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ニンジャスレイヤーをAoMシリーズから読む/S4_4「ケイジ・オブ・モータリティ」(後)
こんばんは、AoMシリーズから出戻りしました望月もなかです。
このところAoMを1から通して再読しています。改めてじっくり読むと色々な発見があって面白いです。Twitterでもメモがわりに呟いてますが、追いついたら一度ちゃんと記事にまとめておきたいですね(Twitterだと流れてしまって自分で読み返せないので…)。
その前にシーズン4第2話の感想を。今回でラストです!
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前回の感想はこちら。
【前提】望月のニンジャスレイヤー知識
・書籍第一部を3巻まで(中断)
→6年経過(ほとんど内容を忘れる)
→『スズメバチの黄色』読了
→AoMシーズン1読了(→第3部野球回実況再放送)
→AoMシーズン2読了
→AoMシーズン3読了
→PLUS加入+AoMシーズン4(今ここ)
・今はシーズン4をTwitter連載で読みながら、PLUSエピソードとトリロジーを追っています。
◇◇◇
今回のエピソードはこちらです。
シーズン4:「ケイジ・オブ・モータリティ」(後)
人肉を培地に増殖する蠅の群れ。耳を聾する羽音に包まれ、ポンポン・ビルディングに侵入したニンジャ3名はベルゼブブの圧倒的なジツの前に、絶体絶命の危機であった……だがその時!シャッターフスマを蹴り破り、赤黒の獣が飛びこんできたのだ! 狩人たちは必ず殺す! 見ている奴らも全員殺す! ネオサイタマの獣は今日も元気にお怒りだ!
♯9
さすが炎が標準装備のマスラダくん、蠅の群れには強いです。ベルゼブブさんは確かにすごく強いんですけど、ニンジャスレイヤーとの相性は最悪なんですよね。
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「モータル(死すべき定めの者)? 聞き慣れない言葉を使うやつだ」ニンジャスレイヤーは前傾姿勢をとった。「貴様らは自分が死なない側と決めつけ、狩人だ何だとほざくが」赤黒の装束に黒炎が走る。「……くだらないぞ」
さすがだよマスラダくん!!(笑)
そうだね、マスラダくんが殺せば死ぬからね。どんなリアルニンジャでも殺せば死ぬからモータルだね……身も蓋もなさすぎる!w
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彼は必死に、生死不明のクレッセントに覆いかぶさった。
身を捩ってしまった。
手だれのニンジャですら正気を保つのに必死なギリギリの状況で、眼前で恐ろしい神話級ニンジャが戦っていて、頭上には黄金立方体まで輝いてるのに、、己の身を挺してクレッセントさんに覆いかぶさるの最高すぎませんか!? うおおおおぉボーナス! ボーナス!! ボーナス株券の支給を要請します!!(シュプレヒコール)
怪訝とするサイダを床に押し付けたのは、意識を取り戻したクレッセントだった。
ときめきすぎて顔を覆って足をじたばたしてしまった
ああああああああああああああもう!!!!!! もう!!! ハァッ……ハァ……ッ!! すごい! いい! クレッセントさんとサイダ3さんのコンビ最高!! 心臓がもたないよ!!! クレッセントさんの褒め言葉めちゃくちゃドキドキしてしまう……クレッセント√に進むしかない!
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セトさんたちが和気藹々(?)とリモート観戦してるの面白いです。
世界的疫病の影響下、すっかり定着した感のあるリモート会議ですが、同時に「リモート会議といえば乱入ハプニング」という共通認識も出来上がってきたと思うんですよね。猫のしっぽ。踊り狂う子ども。予想外の背景映り込み。そういったものこそが……リモート会議にはつきもの!
