Cybertokyoで垣間見た、2062年の景色
はじめに
今回のnoteはレポとかそういうあれではありません。
オタクが『Cybertokyo』及びその後に東京電脳ファンクラブ『Syncer』にて公開されたボイスを聞いて、勝手に狂っているだけの文面です。
妄言12000%でお届けなので、正直読まなくてもいいです。
それでも良ければお付き合い頂ければと思います。
イベント概要
本イベントは2025年1月25日(Sat.)に
Spotify O-EAST/東間屋にて開催された不定期開催大規模DJパーティー
『Cybertokyo』の第3回になります。
盛り沢山だった第1回、第2回と比べて少し規模を縮小しての開催となりましたが、その魅力は全くと言っていいほど衰えていません。
上記のツイートにあるように、本イベントではなんと豪華出演者に加えて「DJブースをフロアに降ろす」という大胆な試みをやっています。
UK発祥のDJイベントスタイルである『Boiler Room(ボイラールーム)』と似たような形式である、と説明すれば良いでしょうか?
本来この形式だとDJの真後ろまで回り込むことが出来るので、今回はあくまで『擬似Boiler Room』といったスタイルでしたが、ライブパフォーマンスの多いイベントでこの配置で行われることはかなり珍しかったように思います。
……つまり何が言いたいの?
ということなんですが、東京電脳が今までやってきたライブパフォーマンスより距離が近いということ。
即ち観客とDJの一体感がケタ違いであったことにより、今までの東京電脳のパフォーマンスとはまた違った視点で「東京電脳学園 電音部」という、17歳の少女たちがDJブースで躍動する景色を幻視することが出来たというのが、本noteで語りたい内容になります。
狂いポイント集
ここからはオタクが個人的に頭を抱えて妄想を膨らませたポイントを幾つか絞って語っていこうかなと思います。
私は元々本家電音部のオタクをやらせていただいているので、その内容の大半は本家の文脈にこじつけたオタクの妄言になるかと思います。
なので、当イベントに行かれなかった方はあまり書いてある情報を鵜呑みにしないでください。
来れなかったそこの君、次は行こうね!
Intro
東京電脳のパフォーマンスは毎回、舞台の開始を告げるIntro(所謂Overture)が挿入されます。
近未来的なグリッチサウンド共に世界観を説明するであろう英文が読み上げられるという、東京電脳の持つ世界観を作り上げる上で非常に重要なトラックになっているのですが、以下にその全文を書き起こしたものを貼っておきます。
IN A SPRAWLING METROPOLIS BATHED IN TECHNICOLOR LIGHTS THREE SOULS EMERGE, EACH WITH THEIR OWN TALE TO TELL.
THE CITYSCAPE A LABYRINTH OF FLASHING SIGNS.
AND FLEETING MEMORIES, BECOMES THEIR PLAYGROUND.
FROM THE GLITZ AND GLAMOUR TO THE UNDERBELLY OF DIGITAL WHISPERS, THEIR VOICES RESONATE.
ECHOING TALES OF DREAMS, DEFIANCE, AND DESTINY.
DIVE INTO THIS SONIC ODYSSEY, AND LET THE TRIO GUIDE YOU THROUGH NEO TOKYO.
文法的な細かいところは一旦置いといて、恐らく内容としては
「それぞれの物語を持つ3人の少女たち」
「ネオトウキョウという街の構造」
「彼女たちにこの街を案内してもらおう」
といったような感じになっているかなと思います。
他にもNEOKYO vol.2にて一瞬だけ披露されたボイスや、ライブ開始時のIntro等にも「ネオトウキョウへようこそ」と我々観客を招くようなニュアンスの言葉が頻繁に使われているように感じています。
このことを、よく覚えておいてほしいです。
(まぁ、特に大きな意味はないかもしれませんが)
ウルトラリズム
皆さんは『神宮前参道學園 電音部』からリリースされている楽曲『ウルトラリズム』をご存知ですか?当然知っていますよね。
今回はなんとそれを、東京電脳学園 電音部の皆さんが歌ってくれていました。
しかもそこから自分たちの楽曲であるFind it(しかも恐らくねねるねる役苺りなはむさんによるedit)に繋げるという離れ業を、誰かの手を借りることなくキャストさん3人が成し遂げていました。
東京電脳学園 電音部の皆さんは「DJ」でありながら歌って踊る「ボーカルクルー」としても活躍しています。
DJパートと歌唱パートを明確にわけることなく、一つの時間でその2つを表現しきる。
その技量の高さには毎度のことながら驚かされるばかりです。
でもその忙しさって───“電音部”ですから。
DIVE → CHAMPION GIRL
ここ、本当にすごいです。
フロアにDJブースを降ろして間違いなく正解だったと言わざるを得ないタイミングNo.1と言っても過言では無いかと思います。
アウトロをループさせて焦らしに焦らして、なんなら無音の時間を作ってから絶対にウケるアンセムをかけるやつ、わかりやすいけど大好きなんですよね。
そこでかかるのがCHAMPION GIRLなのも本当に凄い。
鳳凰火凛は2062年現在、電音部のランキングにおいて頂点に君臨しています。それは恐らく、彼女が海外に行って活躍してる間も変わらないことでしょう。
「絶対に盛り上がる一曲」
としてこれを持ってくる所業、彼女たちが「2062年に生きるパフォーマー」であるという実在性を一番感じた瞬間でした。
本当にかっこいいよ〜〜〜!!!
