これからの時代にマストとなるデジマスキルとは?【②統合マーケティング職編)
転職に成功する人に共通しているのが、転職先で求められるスキルを持っていたということです。
逆に言えば、企業に求められるスキルがなければ希望する転職は難しいということになります。
この記事では複数回にわたり、これからデジマ業界で求められるスキルをご紹介します。
今回ご紹介するのは「統合マーケティング職」です。
#職種の内容
統合マーケティング職は、デジタルマーケティングのみならず、オフラインを含めたマーケティング全体を理解し、その理解に基づいて施策の企画・立案、実行に移せるスキルを備えたポジションです。
広告代理店は広告やクリエイティブが強く、コンサルティング会社はデジタルデータを活用したマーケティング活動が得意だったりと、かつては得意領域が分かれていましたが、統合マーケティング職はそのような垣根を越え、オフラインを含めたマーケティング全体を統合してプランニングを進めます。
消費者行動やテクノロジーの進化により、企業のマーケティング活動は複雑化しています。
そのため全体から課題を見つけ出し、解決までの道のりを示し、スピーディなマーケティング課題についてPDCAを回せるスペシャリストが求められているのです。
#必要性・将来性
デジタルマーケティングの進化に伴い、広告やマーケティング活動は複雑なものとなりました。
そのため従来のスキルだけでは対処しきれず、オフライン(TV、雑誌、新聞、ラジオ、店舗など) を含めた統合マーケティング職が必要とされています。
これまでのネット広告やメルマガ運用だけでなく、オフラインの施策やCRM、コールセンターなど、消費者のCXの課題を解決していくために、戦略を策定し、実行までを描ける人材が求められています。
#スキルの獲得法
統合マーケティング職に必要なスキルを獲得するためには、広告、CRM、データ分析、Webディレクターなどの専門分野で経験を積むことが重要です。
全体の課題解決において自分はどの部分を担っているかを理解し、近視眼的な仕事ではなく、俯瞰的な目を持ちながら取り組むことが求められます。
異なる領域のスキルを身につけることで、広告代理店やコンサルティング会社などの統合マーケティング職にステップアップすることが可能です。
#想定先転職企業
統合マーケティング職は、広告代理店、コンサルティング会社、 サービス企業のプロダクトマネジメントポジション、スタートアップ企業のデジタルマーケティングポジション、大手事業会社のデジタルマーケティング職などで活躍することができます。
#想定年収
大手コンサルティングファームの統合マーケティング職の場合、30歳で1200万円程度の年収が期待できます。
#キャリアステップ
未経験の状態からいきなり統合マーケティング職にステップアップするのは難しいですが、必要なスキルを身につけるためには、広告、CRM、データ分析、Webディレクターなどの関連分野で深い経験を積みながら、同時に全体の課題解決にも興味関心を持つことが重要です。