リモート会議中にケイムショ背景から乱入して目玉を握りつぶし、カメラ越しにマスラダくんに「ウム!」みたいに頷いて去っていく先代つよつよおじさんを見たい気持ちは正直すごくあります #njslyr
— 望月もなか (@windfish_mmm) April 15, 2021
私はこれがとても見たくて……首を長くして待っています。だって同じ大陸にいるだけでどこまでも追って来るような先代つよつよおじさんが同じ市内にいるなんてもう……背後にいるのと同じじゃないですか。
フジキドさんにおかれましてはぜひとも画面外からの乱入芸を見せてほしいものです。
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しかしカリュドーンの狩り遊び、アイアンコブラさんだけが「マジ」で参加してるのちょっと笑ってしまいますね。温度差!
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(((注意せよマスラダ! これがハエ・ブンシン・ジツ也!)))ナラクが告げる!(((古来より、群れ為す鳥獣にジツを媒介せしめ肉体すらも伝導するニンジャのクランは大小様々にあり。コシャクなるブンシン、シニフリ、カワリミの類いよ)))
古今東西の蝗害事件も実は邪悪なニンジャの仕業だったのだ! とかそのうち言われそうで遠い目になっています。ありそう。考えたくない。
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敵が戦士から処刑官に変わった瞬間、最大の好機は来たる。
かっこよすぎる!
興奮しました。
街区すべてが蠅によってもう滅びていたの絶望すぎて怖いです。もうだめだ。付近一帯を炎で浄化するしかない。ニューク……そう、こういう事態のためにニュークがあるんだ……もはやニュークしか……
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♯10
ボンボリ・ディストリクトは既に羽虫の巣と成り果てていた……。蠅の群れは光る霧と化し渦を巻き、狼煙の如く立ち昇る。
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クレッセントさんに助けてもらったのに顔面を蹴り飛ばすインシネくん。ひどい。なのにメディキット投げてくれるクレッセントさん、人間の器レベルが高い。
「待て。病み上がり」ガーランドはインシネレイトを掴んだ。
ウヒーヒヒヒヒwwwっていう気持ち悪い笑いが出てしまいました、病み上がりって言いながら掴むのなんかこう……何かが……何かがこう!!!
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マスラダくんの突入がチームピザタキの作戦行動によるものだったことが判明して発狂してしまいましたありがとうございます!!!
どのみち、助けはもう要らない。ビルに侵入する為、コトブキの操縦するカイトとタキの力を借りた。十分だ。
あの貸し借りマシーンがさぁ……貸したら返させる、借りたら舌打ちしながら律儀に返す男のマスラダ・カイがさぁ~~~~~おそらくそういうの抜きにしたところで「力を借りた。」って独白してる、こっ、この、重要性が、みなさま、おわかりに、なりますでしょうか。なりますでしょうか。最高。
は~読み返せば読み返すほどヤバい、「力を借りた」ってあのマスラダが……コトブキちゃんならまだしもタキの力を借りたって……ま、マスラダ・カイ……お前……お前……。ピザタキ大好き……!!
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燃えながら蝿の渦の背に衝突し、ギュルギュルと燃やしながら、そのミルキーウェイの上を走り始めたのだ!
蠅のミルキーウェイ、嫌すぎますね。というかいくら光ってるからって蠅がミルキーなわけないですよね色的に、そんなの認めませんよ私は。
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ベルゼブブさんもまた、爆発四散する代わり?にオリガミ化。なんなんでしょうねこれ……やっぱり儀式と関係があるんでしょうか。狩人が7名分オリガミに変わるとなにかが発動する……的な?
カリュドーンのルール上、「狩人が殺されずに夜明けまで逃げ延びる」パターンもあるじゃないですか。その場合でも失格になったと同時にオリガミ化する可能性もあるんでしょうか。(個人的にはですね、殺すことなく朝まで退け続けて生き延びたと思われたマークスリーちゃんが、無慈悲にもその場で固まりオリガミとなる姿が見t人の心がなさすぎる)(ごめんなさい)
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「……やれ!」声の方向にはガーランドが居た。
めちゃくちゃときめいて悶えてしまったんですが……!? 声援で背中を押すガーランドさん素晴らしすぎる!! ハァ~~~ッ!!
