「伏線回収」9月9日の日記

 前回のあらすじ

 昨日の日記の最後でこんな風に明日の予定を書いていた。

 次回予告
 ついに髪を切ることに決めた瀧田。しかし、行く手には恐るべき罠が!?
 次回、「9月9日の日記」。明日も見てくれよな!

 果たして今日、散髪に行く決心をして髪結い処へ向かった。定休日は木曜だったから安心して向かったのにお店が閉まっていた。店の前に貼ってあるカレンダーによると9月は水木を休みにしていた。なんだよー。

 そんでがっかりしながらコンビニでカレー弁当を買った。チキンカレーで大きな肉が入っているのがおいしそうで買ったら気づかなかったけれど辛いカレーだった。罠? 昨日のあらすじで読者をひきつけるためだけに書いた恐るべき罠が本当に発動してしまった。伏線回収だ。


 近所のセブンイレブンで売り場変更をしていてお菓子の棚が増えて二列になっていた。従来のチョコ系のお菓子が置いてあったところにスナック系が来ていて、今日は仕入れてないのかなーとがっかりしたところに後ろの棚にばーんとチョコ系のお菓子が並んでいる。嬉しい光景だったね。
 これまであまり入ってこなかった和菓子系のお菓子が増えた棚に置かれていた。お菓子が増えたということはなにかが減らされたということだ。もともとあった文房具類のコーナーは別のところに移されていた。店に入ってすぐのあまり見ない棚にあった何かが減らされたようで、おそらく化粧品やパンツや靴下なんかが減らされている。

 売り場変更は店長さんが一人でやっているみたいだった。ぼくが買いに行ったときに売り場に出てなにやらごそごそしていた。コンビニは24時間営業だから什器を動かさない簡単な売り場変更なら客を入れながらやるしかないのだ。まだ売り場変更は完成していないようでインスタント食品の棚(カップ麺とかじゃなくおかゆとかの備蓄品みたいなインスタント食品)が空っぽになっていた。あそこにはなにが入るんだろう。何が増えるのかわくわくしながら待っていられる時間は貴重だ。コンビニの変化なんてめったにないことだから。



 少し前に宇宙兄弟がkindleで3巻まで無料になっていたから8巻まで買って読んだ。それも読み終わったらまた5巻買い足して13巻まで読んだ。

 宇宙兄弟、実家にいたころに兄が持っていたから借りて読んでいてアニメも全話観ていた。映画も見に行った。京都イオンモールで宇宙兄弟展がやっていたときにはそれも見に行った。大好きな作品だったのになんとなく追わなくなっていて気づけばコミックスは膨大な量に膨れ上がっていた。弟に先を行かれたムッタのようにぼくも少しずつ追っていき、いずれは連載すらも追い越せるように頑張っていこう。

 一度に既刊コミックを全巻買うとそれこそ天文学的な額になり破産するので毎月5巻ずつ買っていこうと思う。
 今月はもう買ってしまったので続きは10月に入ってからだ。楽しみが増えたね。



 次回予告

 県外移動を控える瀧田のもとにある知らせが届く。町田市民文学館である展示が行われているというのだ。見に行きたいと願う瀧田だったが東京は地獄の番犬ケロべロスが大量発生している地域。コペルニクス的発想の転換で町田を神奈川扱いすることによって県外移動の呪縛は解けるのであったが、町田市民文学館の休館日を調べると第二木曜は休館日となっていた。瀧田が行こうとする場所はどこも閉まっている呪いがかかっていたのだ。
 どうする瀧田! 瀧田はこの呪いを解くことができるのか! そして明日はなにをして過ごすのか! 気になる次回、「9月10日の日記」! 君は生き延びることができるか。

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