私たちはどうやって「聴ける」ようになるのか
ここ2年くらい、「人生最後のトライ」と決めて英語の勉強をしています。
やってはやめ、やってはやめ、でも仕事で使うチャンスがあるとわかってから、「次やめたらもう人生から切り離す」を心に、ちゃんと取り組むことにしました。
といいつつ忙しくなると一気に時間が取れなくなり、ゆきつ戻りつつしながら「やめない」ことを続ける日々。
元々短期集中で成果を出すことのほうが得意な私にとっては、気合入れて頑張らないやり方でも前に進めるんだぁ、と新鮮な学びスタイルでもあります。
そんな私の目下の課題は“Listening”.
うっすら自覚はありましたが、昨日レベルチェックテストを受けて最納得。
聴けないんだよなぁ。。。
苦しいねぇ、と思う時、日本語でだって元々人の話聴けなかったんだから、訓練すればなんとかなるって、と自分を慰めています^^;
皆さんは、人の話をちゃんと「聴けて」いますか?
キャリアコンサルティングの学習を始める時、誰もが最初にぶち当たる壁が「傾聴」ではないでしょうか。
「いつものコミュニケーションと違う」
「『もっと聴いてほしい』と言われる」
「相手の言いたいことがわからない」…
「話を聴く」ってなんなんだろう?
私がこれまでやってきたことはなんだったんだろう?
キャリア面談をするのが怖い…
といった、色々な想いにとらわれてしまったりしませんでしたか。
私もそうでした(私は当時ひたすらイライラしていましたね^^;)。
振り返って、「話が聴ける」という手応えを掴むには、やっぱりたくさん聴くことに尽きるなぁと思います。
ひねりないんかーい!!!
ただ、学習の中で、『聴き方』は教えてもらっていましたよね。
・相手の言ったことを聞きとる
・相手の言いたいことを理解する
・相手の言ったこと、言いたいことを自分なりの言葉にして相手に伝える
これらに加えて、
・伝え返しの言葉を短くする
(個人的には「一言で返す」練習がオススメです)
・無駄な同調、賞賛、評価になっていないか意識する
(やったらダメではないけど意識することが大事!)
・引っかかったことは後からでも伝える
(意外と勇気がいりますね)
を活用して洗練させていくことで、相手が食い気味の「そうなんです」と返してくる頻度が高まっていく。
そんな地味な練習が傾聴の筋肉になっていきますね。
ちなみに、この技法は英語でのカウンセリングでも通用するのは実証済み☆
傾聴スキルは言葉の壁をも越えるようです!
この練習をしていくと、今度は知らず知らずのうちに「聴き方のクセ」も出来上がっていきます。
これは誰にでもあって、たとえば私の場合、なるべく聞き漏らすまいとして、相手との関係構築を意識すればするほど返しの言葉が長くなってしまいます。
とてもわかりやすいんですけど…
自分でも「わー長く喋ってるー」とはわかってるんですけど…
ここは、しっかり他者の視点を入れて練習しないと矯正できません。
なので私は、簡易的にでもチェックするならロールプレイ、しっかり自分の傾向を検討するならスーパービジョンがとても有効だと思っていまして、今でもちょこちょことロープレをやりますし、時々は自分もスーパービジョンを受けます。
自分のクセに気づくこと、それをある面では個性として活かしつつ、クライエントになるべく早く「この人私の話をわかってくれるなぁ」と思ってもらえる働きかけができるようになることは、皆さんのやりたい支援にもつながっていきますね。
一緒に「聴き方の点検」をしてみませんか(o^^o)?