Hyper Bass[KOTONOHOUSE Remix]
涙止まらん!!!!!!!!!!!!!!!
このときの僕はといえば、多分天を仰ぎながら涙を流してカメラを向けている変な人になってたと思います。
それだけ「雛との出会いの曲」がトラックとして2062年の少女たちにウケているという事実が、たまらなく嬉しかったのです。
しかもカバーですからね、カバー。流すだけとはワケが違う。
本家電音部の中では「最弱エリア」のように扱われていた神宮前参道學園さんの楽曲が、圧巻のステージパフォーマンスで2062年の観客を虜にしているであろう東京電脳さんに歌ってもらえている光景を見ると、やっぱり涙が出てきますね。
例え電音部としてのランキングが低くとも、彼女たちの作った楽曲、込めたメッセージ性は届けたい「誰か」に確実に届いているわけです。
「日本総なめハラジュクが制覇!」
と歌った桜乃美々兎さんの言葉も、あながち強がりではなかったのかもしれません。
ミミちゃん、良かったね───
またこっから先はオタクが勝手に関係性を見出しているだけなので気にしないで欲しいんですけど、パート分けが原曲と同じだったのも凄く嬉しかったです。
桜乃美々兎さんって、多分“カリスマネオギャルインフルエンサー”である叶ヒカリさんが上げている動画とかSNSとかチェックしてると思うんですよ。桜乃さんってミーハーだから。だから、勝手に自分の曲、自分のパートを憧れの人が歌ってくれている光景を目にした桜乃美々兎さんのことを考えて嬉しくなっていました。
そういう点でいくと、いつのタイミングであったかは忘れてしまいましたが……叶ヒカリさん役のぁぃぁぃさんがライブ中に自撮りをしていたのがかなり印象に残ってますね。
しますよ、こういうこと。叶ヒカリさんは。
WARNING IN THE GAME
おめでとうございます。
2025/01/25は初めての東京電脳学園×中野電脳学園 姉妹校交流記念日となりました。
多分来年から祝日になります。
なんのこっちゃ?と思う方に一応説明しておきますけど、東京電脳と同じく15STYLEが運営する電音部である「中野電脳」は、東京電脳の姉妹校であるという設定が公式HPにチョロっと書かれています。
しかしながら、これまで同じイベントに参加することこそあれど同じステージで一緒に歌って踊ることは一度もありませんでした。
それが……こう!!!
顔を向き合わせてかめはめ波!みたいなポーズをする叶ヒカリさんと彗星ルナさんが本当に素晴らしい。
やっぱりヒカリさんの活発さは中野電脳の元気いっぱいなパフォーマンスとすごく相性が合いますね。ひっそりサビの振り付けを練習していたらと考えると……嬉しいね!!!
東京電脳と中野電脳の交流、正直ストーリー展開だったりライブ展開としてはあまりにも美味しすぎるポイントだと思うのでまだ意図的に残されているんだろうな〜と思っていますが、いつかネオトウキョウ×ネオナカノがフルメンバーで見れる日を楽しみにしています。
また彗星ルナさん、本イベントのオープンDJも務めておりまして、その時も彼女らしさ全開のチップチューン&テクノポップセットとなっていたので、皆さんもセトリなりなんなりを見て「彗星ルナ」という人物の好みに思いを馳せてほしいです。
アシンメトリーな新衣装もすごく可愛かったし……な!よろしく頼みますよ。
https://x.com/mo_younapi/status/1883259942381248753?t=N7Y0BYdHrHnbkziwR9oKqw&s=19
ライブセット全体を通して
本当はもっと……マジでもっと言いたいことがあって!
例えば「キャラクター及びアーティストのライブとしてだけではなく、合間に挟まる楽曲も観客を踊らせるパンチの効いたダンスミュージックになっていて正しく"電音部"であると感じた」
ってところとか
「みんな運動神経がいいから、キレキレな振りと銀色の新衣装が生えて素敵!!」
「やっぱinvisibleって珍しく全編日本語の歌詞だから、メッセージを歌い上げるような所作がバチッとハマるよね……」
ってところとか、色々まだ語れる箇所はあると思うんですが……取り敢えず今回のライブでのみ味わえたであろう印象的な経験としてはこんな所になるかなと思います。
あとはそう。これを読んでいるあなたも今後体験することになるだろうと思うので、その時までの楽しみとして取っといて貰えればなと。
ということで、色々#東京電脳撮影部 であげられた動画を共有しつつ、そろそろまとめの方に入っていこうかなと思います。
やはりセット全体を通して思うことがあるとすれば
「彼女たちは“電音部”の原体験に対して非常に真摯である」
というところでしょうか。
電音部はプロジェクトの初期からずっと「音楽に遭遇しよう」というキャッチコピーを掲げて、楽曲を展開し続けてきました。
彼女たちのパフォーマンスを見る度に、僕は毎回殆ど電音部の曲を履修せずに参加した
「電音部ライブ@サンリオピューロランド」
のことを思い出します。
電音部、延いてはDJカルチャーの一番の良さって、流れている曲を知らなくても楽しめること。知ることが出来ることだと思うんですよね。
フロアを轟かす重厚なダンスミュージック。それに加えて各々の経験に裏打ちされた最高のライブパフォーマンスが重なれば……それはきっと、忘れられない経験になるに決まっています。
これこそが「音楽との遭遇」であり、電音部が初期から打ち出し続けるテーマの行き着く先だと思うのです。
そういう音楽との遭遇体験という意味では、東京電脳のパフォーマンスは間違いなく“電音部”というコンテンツを背負うに相応しいものだと思います。
東京電脳さん、もっともっと羽ばたいて「電音部」の名を世界に轟かせてほしい……!!
