「お」とか「チン」とかぬかす前に、まずはひと息ついて考えてみないか?
どうも、ボクです。
なんだかアレっぽいタイトルなんで邪推された方もいるかも知れませんが、決してシモネタではありませんぜ。
日々思っている事を排他的に、且つ一方的に伝えますね。
ボクにはもう何年も前から訴え続けている事がいくつかあります。
初めてご覧になる方にとっては誠に唐突ではございますが、是非一読していただきたいです。
case1.
まずはtakeoutについてです。
そう、「持ち帰る」ことですね。
昔も今も、ファストフード店やカフェなんかでよく訊かれますよね?
「こちらでお召し上がりですか?」
って。
その問いに対してね、皆さんどう答えています?
基本的には2種類しかないわけですよ、その質問に対しては。
端的に言えば「はい」か「いいえ」ですよね。
「YES」 or 「NO」です。
で、
もし持ち帰りたい場合は、なんて答えてますか?
はい、今日も遭遇しました。
「お持ち帰りで」
って言う人。
もうね、「はぁ?」ですよ。
もう一度言います。
「はぁ?」ですよ。
店員さんが「お持ち帰りですね?」っていうのは、丁寧に言ってはるんだなって理解できるけど。
客がドヤ顔で「お持ち帰りで!」って言うてるを聞くと、
「持って帰るのは客であるオマエなんやから、『お持ちかえり』の『お』はいらんねん!」
って、いつも毎回毎度毎日毎時毎秒めっちゃ思います。(←オマエの日本語もどやねん?)
せっかちな人なんかレジで店員さんがもたついたりしていると、ちょっとキレ気味な口調で「お持ち帰りで!」なんてキレ顔のドヤ顔で言ってるのをみた日にゃあ、もう滑稽で仕方ないわけですよ。
おっさんが関西弁で「お持ち帰りや!早よせーや!」ってキレてるシーンに何度か遭遇しているけど、もう見てて笑けてきてニヤニヤしてしまう。
人生経験豊富なそこそこ年配で神経質そうなメガネのオッサンとか、見るからに意識高い系の「私はインフルエンサーなんで、お金とイケメンしか興味ありませんからツーン」みたいな小洒落たお姉さんまで、だいたいみんなこう言う。
「お持ち帰りで!」(←口調から「早くして!」感を匂わせるパターンが多い)
そういうのダセーから。
イキって言うのやめろって。
あ、ちなみにインスタのプロフィールで自ら「インフルエンサーです」って書いてるヤツほど信用できないものはないよね。
case2.
最近はあまり利用していないのですが、それでも突発的にお世話になることがあります。
コンビニの弁当とかね、レジでよくこう尋ねられますよね?
「あたためますか?」
って。
この問いに対してみなさんどう答えます?
基本的には2種類しかないわけですよ、その質問に対しては。
端的に言えば「はい」か「いいえ」ですよね。
「YES」 or 「NO」です。
で、
温めてほしい場合は、なんて答えていますか?
はい、先日も遭遇しました。
「チンして!」
っていう人。
いやいやいやいや、それ擬音やん。
っていうか、
「あたためますか?」の問いに対しては、どう考えても「はい」とか「お願いします」やん?
それを「チンして!」てっ!
もうね、なんでみんな「チン」をフツーに使ってるのか理解ができない。
まぁ心情的には理解できなくはないよ、各ご家庭とかで日常的に使ってるんだろうなって思うけども…それを考慮した上で、
ないわー。
ひくわー。
電子レンジの擬音ってのは理解できるけど、きょうび出来上がって「チン」って鳴るタイプのレンジは、家電量販店の新生活応援キャンペーンのセットの中に入ってる電子レンジくらいやん。
最近のは出来上がったら、小踊りできるくらいの軽やかなメロディーとか流れるやん。
それはまぁ、置いといて。
その「チンして!」を恥ずかしげもなく、公共の面前でドヤ顔で言い放つ神経がボクには全く理解できない。
百歩譲って「チンして!」がその人にとっての常用語だとしよう。
「あたためますか?」の問いに対して「はい」とか「お願いします」の代用が「チンして!」って、あまりにも些末すぎで、よく考えたら変じゃない?
例えるなら美容室でシャンプーしてて「かゆいところありませんか?」って尋ねられて「ポリポリして!」って答えてるのと一緒じゃない?
