ひたすら暗記するだけは嫌! そんな大人のための英単語の覚え方
突然ではありますが、単語が上手く覚えられなくて困っていたりしますか。
もしかして、ひたすら暗記するみたいなのが嫌になってませんか。
学生時代は、ただひらすらにペンで描き続けたり、何度も声に出したりすることで英単語を覚えることができたかもしれません。でも、大人になってくると、そうもいかなくなります。
大人が効率よく英単語を覚えるためには、ひとつひとつの単語が持つ「理屈」を意識することが大切になってきます。
実際、僕も最近ラテン語を暗記してみたのですが、ひたすら暗記するみたいなのはしんどいなと感じる部分がありましたし、実際、30歳を超えてくると丸暗記が難しくなるそうです。
同じように、丸暗記はちょっと無理があるなという実感を持っている方は少なくないのではないでしょうか。また、そういった方は、このように思っていませんか。
ひたすら暗記するのはしんどいけれど、ひとつひとつの単語が持つ理屈を意識しながら覚える方法がわからないから、これまでの方法を続けるしかないなと。
そのままだと結構しんどい気持ちになってしまうのではと思いますので、なんとかサポートさせていただきたいです。そこで、大人が理屈を意識しながら英単語を覚える方法を僕なりに考えてみました。もしよかったら、この方法で取り組んでみてほしいです。
まず全体像をお話します
4つのステップで取り組むと、「なぜこの単語はこの意味なのだろうか」ということを考えながら学ぶことができるので、記憶の定着が良くなるはずです。
[1] 語源を覚える
[2] 簡単な例文を作る
[3] フラッシュカードを作る
[4] 声に出しながら繰り返し覚える
[1] 語源を覚える
単語の成り立ちや語源を簡単に理解しましょう。「語根」、「接頭辞」、「接尾辞」という3つに分けて考えると良いです。
語根は、単語の基本部分で、単語の主要な意味を持つ部分です。多くの英単語はラテン語やギリシャ語から派生しているため、語根を知っていると意味を推測しやすくなります。例えば、「benevolent」の「bene-」は「良い」を意味するラテン語の語根です。
接頭辞は、単語の前に付けられる部分で、単語の意味を変える役割を持ちます。接頭辞が付くことで、元の語根に新しい意味が加わります。例えば、「unhappy」の「un-」は「否定」を意味する接頭辞で、「happy(幸せ)」に「un-」が付くことで「不幸せ」という意味になります。
接尾辞は、単語の後ろに付けられる部分で、単語の意味や文法的な役割を変えます。接尾辞が付くことで、元の語根に新しい意味や機能が加わります。例えば、「happiness」の「-ness」は「状態」を意味する接尾辞で、「happy(幸せ)」に「-ness」が付くことで「幸せな状態」、つまり「幸福」という意味になります。
なお、語源を覚えるとき、完璧を目指さないでOKです。ある程度で良いですし、一度取り組んだあとに忘れてしまってもOKです。語源は同じものが繰り返し現れますので、何度か見るなかで覚えれば良いと思います。
[2] 簡単な例文を作る
新しい単語を使った簡単な例文を1つ作るだけでOKです。
例えば、「benevolent(慈悲深い)」を覚えるときは、「He is a benevolent man.(彼は慈悲深い人だ)」というように作りましょう。
[3] フラッシュカードを作る
紙で作ってもいいですし、便利そうなアプリを使ってもいいです。
アプリだと『Quizlet(クイズレット)』という簡単なフラッシュカードを作成するアプリが有名かもしれません。Quizletは、単語の意味にマッチする画像をサクッと提案してくれて、画像付きのフラッシュカードが作れるので便利です。
[4]声に出しながら繰り返し覚える
新しい単語を3回声に出して読んだりするといいでしょう。フラッシュカードを解く際に声に出しながら取り組むといいかもしれませんね。
まとめますと
以下の[1]~[4]のステップで覚えてみると、ひとつひとつの単語が持つ理屈を意識しながら覚えられるので、大人でも前向きに単語を学習できるというお話をしてきました。
[1] 語源を覚える
[2] 簡単な例文を作る
[3] フラッシュカードを作る
[4] 声に出しながら繰り返し覚える
繰り返しになりますが、ポイントは[1]を頑張りすぎないことです。ある程度で良いですし、一度取り組んだあとに忘れてしまっても気にしないでください。語源は同じものが繰り返し現れますので、何度か見るなかで覚えていけばいいのです。
もしよかったら試してみてください!
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