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YOSHINAのシステム手帳を入手した
Makuakeにて。
2024年10月。システム手帳スタイルでこのバインダーのことを知った。
「僕が考えた最強のバインダー」に近くね? ということでプロジェクトに即座に応募し、先ほど受け取ったところ。
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システム手帳のバインダーは、リング金具を外と内の革で挟むから厚ぼったくなる。
開閉のため内側の革の幅を狭くするのだが、それを無理矢理に縫製するから開きにくくなる。
さらには、内側にポケットを付けるからさらに厚ぼったく、重く、書きにくくなっていく。
この問題は、システム手帳の始祖であるファイロファクスから連綿として続いている。
しなやかな1枚革に、リング金具をええ感じにスマートに取りつけたミニマルなバインダーはなぜ存在しないのか。
と思ってるときに発見したのがノックスのルッソだった。
厳密にいえば1枚革ではなく、リング金具周辺だけ表と裏の革で挟んでいる構造だけど、うまい具合に1枚革に見せていて、革装丁の洋書のようなたたずまいだ。
金具を隠さず、あえて見せるのがプロッターだ。
「こういうのでいいんだよ」と言いたいが、惜しいところもある。
金具が手に痛い。机にコツコツ当たる。カバンに入れれば周囲を傷つける。
リング11mmというのは小さすぎで、16mmも欲しい。
内装が革裏そのままというのはちょっと荒々しいから、ノックスが得意とするピッグスキンでいい感じにあしらえないか。
みたいな。
YOSHINAのバインダーは、僕がプロッターに感じていたネガな部分を全てクリアしてきた。
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リングは16mm。金具を外に出して、革は薄く、開きをよくした。
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金具は革で覆っているので手に痛くないし、安心してカバンに放り込める。
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内装は国産ピッグスキン。
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色はレザーアイテムとしては珍しいブルーを選んだ。
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光の具合でグレーっぽくも見える。
革は姫路産タンニン鞣し牛革。新品時は霞(かすみ)のような表情だが、使うにつれて艶を帯びる、という。