状況が厳しくなればなるほど僕たちは強くなれる。笑顔を取り戻すために
事務所の向かいの桜並木にも青葉が目立つようになってきました。4月7日に政府から緊急事態宣言が出され、わたしの住む街は対象地域には入っていないものの、窓から見える通りもいつもより人影少なく。
それと反比例するように経済活動への危機感がつのってきたのか、今週に入って急激に、これまで沈黙していた周辺の動きが活発になりました。自粛によりすぐに影響が出る業界、それから徐々に出てくる業界と順を追って。
こちらはようやくクラブの遠隔取材態勢も整い、大分トリニータ公式サイト有料コンテンツ「トリテン」で、実に2月26日以来の片野坂知宏監督のインタビューが実現。このイレギュラーな中断についてや今後の展望についてなど、濃密なお話を伺うことが出来ました。記事と動画は早速トリテンに公開されています。月額税込330円。
今後は公式以外の他のメディアさんも含めた囲み取材も活発化しそう。選手インタビューも積極的に申請を出していきたいと思います。
情報露出が少ないと熱も冷めるし興味も失われる。SNSなどを見ての肌感としてファンやサポーターの関心が低下しているのを察知していたので、出来るだけ早く取材態勢を整えてほしいと訴えてきた中で、クラブもシーズンが中断して大変な状況にあり、OKが出るまでにはだいぶ時間がかかりました。正直、かかりすぎだと思う。けどそれが現状の力なら仕方ない。ここから巻き返していかねばです。
その間、選手たちはSNSの個人アカウントでいろいろと発信してくれてました。この情勢にあってもJリーグという文化であり業界を、みんなで盛り立てようとしている。それぞれの性格に合ったやり方で、普段は見られない素の姿が垣間見えるのは、サポーターにとっても楽しかったはず。
でもそこに頼ってばかりではダメで、そういう選手たちが自分自身ではアピールできない彼らの魅力を、われわれメディアが発信していかなくてはなりません。まだ先は見えないけどいずれ試合が再開する日のために、決してアイドリングを止めてしまってはいけないのです。それはわたしたちも選手たちと同じ。
試合が開催されていたなら今月、昭和電工ドーム大分にスタジアムライブをしに来てくれるはずだった強さんが、今日はインスタグラムでライヴを開いてくださいました。
強さんがときどき小さな箱で行なっているアコースティックライブ「ツヨズカフェ」がまるっとお茶の間に!
ライヴ中には4人のゲストも登場。
豪華ゲスト陣は左から伊佐耕平選手、前田凌佑選手、岩田智輝選手(以上大分トリニータ)、そして藤本憲明選手(ヴィッセル神戸)。伊佐くんのストイックぶりに大人を感じ、凌佑くんの天才歌唱と智輝くんの天然炸裂に腹筋崩壊し、藤本くんの気遣いに唸らされ。強さんファンのみならずトリサポの方々も満喫できたのではないかと思います。『クソッタレが原動力 大分トリニータver.』も歌ってもらえたしね。いやーひさびさに爆笑したわ。
もちろんそれも強さんの魅力的な楽曲と、インスタライブ配信してくださるご厚意あってこそ。
強さんもMCで話してましたが、こういう世情になったとき、エンターテイナーたちは真っ先に活動の場を失う立場にあります。特にライブハウスや劇場に集まることが出来ない現在、その発信方法は大きく制限される。
だけど本当はこういうときだからこそ、彼らの作品やパフォーマンスがわたしたちに力をもたらしてくれるんですよね。
いまはYouTubeやインスタなどを経由してですが、強さんをはじめとするたくさんのアーティストさんたちの力に、是非とも五感をひらいてみてください。閉じこもるしかない日々の中でも生きる気力が湧いてきて、いまここで自分がやれることに意識が向かうような気がします。
そしてライブハウスやホールやスタジアムやグラウンド、いろんなところでまたのびのびと力を発揮できるようになるまで、頑張っていきましょう。わたしも頑張ります。