キーボードの苦く切ない思い出
ぼくはパソコンのキーボードが好きでして、IBMのビンテージなやつとか、Space Saverとか大好きです。
昔、ThinkPad600Xを使ってたことがあって、あのキーボードは素晴らしかったですね。そういえばこの600X、トートバッグみたいなのに放り込んで自転車のカゴに積んで走ってて、下り坂でまあまあなスピードが出てるときに道がうねってて、自転車がガンッと跳ねた勢いで飛び出して裸のままアスファルトに叩きつけられて終わったなと思ったんですけど、普通に動いて驚きました。筐体が歪んでCDトレーが出なかったので、手でひねって直して。昔のThinkPadスゴかったな。
脱線しました。キーボードでした。
自作キーボードのイベントに行ったことがあります。作家さんが作った、目もくらむようなカッコいい自キが並べてあって、いいなあオレも作ってみようとキットを買って帰って、ハンダゴテとかそろえて作りました。
組み上げて、なんとか動く代物ができあがりました。そのキーボード、親指シフトのファームウェアがあったので、QMKでああしてこうして、なんとかそれを設定しました。
自分で組んだキーボードで親指シフトができる!
それは夢のような体験でしたが、ぼくの限界でもありました。
キーボードは打つうちに入力できないキーがいくつか出てきました。たぶん、ぼくのはんだ付けのスキルが低いのです。
親指シフトも、ローマ字入力よりも速いレベルまで鍛えましたが、なんだか違和感があって、これはファームウェアいじったりして煮詰めればいいのでしょうか、何が悪いのかさえさっぱりわからないのでした。
ハードにせよ、ソフトにせよ、欲しいものが無いなら無いで自分で作ってしまえる人はいいですよねえ。
ぼくにはキーボードを設計したり、はんだ付けして組み立てたり、ファームウェア作ったりするスキルがないので、せめてメルカリで上手い人が組んだ自キを購入したり、アプリでやれる範囲で最善の入力環境を構築したり、そんなところです。
まあ、グチってても仕方ないんで、やっていくしかないですね。
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