良い音を出すために、首の力を抜こう!
こんにちは。
ヴァイオリン奏者・講師の三島彩です。
ヴァイオリンを練習しているうちに首が痛くなることってありませんか?
もしかすると無意識のうちに首に余計な力が入ってしまっているのかもしれません…。
首を痛めてしまうと、生活にも支障が出てきてしまうこともあるのでいち早く改善したほうが良いですよね。
(肩こりがひどいという方も、首に力が入っていることが原因のひとつかも。)
「でも、大きい音や力強い音を出すためには仕方のないことなんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
私もそう思っていた時期があります。。!
実はそれは逆で、首の余計な力を振り解くことで、他の体の部分の緊張や強張りも抜けて大きな音が出せるようになるし、力づくで出した音ではなくなるので響きも増して良い音にもつながるのです。
それだけではなくスムーズなポジション移動にもつながったりと、体の面と演奏の面どちらにも良いことづくめ◎
こんなとき、力が入りやすい
「こういうときに力が入りやすい」ということを把握しておくと意識することができ、解決につながります。
人によって傾向は様々なので、自分をよく観察して把握しましょう。
例えば下記のようなときに力が入ることが多いです。参考にしてみてください(^^)
・ポジション移動するとき
ポジション移動するとき、首で楽器を支えようとして力が入ってしまうことも。
力を入れないと楽器がずれてしまうようであれば、肩当てがあっていないかも。
位置を調整したり、違う肩当てを試してみるのもありです◎
・ハイポジションの音を弾くとき
ハイポジションの音を弾くとき、あるいは音がどんどん高くなっていく進行のとき、体の重心も一緒に上がっていってしまいがちです。
そうすると上半身(首含む)が硬くなり、指が回りにくくなり、音も詰まってしまい…と悪循環。
首を緩めたままを意識すると、重心の浮つきや上半身の強張りなどの改善にも繋がっていきます。
・大きい音、力強い音を出そうとするとき
腕にダイレクトにいわゆる“力”を発揮したいのに、その力が首に分散されてしまう、首に力が入ってしまうことでストッパーのようになってしまっている場合があります。
その他にも、cresc.するときや重音を弾くときなどがよく起こりやすい例です。
あ、確かに力が入ってるなと自覚、把握できたらそれだけで成長です◎
首の余計な力を抜くことを意識しながら、一音ずつロングトーンをしていきます。弓を返して数分ロングトーンを続けてみてください。
ポイントは自分の音をよく聴くこと!
どんどん響きが良くなっていくはずです。
最初は意識することも大変だけど、続けていくうちにいい響きのツボを掴めるようになります。
次は2音ずつ、3音ずつと、クリアできたらだんだん音数を増やしていき、フレーズを繋げていってみてください(^_^)
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