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【年収2倍、残業なし…華麗なるデジマ転職⑦】年収1200万円広告運用マネージャー「残業100時間からゼロに」

私が一番大切にしているのが、ウェルビーイングを実現する働き方です。

いくら年収があったとしても、体を壊してしまったり、忙しすぎて家族や友人と過ごす時間がなくなったり、好きな趣味の時間が取れなかったりしたら、人生の幸福度は大きく低下してしまうのではないでしょうか。

私たちが仕事をするのは、幸福な日々を送るためです。
年収だけを目的にした仕事は長続きしません。

そしてウェルビーングを阻害する代表的なものが「残業」です。

仕事をしている以上、やむを得ない残業は発生するでしょうが、限度を超えていると感じた場合には、たとえ年収がダウンしたとしても別の仕事を探すべきだと私は思います。

「年収よりも自分の生活を大事にしよう」と決め、ウェルビーングを実現

2000年代前半から15年間、大手のネット専業広告代理店でネット広告一筋で仕事をしてきた、Dさんという方がいました。

インターネット広告に関する業務全般に携わってきており、まさに日本のインターネット広告の成長とともにキャリアを築いてきたような方です。

そんなDさんが一つの節目と考えていた年収1000万円を超えたのは40歳のとき。
運用チームの責任者となり、年収1200万円を達成したのです。

しかし、当時のインターネット広告業界は急成長を遂げていただけに、現場は多忙を極める状態。

Dさんもご多分にもれず、長時間労働の日々でした。

チームの責任者とは言え、マネジメントだけでなくお得意様への対応などもしなければならず、残業が100時間を超えるのは当たり前の状態でした。

週末は体調不良で起きることができず、家族と出かけることができないこともしばしば。
やがて、家族はDさん抜きで出かけるようになってしまったそうです。

そのような日々が続き、Dさんはついに「年収よりも自分の生活を大事にしよう」と決意。

年収が下がってもいいので、リモートワークができて残業も少ない会社を紹介してほしいと私を訪ねてきたのです。

そこで私が勧めたのが、同様の職種で、かつ必要以上に数字に厳しくない中堅の会社でした。
このような会社では、社員の定着を図るため労働環境が整備されていることがあります。

さらにCRM領域での独自の競争力もあり、当面は労働環境が大きく変わることはないと考えたのです。

ほどなくして、Dさんはその会社に転職。

年収は800万円に下がりましたが、残業はほぼゼロに。
ずっと続いていた体調不良もなくなり、リモートワークなので平日も家族との時間を作れ、家族からの信頼も取り戻したのです。