなかさんはずっと駄々こねてましたけど、実現すると思ってたから騒いでたわけじゃなくて……宝くじは買う時が一番楽しいみたいなそういう……いやマジでなんで実現しちゃってるんですか!?? 怖い!! 現実怖い!!!
レッドハッグ姐さんがお酒の追加とピザタキ常連をブーストし、さらに取り返しのつかないことに……ひいい……私はせいぜいマスラダくんがモニタ越しにその状況を見ればいいと思っていたのに現実が夢を超えてくるんですけど……大事に思えばこそずっとずっと帰ることを避けていたピザタキ店内で直接……目の前で……最後まで自分側だったタキさんすらもどんどん酒の力で懐柔されていき……マークスリーちゃんを囲んでピザタキメンバーとキタノスクエアの住民たちが……ああああぁ……!!
「兄ちゃん、一杯付き合わねえか?」「フー……」マスラダは不機嫌な溜息をつき、受け取った瓶のネックをへし折り、呷った。
マスラダくんまで飲んでしまったwww
どうするんですかこれ!? この状態で日が暮れ…カリュドーンの宣言が来てしまったら……二人とも酔っ払ったまま戦うの!?w
というか万が一、二人とも完全に酔いつぶれてしまって起きなかった場合はどうなっちゃうんでしょうね。カリュドーンのルール的にそれは……マークスリーちゃんの負けってことになるんですよね……誰よりも優秀で知能指数の高いマークスリーちゃんの敗北に……。
◆
妄想が膨らんでしまうので次のセクションになる前にとにかく幻覚を大量に消化しておきます。今しかみられない夢を! 人に夢と書いて儚い夢を!
◆
別の狩人がピザタキを目指してやって来て、コトブキちゃんを守るためになし崩し的にマークスリーちゃんがピザタキの入り口前で刀を構えて待ち受ける展開も熱くて捨てがたいです。唾棄すべき薄汚い店で、ほんの数時間ともに食卓を囲んだだけの人々が、自分の行動如何で殺されてしまう……騎士としてどう動くべきか!みたいなやつ!!
◆
あと酔ったマスラダくんの言動もめちゃくちゃ気になります。どうなっちゃうんだ。絡み酒なのか。タキさんに絡んだりするのか。それとも寝ちゃうタイプなのか。
スシを延々ともぐもぐしてるマスラダ
オリガミを折り続けるマスラダ
無言で次々酒瓶を呷るマスラダ……
個人的にはレッドハッグ姐さんの
「そんな事はないよ! 泥酔者の……イック! 言い訳を真に受けちゃいけないよ。酔っ払いが前日の記憶が無いとか言う時はね、ありゃ嘘だ。ごまかしてるだけだ。アタシにゃわかる。アイツもね……ニンジャスレイヤー=サンも」
これが伏線であり、普段なら絶対見せないような顔をしたり、普段なら言わないようなデレたセリフを言ったり、過去のアユミさんのことを口に出したりして、でもエピソードが終わったら「忘れた」「記憶がない」っていう言い訳で全部をなかったことにするマスラダ・カイが見たいな~見たいな〜〜~!
◆
そうそう。
NTR事件といえばシトカピザNTR事件じゃないですか。シーズン2「カウンシル・フジミ」♯1で起きた事件です。今回のNTRイベント、実際あの時と対比して書かれている気がするんですけど。
あのエピソード……後半でケイトー・ニンジャが現れましたよね……?
不穏な予感がしてきました。嫌だ。来ないでほしい。
怖いことは考えたくないので、今は酔っ払ったマスラダがどうなるのかに思いを馳せながら次のセクションを待つことにします。
はぁ……ネオサイタマピザタキNTR事件の奇跡を胸に、今後も夢を持って幻覚を見ながら生きていこう……自分を信じて“夢”を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う!
ではでは、今回はこの辺で。
また次回の感想でお会いしましょう。
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次の感想はこちら。
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