Syncerにて公開された「ありがとうボイス」
そんなこんながあり、真新宿GR学園やその他演者さんのパフォーマンスを終え、無事Cybertokyoは早朝5時に幕を閉じました。
僕も現地で会った友達と別れ、各々が帰路に着くその最中……東京電脳OFFICIAL FAN CLUB『Syncer』にて、それは公開されました。
「ありがとうボイス」
そこには公演を終えた「東京電脳学園 電音部」の少女たちによる感謝の言葉が、短いながらも収録されていました。
そう、キャストさんではなく「キャラクターとして」ライブへの感謝を述べてくれているのです。
僕はここに、東京電脳という「キャラクターコンテンツ」の真の良さを感じています。
ライブパフォーマンスというものは、その日その場所でしか味わうことの出来ない「かけがえのない一瞬」です。
そしてその一瞬の煌めきをキャラクター文脈に沿って彩っていく、というのがコンテンツライブの真骨頂なのだと僕は思っています。
あの時、あの場所で、僕たちの目や魂は僕たちの肉体を離れ、確実に2062年という未来を垣間見た。その経験は、誰しもその場で気づくことの出来るものでは無いと思います。
だからこそ、あの一瞬を思い出して齢17の少女たちが紡ぐ「ありがとう」の言葉を噛み締め、彼女らがステージ上で躍動する様を想像する。
そう考えると……この『Syncer』で公開される情報の数々も、彼女達のライブパフォーマンスを様々な色で彩る大事な構成要素となる。そう感じてはきませんか?
未だSyncerに加入していない人が彼女達のライブを見て、彼女達のことをもっと知りたいと思ったとき……このリアルタイム性に溢れたコンテンツに遭遇する。そういう瞬間が、今後この世のどこかで訪れるであろうことを考えると楽しみで仕方ありません。
それは正しく「遭遇体験」であり、そこで初めて、僕たちは現実と虚構の間に隔たれた大きな扉をライブの度にくぐっていた、という事実を認識します。
だからこそ「ネオトウキョウへようこそ」と、彼女たちは毎回僕たちを歓迎してくれていた。そう考えることはできませんか?
……話が逸れました。
とにかく今回のライブでは、いつもよりキャストとの距離が近いことや、ライブ全体の一体感が増したことによって、より一層「東京電脳が持つ世界観」に没入できたように感じています。
ということで、より深く世界観に「DIVE」するために、これを読んでいる皆さんにはSyncerの加入を強くオススメします。
月550円ってさ、サブスクにしては安すぎるよ。
(あと内容について少しだけ書いとくと、僕も八波さんと穏やかな時間を過ごしたいです。今度はラウンジでアンビエントテクノ1時間セットとかどうでしょうか?俺八波さんのかけるAphex Twinとか聴きたいです)
まとめ
Cybertokyoに関しては本当はもっと
「残酷りむるって本当に凄い曲で、りむるという少女が作られた存在であることを如実に語っているわけです。ロボットダンスのシーンを見てください」
「Favorite Daysって本当にDJカルチャーに対する賛歌で!ナイトイベントの終わり際に「踊り続けよう いつまでだって」と願う気持ちがどれだけ尊いことか!」
とか、オタクとして言いたいことは沢山あったんですけど……今回は一旦東京電脳さんのパフォーマンスについてのみ好き放題語らせていただきました。
僕は本当に、電音部という「電子音楽がミュージックカルチャーの中心となった近未来」の話をしているコンテンツのことが大好きなので、東京電脳さんにはこれからも「ダンスミュージックを中心とした音楽原作キャラクターコンテンツ」として、どんどんと羽根を伸ばしていってほしいと思っています。
……まあ、ここまでの文全部オタクの妄想なので
「運営の人たちそこまで考えてないと思うよ」
と言われたらそこまでなんですけどね!!
東京電脳さん、延いては15STYLEさん。
この度は素敵なDJイベントをありがとうございました。
次回以降もCybertokyoの開催があれば、是非とも足を運ばせていただきたいと考えております。
今後ともよろしくお願いします。