英語のリスニング精度を高める方法
こんにちは。フラミンゴの金村です。
今月は繁忙期ということもあってワタワタしています。
結果、noteの更新頻度が低めですね。もっとがんばります!
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今日は、英語音声をなかなか聴き取ることができなくて困っている人のためにリスニング力を高める方法を書いていきます。
ざっくりいえば、「ボキャブラリを増やしてもなんともならないです。リスニング力を高めるためのトレーニングを取り入れてください」というお話をします。
「話しことば」を理解するトレーニングが必要
英語音声のリスニング精度を高めるためには個々人の課題にあわせた学習が必要です。
ひとりひとり英語の学習経験が違うので、英語が聞こえない理由はひとりひとり違うので、あたりまえです。そらそうです。
ただ、最近、単語や熟語のボキャブラリを増やせばなんとかなるっていう人があまりにも増えすぎていて危険だなと思います。まるで昭和の体育会系です。やばいです。もう令和です。
単語や熟語のボキャブラリが少ないから、自分は上手く英語を聴きとることができないと思っている方が多いかもしれません。
ただ、実はそこが問題の人って少なめです。ボキャブラリが乏しいから英語を聴きとることができないという人は、みなさんが思っているよりもグーンと少なめです。
実際は、自分が知っている単語や熟語が「話しことば」になると認識できず、意味が読みとれなくなり、何を言っているのかわからないという状態の方がほとんどです。
難しい単語を知らない子供だって会話ができる
本当かなって思われる方は、日本語を例に考えてみてください。
小学校にも通っていないくらい小さな子どもでも日常会話が成り立ちますし、子供同士で喧嘩だってします。
難しい単語なんてしらなくても会話ができます。
わからない単語が出てきたとしても、「〇〇ってどういう意味なの?」ときくことで話をつづけることができます。
難しい単語がわからなくても、その前後の文章の意味が聞きとることができれば会話はできてしまうわけです。
こちら、英語がうまく聴きとれない方の場合も同じです。
だいたい主語(I / You / It / They 等)や時制(今、未来、過去)なんかを聞き漏らして、主語と述語が音としてつながることで、文字で見ればわかることなのに、耳では正しく認識できなくなったりするわけです。
単語やイディオムの意味がわからないから、英語が聴きとれないというわけではないんです。
なんで聴きとりになると認識できなくなるのか
となるとですね、なんで「聴きとり」だと知っている言葉が認識できなくなってしまうのかが気になりますよね。
理由は、音声を知覚するスキルと、知覚した音声の意味を理解するスキルが不足しているからです。このままだと、ちょっと難しいので解説します。
音声を知覚するスキル
音声を知覚するスキルとは、発音されている音を聞いて、他の音との違いがわかるためのスキルです。
ピアノで別の鍵盤をたたくと音が違って、それぞれに「ド」とか「レ」とか区別がされていますよね。それと一緒です。
英語でも、「a」、「o」、「ae」というように、音とアルファベットの文字列とが対になっているんです。
音声知覚スキルがあると、「あ、この音は aではなくて o だ!」とわかるようになります。
ちなみに、このスキルが十分ではない場合、「あれ。今の音わからない・・どうしよう」と困ってしまっている間に話が展開されていき、以下の意味理解のステップに余計な負荷がかかってしまいます。
「わかる」ではなく「すぐにわかる」という状態まで高めるべきスキルなのです。
意味理解のステップのほうが未知のものと遭遇する可能性が圧倒的に高い(※)ので、まずはこの音声知覚のスキルを高めましょう。
※ アルファベットは26個であるにもかかわらず、意味を理解するべき単語やイディオムはほぼ無限なのです。
知覚した音声の意味を理解するスキル
音声知覚ができたら、その音声が何を意味しているのかを理解する必要があります。
「あ、これは apple と発音しているな」というようにわかったとしても、それが「りんご」を意味している文字列だとわからなければ、聴きとりは完了しません。
また、「I like apple juice.」と聴いたときに「Iが主語で、likeが動詞で、apple juiceが目的語だ」と、文法ルールを理解するスキルもこれに含まれます。
この2つの能力のいずれかが不足しているので、十分なボキャブラリをもっている方でも、英語が聴き取れないという問題が発生します。
ボキャブラリを増やしまくるだけじゃダメなのです。
「話しことば」を理解するためのスキルをきたえる方法
上の図のように目的にフィットするトレーニングをすることでより効率的にスキルアップが可能です。
よくある失敗は、「英語 リスニング」って検索して一番上にある記事に書いてあることをとりあえずやってみたけどうまくいかなかったというものです。
「とりあえず頑張る」とかではなく、正しいトレーニングをしてください
筋トレとかと一緒です。
正しい方法で取り組むことで成果が得られますし、そうじゃない方法でやるとケガします。
おまけ:シャドーイングに関する具体的な解説note
この記事によって、すごい人は「なるほど! 音声知覚できてなさそう。シャドーイングだね。シャドーイングに関する本を3つ買ってみて、全部軽く試してみたうえで、一番自分が続けやすいものを取り入れよう」というような感じで、バッチリ行動してくれると思います。
ただ、もうちょっとカンタンにシャドーイングの方法を知りたい人とか、英語嫌いすぎて本を買うことすら億劫だったりするような方もいらっしゃると思います。
なので、過去に書いたシャドーイングに関するnoteを添付しておきます!
もしよかったら読んでみてください。おすすめです。
いつか速読や多読についても書きたいです。がんばります。