古いiPhoneの画面をTVででっかく見るには
こんにちは、すぎっちです。先日家族から
「ファンクラブ限定ライブ配信を大きな画面で見たいの!なんとかしなさいよ。」と言われて「いや、何と何を繋げばいいの?」と、要望を質問で返したオレは悪くないハズだ。(汗)
で、ご要望をまとめると、iphoneSE2 とTVを繋ぎたいらしい。
「繋ぐには無線と有線があるけど、どちらが良い?」と聞くと
「簡単なほう。わかりやすいほう。」
「配信のアプリはYoutube?アプリ決まってる?」
「知らない」
という事で、素人でもつなげば画面が映る有線に決定。
結論から言うと、これとHDMIケーブルを買えばOKだ。
高い!HDMIケーブルと合わせると1万円を超えてしまう。しかし仕方ない。Apple純正品でなければ、いつまでも使い続ける事はできないのだ。
どういう事かと言うと、
Apple製品と接続する機器はMFi(Made For iPod)認証を受けたものでなければならない。この認証に合格しないと、機器メーカーは内部回路に実装する認証ICをAppleから売ってもらえない。
この認証ICの中には、Apple認証品である事を示す暗号化データが入っていて、その暗号を使う事で正しく映像が再生されるのだ。その認証ICが値段高いから安い類似品がAmazonとかで売られている。
安い類似品はほぼ中国製だが、1個純正品を購入して調べて、「この暗号化キーを返答するように作ればいいのね」と、作ってある。だから購入時の最新の暗号化キーで動くから、購入時はちゃんと映像が映る。
ところが、
OSアップデートの際には暗号化キーがOSと共に変更になる。つまり、安い類似品を買うと、iPhoneをOSアップデート後には新しいキーに対応できず、映像の転送ができなくなってしまう。
(この仕組みの基本について詳しくしりたい人は「暗号化 シードとキー」などで検索してくれ。)
なので、OS更新の度に安い周辺機器を最新に買い替えるという方法でもいいんだけど、それだと市場在庫の古い暗号化キーのものを買ってしまうリスクもあって、ライブ配信を逃すまい!という人は純正を買っておくのが間違いがないよ。という事なのだ。ライトニング時代のiPhoneについては。
なお、Appleの最近の機種ではUSB-Cが使われている。それは必ずしも純正を使わなくてもいいはずだ。なぜUSB-Cなら純正でなくても良いのか?
ご要望があればまた時間のある時に書くので、知りたい人はスキを付けといてくれ。
じゃ、またね。