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推しの声優アーティスト結婚

7月7日。
この日はいつも以上に仕事に忙殺されていて、
上司からあれだこれだと指示があるし、
他部署からの問い合わせがいろいろあり、
私のフラストレーションはMAX。

こんな状態で今日一日また終わるのかー、と
非常に鬱屈な気分。
いつものように近くの行きつけの弁当屋で
幕内弁当を買い、職場でお昼。

そして、いつものように
Yahoo!ニュースに目をやる。

するとTOPニュースの芸能欄に
自分のよく知ってる、推しの名前が。

「水樹奈々、音楽関係者と入籍。」

職場にいたにもかかわらず、声が出た。
「えっ?」
何かのフェイクニュースだよね?これ。
一瞬疑った。
スマホでTwitterに目をやると、水樹奈々公式サイトのブログでも更新されている。

吃驚した。

あの水樹奈々のことだから、7月7日 は毎年何かしら、我々を驚かせるだろう事は長く推している自分からすれば、想像はしていた。

例えば新MV配信、第2弾自撮りなどなど。それがまさかまさかの入籍とは。

と驚き同時に、嬉しさが込み上げてきた。

推しが入籍する。結婚する。
過去にそういう声優アーティストを見てきたことは何度もあるけど、同世代のアーティストが幸せになる事はやはり我ごとのように嬉しいのである。自分が入籍した7年前を思い出した。

午前業務の鬱屈とした気分も全てどこかへと
吹き飛んでしまった。

仕事を終え、家路に急ぐ。
彼女の最新アルバム、
CANNONBALL RUNNINGを改めて聴いてみた。

昨年12月にリリースされてから、幾度となくヘビロテを重ねてきたアルバム。

今年2020年、彼女がアーティストデビュー20年で、開催される予定だったLIVE RUNNER2020で主に披露するのではなかったろうか、とファンなら誰もが推測している、アルバムである。

この中で、7月7日のこの出来事とあからさまに
リンクしている曲があった。

「マーガレット」である。

家路に急ぐ中、聴いてみた。

涙腺崩壊してしまった。
ワンフレーズワンフレーズ噛みしめて聴いていたのだが、込み上げるものがあって、溢れてくる。

電車内で聴いていたんだけど、
第三者からすれば、とてつもなく気持ち悪く見えたに違いない。

あぁ、そうか。あの真面目でがむしゃらに走り続けて、たくさんのファンたちを支え続けてきた、水樹奈々という女性にも、この人になら
一生ついていっても良い、添い遂げても良い、
そう思えるような、男性に巡り逢えたんだなぁ、と思うと感慨もひとしおである。

妻が夜勤だったので、帰宅して
夕飯を食べながら、先日購入したLIVE EXPRESS2019 を見ながら、物凄く久しぶりに、
実家の母親と水樹奈々結婚に関して、LINEトークを楽しんだ。

嬉しすぎて、とにかく誰かと情報を共有したかったのだ。
その時に出てきた話題が入籍した相手の人である。音楽関係者というのは報道で聞いていた。
しかし、そのほかの情報は不明である。

水樹奈々ほどの女性のハートを射抜く、振り向かせる男性がどんな人か、気にはなる。

だけど、母親のこの言葉でもう充分だった。

上記ツイートにもある通り紹介したのは、「CANNONBALL RUNNING」収録、水樹奈々作詞の「マーガレット」の一部である。それを受け、母親は相手のことをこう言った。

「素敵な人やと思うで。こんな詩を書かせるんやから。」

自分の中の感情が弾けた気がした。

やはり自分より長く生きてきた人の一言は重みが違う。敵わない、と思った。

わっと感情がわき、ひとりで部屋にいたので、 涙が止まらなくなった。

会社にいたときは、張りつめていた仕事の緊張の糸みたいなものがあったので、それが切れてしまった感覚。

おかげでこの日はほとんど眠れなかった。

それでも翌日は素直に夜勤明けの妻とお互い眠いにもかかわらず、推しの祝い事で、最寄りのケーキショップで買ってきた、ショートケーキに舌鼓を打った。

もともと本人不在のお祝いはあまりやらない性格の自分だけど、今回は素直に祝えた。

にもかかわらずだ。

3日目になると、別の感情が押し寄せてきた。寂寥である。

歓喜な気持ちでいっぱいだったはずなのに。

本当に人間の感情というのは、厄介なものである。

だけど、それも3日目だけのことだった。

たぶん、あまりにも突然の出来事で、自分の感情に整理がつかなかったようである。

そして、先日の水樹奈々看板のラジオ番組である、水樹奈々スマイルギャング、並びに水樹奈々Mの世界で入籍後の本人の肉声で、報告を聞くことができた。

この報告にも妙に安心してしまったようである。

両番組とも、報告はあっさりとしており、あとはいつも通りの平常運転。

水樹奈々当人のブログ内容も、本当に結婚したの?というくらいの平常運転。

私が水樹奈々に惹かれた理由がなんとなくわかったような気がした。

それがなんなのか、具体的にここではうまく言葉にできないけど。

長くなりそうなので、ここで区切りをつけようかな。良い機会なので、自分と水樹奈々を知ったきっかけみたいなのも書いてみようかな、と思ったりもしている。

最後に。

水樹奈々さん、本当にご結婚おめでとうございます。これからの更なるご活躍に期待しております。

パートナーとの新たなる人生、幸あるものにならんことを心からお祈りしております。


おしまい。







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