インシネくんのほっぺたピシャピシャ叩いて起こすのも、スシを食べさせるプレイ(プレイ?)するのも堪らなくてニヤニヤしてしまいました。ひえー距離が近い~!
よろめいたガーランドさん(!)を逆に支えるインシネくんもすごくよかったです。
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サイダ3の決死のハッキングを助けたのは、デジタル・オーディンを名乗る不気味なネットワーク存在だった。サイダ3の試みを助け、タイピング速度を補助した。
パーン(正気がはじけ飛んだ音)
タキさん……マスラダはビル侵入時に助けを借りて、もうそれだけで「十分だ」って思ってたのに、その先もずっと助けてくれてたの……無理……狂ってしまう……。突入してからもずっと監視カメラ経由で街区の状況を把握して、マスラダが飛び立ったあとのビルの動きも監視して、彼の助けになりそうな動きをしている存在を見つけたら即・ヘルプに入ってさ……確かにナンシーさん(ですよね?)の助けがあってこその活躍だったのかもしれませんけど、やっぱり最初の一歩をタキが踏み出しているからこそだって思うんですよね。シーズン3後半だって、タキが「HELP」に応えてピザタキから危険な街に踏み出さなければナンシーさんの助けは得られなかった。タキさんのそういうところ、好きです。
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クレッセントは猫目を細めて笑った。
にゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(黄色い悲鳴)
クレッセントさんのトキメキ磁場力が限界を突破している!! 名刺に何かを書き加えてくれる(私的な連絡先ですよねこれ!?)のも、もう! サイダ3さんじゃなくても胸が高鳴りますよこんなの!! でもサイダ3ほんとに頑張ったので連絡先をもらえる資格は充分だと思います。すごく偉かったよ。
サイダ3&クレッセントコンビ、このエピソードだけで大好きになってしまったので、また会いたいです。
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ガーランドが横にしゃがみ、己のタバコを咥えた。「VTOLが迎えに来る。俺はそれを使うぞ」「チッ」インシネレイトは頭を掻いた。「本当に調子狂うッスよ、アンタ」
ガーランドさんとインシネレイトくんのコンビも最高……
階段を上り切った先、上も下もない屋上で二人が並んだ場面でようやく、お互いへの態度がガーランドさんが言っていた「同格の相手」に相応しいものに近づくの、シンプルに小説が上手くて感心してしまった。
エレベーターという同じ「箱」に乗り込んで一気に上昇することで、急に接近したクレッセント組。
長い長い階段を共闘しつつ駆けあがり、ついに同じ段に並び立つソウカイヤの二人。インシネくんが「下りる」可能性を言及したのに対し、ガーランドさんが「ここに居れば(同じ高さのまま、ともに)垂直下降する手段がやってくる、俺はここで待つ」と意思表示するのもさぁ……はぁ……言葉を失ってしまう。最高。ありがとうございます。
◇◇
さて。
今回のエピソードは、主にニンジャスレイヤー側ではない視点から描かれ、「ニンジャが出て殺す」「ニンジャスレイヤーを観測した人々に変化が訪れる」形式の、古式ゆかしき忍殺話だったわけですが。
ということは……つまり、ピザタキ側がどんな作戦会議をしていたのかとか……そういう種明かしはおそらく次回に改めて描かれるような気がするんですよ。ピザタキの作戦会議……! いまからイメージトレーニングをして備えなければなりません。がんばります。次の狩人はいったい誰になるのか。次回のエピソードも楽しみです!
おまけ/手書き感想ログ
PDFファイルでアップロードするという新スキルを獲得したので、今後はこんな感じでエピソードの感想に手書き感想ノートをくっつけるようにします!例によって内容は記事とほぼ同じですが、 ノート隅のらくがきがあります。よろしければどうぞ~。
◇
ではでは、今回の感想はここまで。
また次回の感想でお会いいたしましょう!
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次の感想はこちら。
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