東京ポップカルチャー50年史⑨~女子高生とコギャルの90年代
【連載第⑨回】女子高生とコギャルの90年代~TOKYOポップカルチャーの到達点
1、“女子高生”を作ったのは誰なのか?バブル80’sでリッチな青春を過ごした世代が湾岸の大型ディスコで「最後のパーティ」に明け暮れていた1991~1994年、TOKYOの若者社会ではひっそりと地殻変動が起きていた。
“高校生の半分”である彼女たちは、女たちのアカデミーアワードの常連だった女子大生やOLを蹴落とすだけでなく、高校生の主役の座も男子から奪い取り、同時に若者社会の主導権を「女子高生」と