エモーショナル伊根
伊根の舟屋は昔は茅葺だったそうです。今は瓦葺になりましたが、壁は木の舟屋が多く、エイジングされて味が出てます。
舟屋の2階は若い衆が寝泊まりしていたとか。
舟屋から海を見ると透明度があって、とても綺麗です。上から魚が泳いでいるのが見えます。
海に丸や四角の網がぶら下がってます。中を見ると魚が泳いでたりします。
舟屋の中を見学できるところがあります。季節によって干してある魚が変わります。イカやアジなど季節の魚が干してあります。今回はサワラでした。伊根湾の天然の防波堤になっている青島が見えます。
舟屋の天井には、裸電球が良く似合います。
舟屋の壁には漁具類が所狭しに並んでます。
伊根を歩いていると、勝手口に厚手のゴム手袋が干してあります。これを見ると漁師町だなぁって思います。
舟屋の入り口にはこんな感じだったり・・・
もう、何十年も前から変わってないんだろうなぁと思う入り口があります。見ていると楽しい。
玄関口の電球がいい具合に錆びていて味がありすぎです。
柄が入ったガラス戸がイイですね。昔はこんなのが当たり前だったのに。最近の扉は素気ないですね。
こちらの舟屋の引き戸もいいです。昭和レトロ感がたまりません。
少し西に傾いた日差しが、母屋のガラス戸に反射して道路に光を落としてます。
道を挟んで海側（右側）に舟屋、山側（左側）に母屋が並んでます。風情のある街並みです。
道が狭くて車で走るのは気を使いますが、この道幅が写真に撮ると絶妙にいいんですよ。
伊根の街を歩いていると土蔵が多くあります。小さな漁師町ですが繁栄していたことが分かります。最近は漁師町から観光名所のイメージが強くなりました。
いろんな土蔵があります。舟屋もいいですが、土蔵めぐりも面白いものです。
この倉は、外は焼き板が貼られています。窓も渋いです。
そして、入り口の扉なんて本当にイイ雰囲気です。
舟屋と舟屋の間から見える海が綺麗です。
舟屋の壁板の感じが大好きです。
伊根に行くと必ず立ち寄るところが向井酒造です。
京の春や伊根満開が全国的に知れ渡ってます。いつもどおり、京の春のにごり酒を購入しました。ラベルが舟屋に変わっていたので、店の人に聞いてみると、東京の方のバイヤーからのリスエストで作ったとのこと。関東では奈良や和歌山のお酒を出すところが多くなりましたが、次は京都府北部の酒が流行しそうですね。
向井酒造の入り口のタヌキさんがかわいらしい(^^)
日本で一番海に近い酒蔵です。酒蔵の建物の後ろは海ですから本当に近い。井戸水に塩分が入らないのが不思議です。そういえば、天橋立にある井戸も両サイド海ですが真水なので特殊な何かがあるのでしょうか。
山側から見る酒蔵は壁板がエイジングされてイイ風合いが出てます。
ちょっとした日用品を置いてある店。子供の頃はこんな店が沢山ありましたが久々に見ました。
町は渋くて美しい海がある伊根は何度行っても飽きません。最近は特に欧米の観光客が増えました。これまで穴場だったのに世界的に有名になったようです。いいなと思ったら応援しよう！
