あの曲を藤井風の声で聴きたい!<勝手にカバー曲セレクトVol.3>
<勝手にカバー曲セレクト>企画の
第3弾は藤井風。
Vol.1、Vol.2の「あの曲を米津玄師の声で聴きたい」はこちら↓
米津玄師の回は邦楽カバーのみだったが、藤井風は洋楽カバーを中心にセレクトしたいと思う。ご存知のように彼は英語詞曲も数多くカバーしており、そのジャンルも年代も幅広い。
藤井風がカバー曲を歌う場合、今まではピアノの弾き語りが基本だったが、勝手な妄想企画なのでアレンジも好き勝手に書いていこうと思う。
TRACK1 Eric Clapton「Wonderful Tonight」
若き日のクラプトンがジョージ・ハリソンから略奪したパティ・ボイドへのメロメロっぷりを歌った名曲。パーティーの夜に美しい妻をエスコートする喜びが、とろけるようなギターリフに溢れているスイートなラブソング。
ちなみに2人のロックスターを骨抜きにしたパティ・ボイドとはこの女だ。「あざとくて何が悪いの?」どころではない、とんでもない可愛さである。
藤井風の甘く掠れるような高音を活かし、高めのキーでさらっと歌ってほしい。対照的に女性コーラス(このライブ映像4分以降)は、AIのようなソウルフルな声の持ち主に、エモーショナルに歌い上げでいただきたいところだ。
TRACK2 KEANE「Somewhere only we know」
イギリスのオルタナ系バンド”KEANE”。このバンドはギターではなくピアノメインの編成なので、藤井風のピアノとともにこの曲を聞いてみたい。
春は新たなスタートの時であると同時に、何か区切りをつけるのにふさわしい季節だ。そして、それは切ない”別れ”へとつながっている。そんな叙情をあのパウダリーボイスでフワッと包み込むように歌ってほしい。
TRACK3 Bryan Ferry 「Casanova」
純朴で可愛らしい青年の顔が、曲によっては男丸出しのセクシーな顔に変貌するのも藤井風の魅力のひとつだ。とは言え、まだ23歳の彼にダンディの代名詞のようなブライアン・フェリーの曲は、いささかハードルが高すぎるかもしれない。
しかし、あえてロキシーミュージックのロマンチックなバラードではなく、ブライアンのエロ曲もとい、”ソロ曲”である「Casanova」をセレクトしてみた。
日が落ちた直後のマジックタイムに、藤井風の深い低音に導かれるようにソプラノサックスの音色が首筋を撫でていく。そんな想像してみてはどうだろう?甘口のシェリーでも飲みたくなる。
手練れの中年紳士が歌うのとはまた違った酔いが回りそうではないか。サックスソロは本人がプレイしてくれたら最高だ。
TRACK4 Jack Johnson 「Sitting,Waiting,Wishing」
ジャック・ジョンソンはハワイ出身のミュージシャンだが、彼の曲は藤井風の声と相性がいいと思う。
爽やかに乾いた心地いい高音部と、奥底にピュアな泉を湛えているようなミスティな中音部。そして深く円やかな低音。そんな藤井風のオーガニックな声の魅力をこの曲で味わってみたい。
これは是非ともピアノ1台だけの弾き語りで、アロハブリーズとともに。
TRACK5 LOVE PSYCHEDELICO 「Lady Madonna」
英語詞だが、”ラブサイケデリコ”は海外でも人気の日本人アーティストである。この曲は彼らのデビュー曲で20年も前にリリースされたものだが、今聴いても最高にカッコいい。
前々からこの曲を男性ヴォーカルで聴いてみたかったのだが、”何なんw”のMVを見た瞬間、もう藤井風しかいないだろう思った。
バンドサウンドを従え、ハンドマイクでグルーヴィーにゆるくノリながら。
TRACK6 James Blunt
「You're Beautiful」
藤井風のYouTubeへのコメントには「聴く美容液」とか「効く更年期薬」など、美容と健康への効能について女性たちのユーモラスなコメントが目立つ。
ならば、最高濃度ホルモン注射レベルのこの曲はどうだろう?
甘く優しい声で「君は綺麗だ、君は綺麗だ、君は綺麗だ、本当だよ」と繰り返されたら肌艶から瞳から爪の先まで輝き出しそうではないか?
ただし大量摂取すると愛の廃人となるか中毒死するかもしれない。くれぐれもオーバードースに気をつけて。
他にも藤井風に歌ってほしい曲があったら是非TwitterでコメントとRTを。
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