
Pixel 3a XL LineageOSをインストール
僕は古くなっても使いまわしができる機種を好んで購入しています。その中でも最たるものが Google Pixel シリーズですね。3Aくらいからずっと使っています。
今回説明するのは、いわゆるカスタムOSと言われるものをオリジナルOSから入れ替えることでOSサポートを延命させる感じです。
2025.1の段階で Pixel 3a は Lineage に入れ替えると Android 15 に対応可能になっています。 公式Googleサポートは Android 12 までとなります。
Android系のスマフォは色々ありますがカスタムOSがサポートするのは基本的によく売れているグローバル(世界共通ハードで展開される機種)機なので日本独自のカスタム色が濃い機種はカスタムOSが利用できないことが多いです。なのでGooglePixelシリーズは必ず?カスタムOSが存在しています。
ひと昔前だとかなりカスタムOSを導入するためのツールが豊富でしたが、現在は下火になった感があります。おそらくセキュリティが煩い時代なので開発が困難になってきたのかもしれませんね。Windows等のGUIから実行できるもの、コマンドラインから実行するものがありますがベタな方法としてはコマンド方式ですね。
カスタムOSへの入れ替え方法としては、ネットで自分の「機種名」と「カスタムOS」なんてキーワードで検索すると先輩方の事例がでてきます。それを参考し進めるのもOKですし、カスタムOSを開発・配布しているサイトには推奨されるインストール方法が必ず記載されています。ブラウザの日本語翻訳機能も随分と優秀になってきたので、海外サイトの情報でもある程度は理解できると思います。日本語の解説サイトと合わせて手順を確認することをお勧めします。(バージョンによって注意事項などが新しくでたりします)
今どきなので Gemini 等のAIに聞いてみるのも面白いですね。ネットの情報を纏めた上で簡略化した情報を表示してくれるので、ザックリ理解するには優れたツールだと思います。
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それでは代表的なカスタムOSである Lineage をインストールする流れについて記載します。
■Lineageのサイト
LineageOS Android Distribution
Lineageが自分のスマフォに対応しているか調べるために「GET LINEAGEOIS」をクリックします。

こんな風にメーカを聞いてくるので「Google」をクリックします。

「Google」が販売するAndroid機器の一覧が表示されるので、今回は「Pixel 3a XL (※bonito)」をクリックします。 ※bonito 端末毎に面白い開発名がついてます。
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すると「Pixel 3a XL (※bonito)」専用のページが開きます。

このままだと良くわからないと思うのでサクッとブラウザから日本語翻訳させます。

大事なのはこのあたりに書いてあります。基本的に「インストール」と言う部分と「特別なブートモード」の記載内容を実行する必要があります。

基本要件としてコマンドを使ってインストールを進めます。2番の説明にでてくる「ここを」をクリックします。
※ADBとfastbootコマンドのインストールが完了している場合は読み飛ばします。

■開発用コマンド環境を整備
必要なコマンドをインストールするための解説ページに飛びます。

「インストールadbとfastboot」のWindowsの場合を進めます。
まずは必要なツールをダウンロードしますので「Google からWindows の zip」をクリックします。

次のZIPファイル「platform-tools-latest-windows.zip」をローカルに保存して中身を展開します。例としてDドライブ直下に以下の形になるように解凍します。「adb-fastboot」のフォルダだけ自分で作成してからZIPの中身である「platform-tools」を保存してください。
D:\adb-fastboot\platform-tools
あとはサクッとコマンドが使えるように環境変数にパスを記述しておきます。
Windows 10 以降の場合
・スタートメニューを開き、「システムの詳細設定」と入力します
・「システムの詳細設定を表示」を選択します
・詳細タブをクリックします
・「環境変数」ウィンドウを開く
・「システム変数」の下の変数を選択しPath、「編集」ボタンをクリックします。
・「新規」ボタンをクリックします
・D:\adb-fastboot\platform-toolsテキストフィールドに挿入
■USBドライバーのインストール
次にAndroidをコマンドで管理できるようにUSBドライバーをインストールします。

Googleのドライバーサイトへ飛ぶのでページ左上のほうにある「ダウンロード」をクリックします。おそらくドライバー単体をダウンロードしてインストールしても良いのだとは思いますが、SDKからインストールする方法を詳細しているサイトが多かったので、そちらで記載します。

Android studio のページが開くので「Android studio Ladybug をダウンロード」をクリックします。

利用規約の確認云々でるのでチャチャっとすすめて「android-studio-2024.2.1.12-windows.exe」をダウンロードします。あとはお好きなオプションでインストールしますが、後半にUSBドライバをインストールできる場面になるので指示に従ってドライバをインストールしてください。

■Android側の準備
Androidをコマンドレベルで操作するには開発者オプションでUSBデバッグを有効化する必要があります。ここからの記述はAndroid本体側で行います。

USBケーブルで開発環境をインストールしたPCとAndroidを繋いでから次の手順を進めます。

ここまで作業が完了したら、元の手順に戻ります。手順としては3番までが完了した形となります。4番はとりあえずスルーしてもOKかな。

5番は自己責任ですよ~と言う警告です。

次のステップに進めます。

とりあえずカスタムOS化するまえにPixelは最終バージョンの12まではアップデートしておきなさいとのことです。

次のステップに進めます。

■ブートローダのロック解除
AndroidをカスタムOS化する場合はこのセキュリティを解除する必要があります。この作業でデバイスの中身をクリアするこのになるので大事なデータは今一度バックアップできてることを確認して作業を進めます。
俗にいう?fastbootモードに切り替えるオマジナイを唱えます。PCとAndroidが繋がってる状態で以下のコマンドを入力します。
adb -d reboot bootloader

