⭐️WIMednesday Interview⭐️ #2 : Aine Fujioka
Women In Music Japanが音楽業界で活躍する女性を紹介する、
⭐️ウィメンズデイ⭐️
第2回はWIM Japan コミュニケーション委員長、
Aine Fujiokaさんです!
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Aine Fujioka (藤岡愛音)
フリーランスドラマー、ヨガインストラクター。
広島出身。高校で大阪に単身移住したところから始まり、ボストン、ニューヨークを経て現在ベルリン在住。
バークリー音楽大学にて主にドラム演奏とジャズ作曲を学び卒業。在学時から、多数の有名ミュージシャンを輩出したWally’s Jazz Clubに足繁く通い、Funk Night、Blues Nightの両方でレギュラー演奏を重ねた数少ない日本人ミュージシャンの一人。
ニューヨークに拠点を移した後はブルースのレジェンドBill Sims Jr.を始めとする多数のミュージシャン達と共演を重ねる。
2015年8月よりベルリンに拠点を移し、日本とベルリンを行き来しながら演奏活動を続ける。
現在、アメリカのポップアーティスト、Iyeokaのヨーロッパ、トルコツアーメンバー。ベルリンのクラウトロックバンド、Tellavisionサポートメンバー。
ニューヨークではIntegrated Healing、レイキ、タントラなどを学び、2015年8月、ニューヨークハタラジャヨガスタジオにて全米ヨガアライアンス認定講座200時間修了。
現在は ”音楽 x ヨガ x 女性性” をテーマに、Body, Mind and Spiritual Awarenessを高めるワークショップを開催中。
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1. あなたにとっての成功とはどういう意味ですか?
心身共に健康で、自分の好きな事や得意な事を自信を持って仕事として必要な人に提供し、楽しみながらお金を稼ぐ事。
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2. あなたと同じように音楽業界で働きたいと考えている女性に対してどんなアドバイスがありますか?3つ教えてください。
・自分自身を知る。自分はどういう時にバランスを崩しやすいのか、どこが強くどこが弱いのかを理解し、心身の健康を維持する方法を知っておく。
・”周りの人がやっているから”ではなく、”自分が本当にやりたい仕事、そのやり方”を常に問い続ける。
・頭で考えるより行動する。一瞬でも考える時間を与えると、頭は色んな”やらない言い訳”を作ってくるので、その前に動き始めて言い訳出来ない様にする。
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3. 仕事やプライベートでのどのような経験が今の成功に結びついていると思いますか?
まだまだ自分の思う成功は先にありますが、今自分が自由に生きる事を自分に許可出来ているのは、今まで悩み続け、自分と向き合い、色々な勉強をしてきたからだと思います。それを漸く行動に移せるようになってきたので、今後の自分がとても楽しみです。
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4. あなたが経験した中でも大変だった事を教えてください。
「ミュージシャンならばこうあるべき」という思考に囚われ、自分自身を他の人と比べ、自分の目標を他人の目や他人の目標を意識したものに設定していた為、自分の人生が本来の道からすごく逸れてしまい、病気もしたし、心のバランスも崩しました。
ヨガや、様々なヒーリングの勉強を通して自分の根本から見つめ直し、自分の問題を認めた事で、本来の道に戻って来る事が出来ました。随分回り道をしたなと本当に呆れますが、この経験があればこそ、今やりたい事がハッキリと見えているし、軸がブレないように自分自身をコーチ出来るようにもなってきたと思います。
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5. その経験で得た一番の学びは何ですか?
全ての答えは自分が持っている。
変えられるのは自分だけ。
人生のハンドルは自分にしか握れない。
夢は行動が伴って初めて叶う。
自由の責任は自分が背負う。
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6. あなたが今住んでいる地域で音楽に携わる女性達が直面している一番の課題は何だと思いますか?
ベルリンは、ジェンダーに関わらず個人がそれぞれのやりたい事を自由に表現できるとても魅力的な都市だと思います。数少ない女性の楽器奏者も、観客にも演奏者にも歓迎されています。女性ミュージシャンを支援するグループやジャムセッションを作る動きもあり、女性同士が繋がって助け合っていこうという動きが見られているのもとてもいい傾向だと思います。
私は幸いにも(鈍感だっただけかもしれませんが)今までジェンダーの壁を感じた事がなく、あらゆる場所で演奏する機会を与えられてきました。それでも、周りに女性が少ない事で、気付かないうちに自分でプレッシャーを与えたり、ストレスを溜めていたのだな、というのは以前Wendy MelvoinとLisa Colemanのスピーチで指摘されて初めて気がついた事です。
WIMの活動を始めてから、音楽業界に限らない日本で働く女性の現状を意識して知るようにしていますが、思った以上に酷い旧態依然の現状がある事に驚いています。ジェンダー格差を無くそうと問題提起する以前に、セクシュアルハラスメントが横行していたり、音楽を提供する側としても、聴きにいく側としても女性が入っていきにくい現状があるのだなと思います。今まで表立って発言出来るような場がなく、個々で対応していかなければいかなかったことも、WIMが先陣を切って発言したり、シェアをする場を持つことで、女性同士がサポートし合い、状況が変わっていくのではないかと期待しています。
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7. 誰からインスピレーションを受けますか?その理由は何ですか?
出会う全ての人はインスピレーションに成りうると思います。その人の中に何を見るか。自分自身に映し出してどこを見習おうと思うか。周りを見る視点はフィルターをかけず、いつも真っ新な状態を保ちたいと思っています。
年齢や性別、既存の枠に捉われずに自分の仕事に愛と誇りと情熱を持って発信し続けているあらゆる世代の友人を世界中に持っている事は私の財産です。
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8. 来年の目標は?
・日本にも拠点を持ち、ミュージシャンとしての自分のキャリアを確立させる。
・地元である広島で去年から始めたquinqueというバンドを通して音楽を使った街興しをする。
・ヨガと音楽を通したワークショップBeats de Rootsを更に磨き上げて定期的に開催する。
・スクールやカフェを開き、自分の経験を周りに還元する。
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9. どうしてWomen In Music Japanに参加する事になったのですか?あなたの最終目標とその為の次のステップを教えてください。
バークリー同窓生である現Women In Music Japan支部長Sato Hinakoさんの活動を面白いなぁと思ってチェックしていたら、彼女がWIM Japanを作る為に動いている事を聞きました。全ての人の女性性を開花させて個々の人生をもっと充実させ、生きやすい社会を作りたいと思っていた自分の考えのアウトプットとして最適の場所ではないかと思い、参加しました。2月のイベントで日本で活躍されている女性の話を実際に聞いた事で、自分にはここでやれる事が沢山あると確信しました。今後の活動が楽しみです。
最終的には山の中に音楽に関連する総合施設みたいな場所を作って友達と楽しく助け合って暮らすコミュニティを作るのが夢なので、そこに向けてまずは来年の目標を実現させていきたいです。
Facebook: Drummer aine fujioka
Instagram: @fujiokaaine
Blog: https://ameblo.jp/ainefujioka/
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