⭐️WIMednesday Interview⭐️ #21 : Reiko Sogo
このシリーズも２１回目を迎えました！
今回は日本の音楽関連企業で勤務されている十河玲子さんのインタビューです。
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十河玲子（そごうれいこ）
株式会社ギザで4年間勤務。2009年に株式会社フェイスに入社。数多くの国際的な音楽ビジネスに携わる。現在6歳の1児の母。
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1. あなたにとっての成功とはどういう意味ですか？
成功の意味は「人それぞれ」だと思いますが、更にいうと私の場合「その時々」であると言えます。女性は人生のイベントが予定通りにはいかないことが多く、男性よりも先が読みにくいのではないでしょうか。そのため、若い頃に思った成功の形にしがみつくことはできない反面、その時々を柔軟に対応し、自分が良いと思った方向に進めている状態がすでに成功していると言えるのではないかと思っています。
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2. あなたと同じように音楽業界で働きたいと考えている女性に対してどんなアドバイスがありますか？３つ教えてください。
1つ目は、音楽業界といっても仕事の内容は千差万別です。ですが概ね言えることは、この業界は朝方ではなく夜方のビジネスです。結婚や子育てなどを考えている方は、それを念頭に入れ、仕事を続けたいのであれば周りの環境を整えることができるよう準備をしておくことをお勧めします。
2つ目は、時代を作るのは音楽業界側ではなくリスナーです。古い体制や成功体験にとらわれず、リスナー側から生まれる文化を常に敏感に感じ、対応することが大切だと思っています。
3つ目は、男性が多い業界ですのでどうしても男性主導の考え方で物事が進むことが多いです。それ自体が悪いとか良いということではなく、自分にしかもっていない視点があると思えば性別に関係なくどんどん提案していって頂きたいです。
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3. 仕事やプライベートでのどのような経験が今の成功に結びついていると思いますか？
私は元々地方で、全く違う業界で仕事をしていた経験があります。人間が生きていく上で必要不可欠ではないエンターテイメントの世界で、現在は東京で仕事をさせていただき、活動できていることがどんなに恵まれていてラッキーなことか、いつもそう考えて仕事をしています。ですので、自分個人の成功というよりもこの業界自体がどうしたらいつまでも人々に必要と思ってもらえるかを考えるようにしています。
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4. あなたが経験した中でも大変だった事を教えてください。
1年ほど前に私が勤めている会社が銀座で経営を始めた「PLUSTOKYO」（https://plustyo.com/）というミュージックラウンジもそうですが、今まで日本になかった文化やサービスを周知させ定着させるのは非常に根気がいることです。過去にはうまくいかず終わってしまった事例もありましたが、時代とのニーズが合えば必ずチャンスはあると思い、いろんなことにチャレンジしてきました。
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5. その経験で得た一番の学びは何ですか？
理想のサービスに近づくには何度も課題に遭遇しますが、自分が提案した解決策が採用された時には非常にうれしく、課題の大小にかかわらずそれらを克服することが、その先のチャンスに繋がっていくことでもあると思っています。
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6. あなたが今住んでいる地域で音楽に携わる女性達が直面している一番の課題は何だと思いますか？
地方出身の立場から申しますと日本の中でも東京は比較的男女の差があまりないと思っています。ただ、いまだにアーティストがデビューするにはプロデューサーから好かれないといけないと無理をしてしまっている人もいると聞きます。しかしこれからは個人でどんどん発信していける時代ですので、理不尽な要求をしてくるプロデューサーなどと遭遇した際には、他にも方法がたくさんあることを知って頂きたいです。当社には「Fans’」（https://www.fansnet.jp/op）という自分で作品を発表しながら、ファンクラブのような仕組みを構築できるサービスもありますので、是非活用して頂きたいです。
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7. 誰からインスピレーションを受けますか？その理由は何ですか？
Women in Music Japan の第1回『Women in Music Lifetime Legend Award』を受賞された湯川れい子さんもそうですが、いつまでも好奇心を忘れずに音楽に対する純粋な愛情を持ち続けていらっしゃる方々にはインスピレーションを受けます。逆に、現在幼稚園児の息子は年代やジャンル、国籍、有名度合いにかかわらず、いいと思ったら素直にその音楽を好きになっていて、一生懸命聴いている姿を見ると、一旦既成概念を外して音楽を聴くことも大切だと最近は感じています。
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8. 来年の目標は？
精いっぱい仕事に向かっていけるよう、常に自己管理をして体調を万全にする。それだけです（笑）
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9. WIMJapanの活動に興味はありますか？
このような団体があると知ったのは今年10月31日、11月1日に行われたSync Summit Tokyo （https://syncsummit.com/nhagenda/）
というカンファレンスに協力させて頂いたのがきっかけです。それまで女性としての立場などを意識したことがなかったので、このような団体が必要であるということはどういうことなのかを考えるきっかけになりました。
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10. あなたの最終目標とその為の次のステップを教えてください。
最終目標は自宅に海外と中継ができるスタジオを作って、いろんな楽曲を発信できる拠点を作ることです。これは老後にゆっくりできればと思っていますので、それまでにいろんな方に出会っていろんなことを学びたいと思っています。
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