JRAアニバーサリーに向けて、その2「狙い目の馬を見つけた場合の馬券の組み立て方」について
昨日に引き続きJRAアニバーサリーへ向けての思考の整理。
今日は「狙い目の馬を見つけた場合の馬券の組み立て方」について整理してみる。
狙い目の馬を見つけたとして、いちばん当たる確度の高い馬券は複勝だ。
しかし、昨日のおさらいになるが、悔いのない馬券購入のために狙うべきは、ハイリスクハイリターンである。
その点を加味すると、どう考えてもローリターンな配当になる複勝は買うべき馬券にはならない。
ハイリターンの基準を問われると難しいが、最低でも賭け金の10倍、あわよくば100倍まで狙っていきたいだろう。
とはいえ、確度の低い馬券を買い続けるというのも、ハズレたときの後悔は無いかもしれないが、回収率を目にしたときのテンションの下がり具合がハンパないことになってしまうというのは、何度も経験済みだ。
ということで、馬券を組み立てる際の基本方針としては、オッズ低めで比較的当たる確度の高い逃げ道を作りつつ、あわよくば10倍、100倍の配当を当てにいくという戦略が妥当という結論になってくる。
そう考えたとき、いちばん見つけて嬉しいのは、単勝10倍レベル以上の馬たちだ。
勝つ可能性が高いと思うのであれば、単勝1点勝負という確度の高い馬券で10倍のリターンを得ることが出来る。
1着まではどうかと思うにしろ、単勝を少し押さえるだけで、良い感じの逃げ道を作りつつ、3連複など別の券種で10倍、100倍の配当を狙うという戦略が生まれてくる。
ただし、注意しないとダメなのは単勝10倍レベル以上の狙い目の馬を複数頭見つけてしまった場合。
この場合、この複数頭の組合せで、、、なんてことを考えると痛い目を見る。
何故なら、人気馬が概ね馬券に絡む勝負の世界において、馬券に絡む人気薄を複数頭も見出せるほど自分の頭は賢く出来ていないからだ。
こういう気になる人気薄が複数頭もいるという状態は、たいていの場合どの馬にも決定的なポイントが見いだせず、取捨選択を決めかねているという場合だったりもする。
そういう時には、さらに検討を重ねてその中から1頭を見出すか、まったく別の切り口での馬券購入へ切り替えるべきだろう。
逆に単勝オッズ1ケタ台の狙い馬に落ち着いた場合だが、このときには別の狙い馬を探しにいくべきだ。
10倍レベル以上の狙い馬を複数頭見つけた場合と異なり、1ケタ台の狙い馬にはオッズに反映された世間のお墨付きがあるので、賢くない自分でも馬券内に来る2頭を選べる、という思考の元に馬券を組み立てていくべきだ。
結果、見つけたもう1頭も人気馬になったのであれば、点数を絞ることでハイリターンを狙えば良い。
見つけたもう1頭が人気薄なのであれば、軸2頭からの逃げ道馬券を押さえつつ、ハイリターンを狙える馬券を狙いにいくという考え方になってくる。
このパターンで注意すべきは、無理やりに別の狙い馬を見出そうとしないことだ。
ハイリターンを目指すといっても、良い馬を見出せないまま中途半端な思考で選んだ馬券から成果を得られることはまずない。
別の狙い馬が見いだせないのであれば、目標とするハイリターンに達しないにしろ、大人しく確度の高い狙い馬の単勝1点勝負などに留めておくべきだ。
今日のところは、そんな感じで。
明日は「人気を集めている馬が危ないと感じたらどうすべきか」について整理していく予定。