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#14 自分のHISTORY~2000年音楽と美容について
皆さん、こんにちは。
ビューティークリエイティブエバンジェリスト(美容家)、美容師、ヘアメイクアップアーティスト、の柳 延人(やなぎ のぶと)です。
今回は、#13に続き、PIERROTなどV系バンドのヘアメイクを行う傍ら、教育に携わり始めた、2000年の音楽と美容について書きました。
1.HISTORY
PIERROTなどのヘアメイクとして、多忙に活動していたある日、卒業したカネボウ総合美容学校と合併した、ハリウッド美容専門学校から連絡が入った。
当時のアシスタントが美容師免許を持っていなかったので、ハリウッド美容専門学校を紹介し、願書を取りに行かせたところ、教務の先生から、当時の学生が多数、ビジュアル系バンドのヘアメイクに憧れていて、その業界の一線で活躍している僕に、セミナーを行って欲しいとのことだった。
ハリウッド美容専門学校は『X JAPAN』のギタリストだった、故『hide』さんの母校でもあり、ビジュアル系が好きな学生が多数在校していた。
僕が、PIERROTはじめ、多々ビジュアル系バンドのヘアメイクで活動していることは、当時の3大ビジュアル系専門の音楽誌である
『Vicious』、『FOOL’S MATE』、『SHOXX』
などで、バンドの撮り下ろしの際、スタッフクレジットで僕の名前が、ビジュアル系バンドファンには、お馴染みになっていたのだった。
スケジュールと内容を決めるべく、ハリウッド美容専門学校へ打ち合わせに出向くと、その時に僕を見つけた学生たちから、
「柳さんのヘアメイク、憧れます」
「いつもカッコいいヘアメイクで感激です」
「柳さんのようなヘアメイクになりたいです」…
ちょっとした売れっ子タレントのようで、正直自分でも驚いた。
と同時に、美容学校の学生が、美容師としての進路だけではなく、ビジュアル系などのエンタテインメントの世界で活躍することを希望している現実を知り、とても嬉しくなった。
学生たちの夢と希望のため、自分の経験を伝えることが役に立つなら、喜んでセミナーをさせてもらおうと決意、これが僕の人生初、そして先生としての授業となった。
(写真は、ビジュアル系ヘアメイクイベントと称した、ESPミュージカルアカデミーとの合同セミナーで、ハリウッド学生とコラボした時の様子)
出典:https://www.club-zy.com/contents/169383
ビジュアル系が好きな学生たちも、そうでない学生たちも、美容学校では異例のセミナーであり、業界のリアルな話を聞けるとあって、セミナー会場は、多数の学生で埋め尽くされ、僕が登壇するまでは、シーンと静まり返っていた。
セミナーが始まった。時間は、午後1時。
登壇した僕が、学生に向かって最初に言った言葉、それは、
「みなさん、おはようございます!」
エンタテインメントの業界では、朝でも昼でも夜でも、まずは、「おはようございます!」という挨拶から始まることを語った。
僕らが当たり前のように、この言葉を発することに、学生たちにはとても新鮮に届いたらしい。
その後、ハリウッドでは、いつのタイミングでも「おはようございます!」を発することがブームとなったらしい 笑
セミナーの内容は、現在活動している内容、自身の美容HISTORY、学生時代はどんな学生だったか、どんな努力を行ってきたのか、現在行っていること、未来の自分について…そして、ヘアメイクデモンストレーション。自画自賛だが、学生たちにはとても好評だった。
そして、学校からは、是非ともレギュラーで授業を行なって欲しいと、話をいただいた。
当時、現場で忙しかった僕は、休みもままならない状況で、学校で授業を行う余裕は、正直難しかった。
しかし、学生たちが自分に憧れ、夢や希望を持って勤勉に頑張っていることを知り、なんとか彼らのためになりたいと考えた。
挙句、申し出を正式に受け入れ、ヘアメイク講師として、レギュラーで授業を行うことになった。
内容は、ビジュアル系に限らず、創作ヘアメイク講義として、美容ができるクリエイティブの可能性全て。興味のない学生にも、創作の面白さを知ってもらおうという試みでスタート、これが僕の、教育人生の始まりである。
2.MUSIC JAM
ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていた洋楽の中から、柳レコメンド曲を僕なりのライナーノーツとしてご紹介していきたいと思います。
教育の人生を歩むきっかけとなった2000年、この年の僕のレコメンド曲は、『 ダフト・パンク』の『One More Time』です。
Daft Punk / One More Time
この曲は、世界的ヒットになり、この年代関わらず、誰もが一度は耳にしたことのあると思います。
僕がハマったのは、曲もそうですが、ダフト・パンクの活動のあり方に興味を持ち、『コンピューターの機材爆発によりDaft Punkの2人はサイボーグとなり曲を描き続けている』というプロフィールがとてもささりました。
また、MVでは、銀河鉄道999などでお馴染みの、『松本零士』先生のキャラクターたちが参加、当時リアルに作画されたとも言われています。
『ROBOT ROCK』と呼ばれた新ジャンルで、ロックファンも魅力していたダフト・パンクは、2017年にオフィシャルオンラインストアを閉めて、解散説がささやかれましたが、サイボーグな2人はいつかまた突然に新譜で世間を賑わせることになると思っています。
そしてこちらは、『洋楽ジャム』より、2000年のロック名盤ベスト10になります。
2000年
1. キッド A / レディオヘッド
2. ハイブリッド・セオリー / リンキン・パーク
3. ザ・マーシャル・マザーズ LP / エミネム
4. リレーションシップ・オブ・コマンド / アット・ザ・ドライヴイン
5. オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド / U2
6. エクスターミネーター / プライマル・スクリーム
7. ジ・アワー・オブ・ビウィルダー・ビースト / バッドリー・ドローン・ボーイ
8. ホワイト・ポニー / デフトーンズ
9. モア・ライト / J・マスシス+ザ・フォグ
10. エクスタシー / ルー・リード
3.BEAUTY
ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていたビューティーに纏わる内容をご紹介していきたいと思います。
2000年は、『BOBBI BROWN』の『ロングウェア ジェルアイライナー』が大ヒットしました。ロングランヒットを続けるこの商品、僕が創作するV系メイクでも大活躍で、これ以上のジェルライナーは今のところないと言っても過言ではないと思っています。
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タイトル写真出典
https://www.club-zy.com/contents/169383