8月3日の日記

 毎日更新してえらい! 日記です!


 今日はゆっくりと過ごした。夏休みにはこんな一日があってもいい。
 「ぼくのなつやすみ」ってゲームは毎晩絵日記を描いて一日が終わるんだけど、特にイベントがなかった日は「きょうはなにもないすばらしい一日だった」と書かれて終わる。
 ぼくの夏休みもそんなものだ。なにもないけどすばらしい一日。噛みしめていこうぜ。


 

 「SUNNY 強い気持ち、強い愛」をプライムビデオで観た。
 病室で高校時代の友人に出会った主人公。友人は余命が残り一か月で、最後に高校時代の仲間たちに会いたいと主人公に頼む。
 コギャルパートと現代パートが交互に流れていく構成になっている。コギャルパートの話が思ったよりも面白くて楽しい映画だった。
 この映画は既に失われた景色を追い求めているんですよね。病気で余命がわずかだから未来に向かう力がなく、目線が過去に向けられている。未来がある人のノスタルジアとは違う諦めが前面にあるのがこの映画の切なさであり美しさだ。
 90年代の音楽が劇中で流れるのもいい。音楽には過去の記憶を呼び戻す作用がある。村上春樹の『ノルウェイの森』の冒頭でノルウェイの森を聴いて大学時代を思い出すように、この映画は主人公が安室奈美恵を聴いて過去に戻っていく。大人になったコギャルたちの過去との向き合い方もぜひ注目してみてほしいポイントだ。


 ポケモンがcluster上で遊園地を開くというのであいぽん(iPhoneを意味する)でclusterを導入した。
 clusterはVR空間を歩き回れるアプリだ。画面上に出てくるスティックを操作するゲームのような感覚でVR空間を歩き回る。VRゴーグルでやったら没入感があるんだろうけどスマホ上ではVR空間の風も手触りも伝わってこない。列車に乗るサーバーがあって、駅のホームから列車に乗り込むだけの世界があった。海の上のような場所を列車が走っていて、ぼくはただ車窓を眺めるだけの世界。きれいだった。

画像1

画像2

こんな少女趣味的な世界に遊びに行けるのが現代なんだ。もっと没入感をあげて仮想現実に逃げ込ませてくれ。



 有料の部分はなにもありません。

ここから先は

0字
週に2回ほどの更新を目指しています。過去の作品はそのまま無料公開で新作はこちらで公開していきます。

アトリエ瀧田

¥300 / 月

小説の連載、エッセイ、日記、など様々な文章を公開していきます。

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?