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発酵にオススメの紅茶-2024 ver.-

以前に紅茶の選び方に関して投稿しましたが、改めて2024年6月時点で最新のオススメ紅茶を紹介したいと思います。

引き続き根強い「ひしわ」一択

コンブチャマイスターという民間資格を発行している大元が「ひしわ」で教えている時点である意味仕方のないことではありますが、未だに「ひしわ」を発酵紅茶に使用するように進める講師が過半数を占めていることは事実です。
先日も私の講座に参加したマイスターの方に"何故ひしわを使用するのですか?"とお聞きしたところ、「そう教わったから…」とのことでした。

「ひしわ」の特徴と使いどころ

ひしわの味の特徴として最も顕著なのは、味がないこととです。どんなに濃く抽出しても、コクがなく特徴が無い。(これまでのご受講生さまのお話と、高活性コンブチャ講師S.F.さんが実際に作った結果からの結論です)
はっきり言って、「ひしわ」で作った発酵紅茶が美味しいと感じるのはバカ舌の方だけです。(バカ舌だと幸せを感じやすいので肯定的に捉えて頂いて構いません)
その結果、バカ舌ではない方は美味しくないコンブチャに満足出来ないので、二次発酵をするという流れが定番化します。
高活性コンブチャは一次発酵で美味しく作るようにお伝えしており、講座を受けた方は口を揃えて「二次発酵するの勿体無い、二次発酵する気にならない」と言います。高活性コンブチャを二次発酵させると、投与するものによっては一次発酵よりも美味しさが低下します。
その点、一次発酵が美味しくない「ひしわ」であれば、一次発酵での風味がほぼ無いのだからその美味しさを下回る可能性がなく、むしろ二次発酵で投与する食材の風味を邪魔しないと捉えることも出来るでしょう。二次発酵前提であれば「ひしわ」もありなのかもしれません。

物価高と紅茶葉

私が発酵紅茶(高活性コンブチャ)を作り出した2019年頃はコロナ前ということもあって、良質な茶葉でも手軽に購入出来ていました。しかしながら現在、想像以上の物価高により良質な紅茶葉を購入しようとすると、以前と比べて2倍近くの価格が求められます。
かと言って、和紅茶も決して安い訳ではありません。また、和紅茶は発酵に不向きでもあります。(今後詳しく記事にします)

新しくオススメする紅茶葉

そこで、今回はこちらをご紹介します:

©️業務スーパー

業務スーパーで販売している「セイロン紅茶(アールグレイ)TB」税込365円(※2024年6月時点)

ブランド名すら無い、まさしく無名の紅茶。50tbg(合計100g)も入っているのに365円という価格。この価格で購入出来るアールグレイは国内では他に無いでしょう。
実は私は2023年の6月からこちらで発酵紅茶を作り続けています。何の情報もないのですから、自分で継続して使用してみた訳なのですが、結論としては非常に良い。味の雰囲気としては、変な個性や雑味などが無く極めてピュア。ただ、味や香りが薄いということでは無く、アールグレイの香りは強過ぎず弱すぎずにきちんとあり、コクもしっかり感じられます。何より発酵が早い、これはとても大切なことです。仕上がりの発酵紅茶は限りなくど真ん中の味になります。熟成させるとしっかり乳酸発酵の風味も感じられます。

留意点

こちらの茶葉はマーケティングやブランディングの面では手入れされてない商品です。だからパッケージも地味で、パケ買いするというような見た目ではありません。また、25tbgの袋二つ入りで個包装ではないので、一度開封したら密閉出来る容器やジップロックに入れて保管する必要があります。
逆に言えば、過剰包装が無い分相当価格を抑えられています。今後この商品が発見され、パッケージや個包装がされるようになったら当然この値段では手に入れることが出来なくなるでしょう。

価格比較

☑︎「Choice」で1L分の発酵紅茶を作る場合に必要な茶葉の価格:232.5円
 ※2024年6月時点の価格
☑︎「セイロン紅茶(アールグレイ)TB」で1L分の発酵紅茶を作る場合に必要な茶葉の価格:36.5円

もし、圧倒的に味の面で敗北するのであれば多少高くても「Choice」を選びますが、味の面ではほとんど同じではないかと思います。それでいて価格はこの差!!
何故この差が生まれるのでしょうか?
お茶の販売会社はそれぞれのブランドを作って販売しますが、茶葉自体は全国からセレクトしています。スリランカの茶葉を仕入れてパッケージしてブランディングして販売することは自然流れ。ということは、もしかしたら大元の茶葉は同じもの又は相当に近いものである可能性は十分あるでしょう。(この二つは特に味がかなり似ています)

発酵紅茶の醍醐味

①発酵食品の中で最も簡単で作りやすい
②コスパ良く作ることができる

①に関して、その簡単さを享受出来るには最低限の知識が必要になりますので、それを講座内でお伝えしております。
②に関して、高いものにも安いものにも理由があるのは事実です。劣悪なものに関してはどんなに安くても選ばないのが妥当な判断になりますが、もし安い理由がパッケージの問題だったりブランディングの問題だったり、仲介業者の有無だったりと、直接商品の品質に関係ないことだったとしたらどうでしょうか?また、高い理由が同じ理由だとしたらどうでしょうか?

ご自身で今一度検討した上でご判断して頂ければと思います。

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