1月4日が絶望だったあのころ
タイトルは会社員だったころの話だ。
今年みたいな土日曜の配置だと絶望は6日まで先送りされる。
しかし、次の土日まで平日が5日間続くわけで、休み明けにそれはしんどい。弱った装甲が持たない。
いずれにしても年末年始の休暇明けはしんどい。
やる気が燃え尽きてしまった会社員末期時代の私は、休暇に入る前からそれを見越して、休暇明けにいかにサボるかを計画していた。
私は悪くない。会社は際限なく搾取しようとするから、適当にサボらないと死んでしまうのだ。
比喩じゃない。知人Aは職場のデスクに突っ伏して死んだ。
働きすぎは簡単に死ぬ。
毎朝の出勤前に職場の清掃を強要し、17時から勉強会を強要し、そのためのテキストは自腹を強要し、18時から90分ぐらいの緊急会議を入れ、役員が「会社は大変なんだからみんな10時(22時のこと)ぐらいまで働かなくっちゃ」とうそぶく会社だから、休み明けにいかにサボるかを計画しておかなければならなかった。
そんなことばかり考えてる自分が嫌になって辞めて、もうすぐ10年だ。
今は、正月の休み明けは「もう終わりか」という残念感はあるけど、絶望は無い。サボろうとも思わない。
「頑張って稼ぐぜ」ぐらいにやる気が燃えている。
燃え尽きたと思ったやる気が、再び燃えている。