それか、簡単にAndroidの電源を切ったあとにVolume Down+Powerボタンを押しながらしばらく待ってるとfastbootモードで起動してきます。どちらかわかりやすい方法で起動してください。
次にPCからAndroidが認識できてるか確認するために次のオマジナイを唱えます。

ちゃんと認識できていれば、エラーがでないままコマンドが完了します。逆に言うと、無言でコマンドが終わるので良いのか不安になる(笑)
fastboot devices
改めてブートローダのロックを解除するオマジナイを唱えます。
fastboot flashing unlock

問題なければ、勝手に再起動に入ると思います。再起動しない場合は手順の通り再起動してください。そのあと、再度USBデバッグを有効化します。

次のステップに進めます。

■リカバリ ファイルの適用
本格的にカスタムOSをインストールする流れが始まります。各OSのバージョン毎にリカバリイメージがあるのでそれを始めに適用します。
適用したいバージョンのファイルをダウンロードするために「Lineage Recovery」をクリックします。すると、必要がファイルが一式ダウンロードできるサイトに飛びます。

基本的には最新版をダウンロードすれば大丈夫です。訳アリで古いバージョンを適用したい場合は、該当バージョンのセットをダウンロードしてください。


ここでダウンロードするのは以下の2ファイルです。
lineage-22.1-20250104-nightly-bonito-signed.zip
boot.img
ダウンロード先はなるべく単純なパスになる場所がトラブルを避ける意味でも良いでしょう。ここではD:¥直下にでも保存してください。「↓」矢印をクリックすると保存先を聞いてきます。
さっきほど実行した手順でfastbootモードで起動します。

準備ができたら早速イメージを書き込みます。以下のオマジナイを唱えます。
fastboot flash boot D:\boot.img

ちゃんと成功したらAndroidの画面を操作してリカバリを再起動してください。うまくLineage版のリカバリに置き換わっていればロゴが表示されるハズです。

次のステップに進めます。

■カスタムOSのインストール
1番の手順は先行してダウンロードしたので飛ばして大丈夫です。
・lineage-22.1-20250104-nightly-bonito-signed.zip
2番の手順でリカバリモードにしておきます。

ここで重要なのがAndroidのメジャーOSバージョンを変更する場合には必ずファクトリーリセットを行う必要があります。そのため、シコシコと環境構築した内容がぶっ飛ぶのですが、そこは仕方なしと諦めて初期化を行います。

ここまでやってしまえば、あとはどうにでもなれーって感じで進めましょう。次にカスタムOSのイメージを焼き込んでいきます。手順に従ってサイドロードと呼ばれるモード(待ち受け)に切り替えます。

あとはカスタムOSのイメージを流し込むために以下のオマジナイを唱えます。
adb -d sideload d:\lineage-22.1-20250104-nightly-bonito-signed.zip
なぜか47%くらいで表示が止まって進まないような画面になりますが、無視して進めて大丈夫です。既知のバグ。
次にアドオン(Google専用ソフト、これ入れないとGoogleのアカウントでログインできないよ)を入れるために一度リカバリを再起動します。画面に従って「Yes」を選択してください。
次のステップに進めます。

■アドオン(GoogleApps)のインストール
アドオンをダウンロードするため「ここ」をクリックします。

Google apps のダウンロードサイトに飛ぶので必要なバージョンのソフトをダウンロードします。今回は 以下のバージョンをダウンロードします。
・LineageOS 22.1 (Android 15) ARM64

個別ダウンロード画面に飛んだら以下のファイルをダウンロードします。
Dドライブ直下にでも保管してください。
・MindTheGapps-15.0.0-arm64-20240928_150548.zip
ここまでくればゴールは近いです。Androidの画面にて「Apply Update」→「Apply from ADB」を選択してください。Google appsをインストールするために以下のオマジナイを唱えます。
adb -d sideload d:\MindTheGapps-15.0.0-arm64-20240928_150548.zip

「Signature verification failed」とかでますが無視してください。
最後のステップに進めます。

Androidの画面で左上にある←矢印をクリックして「システム再起動」をクリックしてください。

初めての起動時は色々と展開されるので時間がかかります。15分以上かかる場合はなにか失敗している可能性があるので手順を始めからやり直してみてください。
無事に起動が完了すれば、スマフォを始めて起動したときにやったセットアップウイザードが起動するハズです。このとき、GoogleAppsがうまくインストールできてないとGoogleのログインがでてきませんが、素のAndroidとしては機能します。その場合は、GoogleAppsをインストールする手順のみ実行すればOKです。インストール後にGoogleアカウントで認証情報を入れれば見慣れたソフトが使えるようになります。
注意点?としてはあくまでもLineageOSとしてインストールしますので、GoogleAppsを入れると一部の基本機能が重複します。その場合は好みで追加インストールまたはアンインストール(非表示化)して使ってください。