SEOの海外ニュース解説まとめ【2024/08/04~2024/08/10】
どうも、うぃるです。
今週もSEOに関する海外ニュース解説まとめをご紹介します。
早速、今週気になったトピックから。
SEOにおける検索の重要性
SEO戦略を文書化することの重要性
GSCの「推奨事項」導入
グローバルWebサイトとAI活用
Googleトレンドの「急上昇」ページ改良
それぞれの要約・解説をご紹介します。
SEOにおける検索の重要性に関する記事
ポイント
SEOの終焉が叫ばれる中、SEOは進化し続けており、依然として重要である。
検索エンジンやAIの進化に伴い、検索の重要性は増している。
SEOはリンク構築や検索エンジンを騙す技術ではない
ユーザーの意図を理解し、マーケティング戦略を構築することが重要
ビル・ゲイツは「検索の未来は動詞」述べた
現在のSEOは、ユーザーの意図理解が重要
ただ、技術的なSEOも依然として重要
解説
AIが登場してきてSEOはオワコンみたいなこと言われますが、旧来の検索行動が変わっただけで、SEOもそれに準ずるようにアップデートされています。ビル・ゲイツのいうとおり、人々の検索行動が「埼玉県 ラーメン おすすめ」というKW検索から「埼玉県にあるおすすめラーメン店に行きたい」という検索行動になっていくはず。より検索意図が明確になるため、KWを盛り込みまくるみたいなテクニカルSEOではなく、ユーザーに寄り添ったファンダメンタルSEOが大事になってくると思います。
SEO戦略を文書化することの重要性に関する記事
ポイント
SEO戦略の文書化は、アイデアをチームやクライアントに伝えるために不可欠
SEO戦略は、単なる作業リストや曖昧な目標ではなく、ビジネス全体の目標に関連する具体的で達成可能なゴールを設定するべきである
文書には、ビジネスの現状や市場の機会、課題、達成したい目標、具体的な実施方法、成功の測定方法などを含めるべきである
SEO戦略の文書化は、時間と手間がかかるが、ステークホルダー間での共通理解を促進し、成功を収めるための重要なプロセスである
解説
現在、海外のWebメディア会社で働いているぼくですが、ちょうどこの間、社内チーム向けにSEOマニュアルを作成しました。作業の効率化が目的ではありましたが、しっかりと会社の上層部とコンタクトを取って具体目標や戦略を練ることも大事ですね。
GSCの「推奨事項」導入に関する記事
ポイント
Google Search Consoleに「推奨事項」という新機能が試験導入された
サイトの検索パフォーマンス向上のための具体的なアドバイスを提供する
推奨事項は、サイト固有の内容で、時間とともに変化する
現在試験段階であり、すべてのサイトで常に利用できるわけではない。
「推奨事項」機能については、フィードバックを行い、機能の改善に貢献することが推奨される。
解説
サチコに新規機能が導入。Google側から公式に「おまえのサイト、こうしたほうがええで」と言われるようになりました。この通り改善して順位が上がるのかはデータがないため不明ですが、基本的には従ったほうがいいでしょう。
グローバルWebサイトとAI活用に関する記事
ポイント
グローバルなウェブサイトの運営と管理は難しいが、AIツールの活用でその負担を軽減できる。
AI技術はSEOやコンテンツ作成などの業務に役立つが、完全に人間を代替するものではない
AIを利用したコンテンツの翻訳とローカライズが可能だが、人間による編集が依然として必要
AIツールで重複コンテンツをチェックし、各国向けにローカライズすることができる
画像のALTテキスト作成や翻訳にもAIが役立つ
AIでオーディエンスに向けたコンテンツギャップを発見できる
グローバルSEOの技術的な側面でも、AIツールがHreflangタグやスキーママークアップの確認、リンクエラーの修正などをサポートする。
AIツールはデータ分析やグローバルなウェブサイト管理の強化にも貢献し、データの可視化や競合分析、ローカル規制の調査などに利用できる。
AIツールはサポートツールとして効率性を向上させるが、完全な自動化は避け、テストと人間のレビューが必要
解説
現在ロンドンの会社でグローバルサイトに携わっていますが、グローバルSEOを遂行するうえでAIはなくてはならないものになりました。むしろAIが発達したからグローバルSEOが盛んになったといっても過言ではありません。
実際に、ぼくもSEOをやるうえでAIをフル活用しています。しかし、全面的に信頼しているわけではなく、必ず人によるチェックは必要です。今後AIがレベルアップするにつれて、どこまでタスクを任せるのかは変わってくるでしょう。SEOに携わる人は必ずAI市場の動向も注視すべきです。
Googleトレンドの「急上昇」ページに関する記事
ポイント
Googleトレンドの「急上昇中」ページがデザインと機能を刷新
新機能として、数十か国のトレンド追跡、サブ地域レベルの分析が可能に
トレンドの詳細分析、最大7日前まで遡っての確認が可能
時間幅を4つ(4時間以内、24時間以内、48時間以内、過去7日間)から選択可能
急上昇ワードは「伸び率」で決定され、検索ボリュームは考慮されていない
GoogleトレンドはSEOに有用で、GoogleのDaniel Weisberg氏が使い方を解説するYouTube動画シリーズを開始
解説
Google トレンドに関する記事です。普段SEOの業務を行うときに使いませんが、詳細なデータが確認できるようになったため、”何かしら”には利用できそうです。特にトレンド系サイトやニュース系サイトを運営している人には重宝するでしょう。ぼく自身の活動にはどう活きるのか分からないため、公式のYouTube動画を見つつ考えてみます。
追伸
毎週日曜日はSEOの海外ニュースをお届けする予定です。
「SEO×AI」「グローバルSEO」がトレンドになっており、僕もそちらに興味が移っています。
僕も海外企業のSEOエディターとしてこれらのSEOを学んでいます。一緒に学んでいきましょう。
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