幼児かよっ!
って思うのはオレだけ?
小太りなのにやたらピチピチのレギンスみたいな流行りのヤツ履いた強面の兄ちゃんとか、上司にはペコペコしてるけど部下にはやたら厳しそうな顔色の悪い中間管理職っぽいオッサンまで、だいたいみんなこう言う。
「チンして!」(←口調から「早くして!」感を匂わせるパターンが多い)
そういうのダセーから。
イキって言うのやめろって。
そして早してほしいアピールをしたところで、機械の温める速度は一緒なんだから、いくら高圧的なアピールして「チンして!」って言ったところでダサさが極まるだけだと思うんだけどな。
そういうシーンを目撃するたびに、こちとら笑い堪えるの必死やわ。
case3.
ちょっと毒が止まらないんで、今回はこれでラストにしておきますね。
このケースはまぁ広域になっちゃうんで、解りやすい言葉を例に出しておきます。
「安保理」
みなさん正式名称知ってます?
「国際連合安全保障理事会」
なんですって。
この「安保理」って言う漢字三文字の中に「国際連合安全保障理事会」っていう十一文字が含まれているんですよ。
マジで?
言葉っていうのは、時代と共に変化していくものだと思うし、日本語は特に略語って多いですよね。
「うん、まぁ言いにくいし、略語で伝わるだろう」って感じ、ニュアンスなんでしょ?
言いにくいのも理解できるし、言葉が変化してゆくのも理解できますよ。
オトナだから。
ボクも文章で意図を出来る限り正確に伝える為にあえて、口語体や略語、流行語を多用します。
でもね、じゃあなんでそんな長い名称にしたの?って話ですよ。
日本語ってそういうのやたら多いでしょ?
大義名分をアピールしたいからか、正式名称はやたら堅くて長い。(←※シモネタではない)
なのに公共機関でもすぐ略す。
この例に出した「安保理」にしたって、お堅い新聞やニュース、いや国会でも国営放送のNHKですらフツーに「安保理」って使いよるでしょ?
「せめてオマエらは正式名称使えや!」って思いません?
じゃあ誰が正式名称使うの?
学生ですよ。
教科書に出てくるから。
試験に出てくるから。
恐らく…恐らくこの時ぐらいでしょ?
「安保理」の正式名称使うのって。
じゃあもう「安保理」を正式名称にしろよって思いません?
学生だって覚えるの楽だし。
言いたいのはまぁそういうことではなくてね、逆なんです。
もっと使えと。
せっかくあるきちんとした形式の名称なんだから、せめて国会とNHKのニュースくらいは正式名称で呼称しろや!って思うわけですよ。
小学生の低学年以下くらいの子なら、「あんぽり」って聞いたら大多数の子は「それおいしいの?」とか「YouTuber?」って思ったりしそうな気がしません?
まぁ民間はいくらでも変化させていいと思うんですよ。
それは文化だから。
でも貴方達のような公の人達は違うでしょ?
まぁ言い出すと「国際連合」の「国連」もそういう事になりますわな。
こんなのじつはたくさんあって、「暴対法」とか「特措法」とかね、挙げるとキリがない。
言葉ってとても素敵なコミュニケーションツールで、だからこそ大切にしないといけないと思います。
意味を知った上で、言葉で遊んだり、便利に変化させるのは発展に繋がると思います。
でも「お持ち帰り」や「チンして」みたいに意味も深く考えもせず、時代錯誤も甚だしいものはやめてほしいと思うし、国家的に略すのなら、「これ」を「こう略す事にします」っていうアナウンスをもっとしていくべきじゃない?
今流行りの「まんぼう措置」なんかもそのひとつ。
略された方だけが先に暴走していくってのは、どうも居心地の悪さを感じてしまう。
ボクは「言葉」には「言霊」が宿ると信じていて、だから言葉を大切にしたいと願うんだよね。
結局ね、乱暴なまとめ方をすると、みんな「せっかち」すぎると思うわけ。
この世の中が。
ひと息ついて考える時間くらい、あってもいいんじゃないかな?
せめて空を眺めるくらいの、心の余裕を持った生活を心掛けたいよね。
【虹の彼方に】
闘病の末、昨年9月に空へと旅立った最愛の妻との愛と悲しみに溢れた物語を、魂を込めて書き綴りました。
全15話あります。
こちらもよろしくお願いします。