ブレイリオのコードバンシステム手帳。憧れだったオールドスタイルのバインダーが不思議な縁で手元にやってきた。
システム手帳をブレイリオの15mmにしました。
この手帳についてはまだ詳しく触れてなかったので、今日はそれを書きます。
色は黒に近い紺色。
ぼくが30代前後のころ、ブレイリオといえば切り返しのカギ型が目印でした。
そのころはおかねが無かったので、コードバンのバインダーなんて買えず、文具店でなで回すだけで。
開くと、ベージュの淡い色のレザー。表と内のコントラストがカッコいい。いつかこのバインダー欲しいなあ、とあのころは思ってました。
細かなパーツの精度が高く、縫製も丁寧です。
リング径15mmだと、リング内に最低限の余裕があり、リフィルに負荷がかかりにくい。
システム手帳、リングが20mmぐらいになると辞書みたいな感じになってきて、それは良くも悪くもあるんですが、15mmだとちょっと厚い新書ぐらいの感覚で軽快です。20mmとは全然別の手帳ですね。
リフィルは同じなのに、そこがシステム手帳のおもしろいところです。
ポケットの形までカッコいい。
この光沢と肌触り、いつまでもなでていられる。
コバは樹脂を盛っているタイプなのでそのうち割れるかもと思いつつ、まだ割れてません。
ぼくがこのバインダーで最高に気に入っているのがこの横幅です。
これはもう完全に個人の好みですが、バインダーのサイズはできるだけリフィルに近いほうがカッコいい。
このブレイリオ15mm、横幅がギリギリまで攻めてて、どの角度でもリフィル断面が見えて、それだけでもう酒の肴になりますね。
このバインダー、ブログ読者さんからのプレゼントなのです。
冒頭にも書いたように、若いころに憧れていたバインダーなので、いざ経済的に余裕ができたので入手しようとしたら、ブレイリオはもうこういうの作ってなくて。
メルカリにはたまに出てくるんですけど、コードバンを綺麗にエイジングさせるのは難しいのか、いいコンディションの出物は見つからないのでした。
このnoteはもともとWordPressで運営してたのですが、ある日読者氏から
みたいなメールが届いて、そのバインダーがなんと私の憧れだったブレイリオのオールドなコードバンのやつだったんですね。
ブレイリオへの憧れの件はどこにも書いてなかったのに、巡り巡ってぼくのところにやってくるなんて不思議な縁だな、某読者さんありがとうございます、と手を合わせてこのブレイリオを拝み、磨く日々だったのですが。
いつまでも飾り物にしてはもったいない、使ってやってこその道具じゃないか、いいんだよ傷ついても汚れても、と決意して使い始めたのです。