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現役ミュージシャンママの悩みを紐解く連載スタート!ママWIM座談会 vol.1

ただでさえ問題山積みの育児に加え、音楽活動をしている女性たちはどのように問題を乗り越えているのか?あるいは、乗り越えられていないのか?

そんな課題をざっくばらんに紐解く連載「ママWIM 座談会」の開始にあたり、ママWIMメンバーがまずは率直な意見をぶつけ合いました。

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みやこ :音楽教室経営・ジャズピアニスト・一児の母(5歳娘)
あやか : 会社員・イベント企画運営・ジャズオルガニスト・一児の母(4歳娘)
すず : 会社員・ピアノ講師・トロンボーン奏者・一児の母(3歳息子)
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-今日の4人は「ママWIMワーマショップ」で顔をあわせたことのあるメンバーですが、改めて、ミュージシャンママとしてのお話を聞かせてください。
まず、ほかのミュージシャンママにどんなこと聞きたいですか?

あやか :
やっぱり、パートナーの理解とか協力体制とかについて聞きたいです。
夫がミュージシャンかそうでないかにもよると思うんですが、どんな体制で仕事してるのかなと。

みやこ :
夜の仕事のとき、子供の預け先はどうしているのか。
パートナーなのか、親なのか、夜間保育なのかとか聞きたいです。

すず :
実際に音楽活動しているときの夫との家事育児の配分、実家にどれくらい頼ってるかとか、ミュージシャンママ同士に頼る方法とか聞きたいです。やりくりというか…

-子供の預け先はやっぱり気になるところですよね。具体的にどんな人に話を聞きたいですか?

すず :
フリーランスのミュージシャンで、自分で情報発信している人。
作曲家さんとか家で作業する人じゃなくて、パフォーマーなどで外に出て行かざるを得ない人がどうしてるか知りたいです。

みやこ :
会社員として音楽に関わっている人は、会社の制度などが助けてくれることもあると思いますが、替えがきかない人たちはどうしてるのかなと。子供の病気問題とか。

-他の仕事のお母さんじゃなくて、音楽に関わっているからこその悩みって何かありますか?

みやこ :
他の仕事もかもだけど、旧姓と結婚したあとの姓が違うのが不便ですね。
音楽家としての活動は旧姓なので、契約書類とか面倒で…やればいいんだけど…

すず :
自分をステージやメディアに露出させるから、イメージが大事になってくることとか、オフィスワークや医者・弁護士とかの仕事と全く違う印象を持たれがちなこととか。
「遊びみたいな仕事で、自己表現したいだけで夜家を空けるなんて!」って非難されるんじゃないか?みたいな不安もあるだろうし。

あやか :
「同じ幼稚園のママ友に自分の仕事のことを言えない」っていう話を実際に知人に聞きました。

-ちなみに、周りの人にミュージシャンであるということは伝えてますか?

あやか :
会社でも言ってますね。私の場合、夜の仕事は少ないので…でも自分がミュージシャンであるという説明は難しいなと思ってます。
あと、夫がミュージシャンっていうことも説明も難しいです。
そもそも男女関わらず、ミュージシャンとかのイメージがなんかあんまり理解されないというか。

-ミュージシャンというイメージが良くないということなんですかね。
すずさんは、仕事を聞かれたらどうしてますか?

すず :
「フルタイムでサラリーマンしてます。土日とかにピアノの先生もやってます」って言ってます。でもピアノの生徒さんにバンドのことを言うことはないかな。

-それはバンドがちょっと尖りすぎてるから…(笑)
※太ももサティスファクション
http://suzumiki.com/wk/futomomo/

みやこ :
でもわたし、家族に言われました。
一時期仕事が詰まってて、家族に子どもを預けることが増えちゃったんですよ。
そうしたら、
「昼間にずらすことはできないの?」とか
「休むことはできないの?」みたいに言われたことはありました。
子どもができる前は特に仕事について何かを言われたことはなかったのですが。

個人事業なのでそのときお金が入ってこないだけじゃなくて、先々の信頼にも関わってくるので、簡単に休めないのですが、そういうこと理解してもらうのは難しいなと思いました。

あやか :
わたしも家族に、
「それは稼ぎになるの?」と言われたりしたことがあります。
「子どもを預けてまですることなの?」とか。
まあでも独身のときから「お金になってるの?」って言われたりはしていたんですけど。

-夫に音楽活動について言われたりすることはありますか?

すず :
自分のイベント企画が大赤字だったとき、夫に「もう赤字でやるのはやめて」「家庭のこと考えて」って言われました。まあ、それはそうだなと納得しているのでもう赤字のイベントはやらないです。でも夫はリハのときとか、子どもを見てくれるよいパートナーです。

-みなさんかなり葛藤がありますが、音楽やってるお母さんでよかったなと思うことはありますか?
みやこ :
子どもが演奏を見に来てくれたときに、ちょっと誇らしげなんですよね。
演奏を見に来ると、「わたしのママよ!」みたいな感じで。
そういうところを見ると、そんなに後ろめたく思うことはないのかな〜って思います。

あやか :
いま子どもの保育園(企業内保育)で音楽クラスを担当しているんですが、音楽をやっていることで子どもに関われる、ということはよかったですね。
逆に会社員やりながら音楽をやっていることで、自分が演奏だけしていたら聞いてもらえなかった人に自分の音楽を伝えることができているな、とも思います。

すず :
私の演奏を聞くと子どもが喜ぶのが嬉しいですね。子ども自身が歌ったり踊ったりすることに抵抗がないことは、子どもにとっていいのかなと思う。

-悩みはありつつも、ポジティブな面もあるということが素晴らしいですね。ありがとうございました!

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