見出し画像

【年収2倍、残業なし…華麗なるデジマ転職⑫】UI/UXコンサル(年収450万円→600万円)

転職の場合、重視されるのは本人のスキルであり、学歴が採用の判断に占めるウェイトは新卒時に比べ大きくありません。

ここでご紹介するIさんは、その好例でしょう。

Iさんは、いわゆる中堅私立大学の卒業生です。

新卒時、大手企業は建前では「学歴不問」と言いながらも、実際の採用現場ではどうしても、学歴で判断せざるを得ない部分もあるため、Iさんの学歴では大手企業への就職は難しい状況でした。

そこで、デジマ業界で働くことを希望していたIさんは、ECコンサルを手掛ける広告代理店に就職しました。

その会社は規模こそ大手には及ばないものの、クライアントには大手百貨店や有名企業が名を連ね、また自社開発サービスも展開するなど、さまざまな事業に意欲的に取り組んでいます。

Iさんはその会社で、某百貨店のECサイトに関してUI/UXのコンサルティングに携わることになりました。

ECサイトのUI/UXは、まさに顧客満足の成否を決定する重要な要素です。

適切な設計をしていればユーザーは積極的に商品やサービスを購入しますが、少しでも使用感に違和感があればすぐに離脱してしまいます。

Iさんは、仕事内容も会社の雰囲気も水に合っていたのでしよう。
入社した初年度から実績を上げ始め、ついには、コンサルを担当するサイトの売り上げを3倍超にまで伸ばしました。

このように、仕事では大きな成果をあげていたIさんですが、ひそかに不満と不安を感じていたそうです。

「主に不満だったのは、給与面ですね。仕事の成果を考えたら、もう少し高い給料でもいいんじゃないかなと感じていました。
不安だったことは、社内のメンバーが全員若いので、ロールモデルかいなかったことです。今後どのようなキャリアパスを描いていけるのか、あるいは描いていくべきなのか、先のことを考えると、このままでいいのかなと思い始めました」

UI/UXコンサルのスキルを武器に転職に成功

そこで、Iさんはキャリアアップを目指し、新卒時には入社できなかった大手企業に狙いを定め、転職活動を始めました。

Iさんの強みは、なんといっても卓越したUI/UXのコンサルのスキルです。次々に新たなマーケティング手法が登場する状況にあって、快適な顧客体験を提供するためには、Iさんの持つスキルは不可欠と言えます。

この点を強力にプッシュした結果、UI/UXのコンサルを急募していた世界最大手のコンサルティングファームからオファーがあり、Iさんは見事内定を勝ち取りました。

しかもその会社は、新卒時には書類で採用を見送りになった会社だったのです。

Iさんの事例は、どのような環境でも一生懸命に頑張ればいつかは報われることの証明だと思います。

ちなみにIさんは、さらなるステップアップを目指し、守備領域を広げながら現在もスキルに磨きをかけているとのことです。