ホーチミン②
洗濯をしたかったが干すものがない。近所の店をちらほらと見て廻ったが持ち運びに便利なものがない。そして安くない。こんなとき日本の百円ショップの素晴らしさを感じるわけだが、ベトナムにあるわけでもないしなあと思いながらも調べてみるとあった。
メイソウの隣に。
出はじめの頃はユニクロみたいな看板の、ダイソーみたいな無印みたいな商品を扱ってる感じだったが、最近はかなり独自色を出している。ホーチミンにあったのはなぜか原宿にあるようなファンシーなショップ。買いたいものもないので素通りし、ダイソーで洗濯ヒモを購入50,000ドン(300円)。やはり日本よりも高い。日本にある百円ショップよりも良質で安価な店を見たことがないが、しかし生産や物流の行程ってどうなってるんだろう? 闇深くはないのか?
こちらは雨季だと聞いて身構えていたが、ピーカン照りが続いている。初日でホーチミンのめぼしい観光名所をほとんど回ってしまったのでやることがない。ぶらぶらと周辺を散策するが、暑いし臭いし騒々しい。ホーチミンはの午前中がよい。みんなきびきびと覇気があって、特に肉や野菜がところ狭しと並ぶ市場は見応えがある。午後はどこもかったるそうで、街全体がいら立っている感じがして、余計に疲れてしまう。
そう思ってたんですが、交通量の多い交差点で人々の生活を眺めながら、香草をつまみにビールをのんでいると、なんとも背徳的な愉悦があることに気がつきました。 悪趣味には違いないですが、病みつきになりそうな魅力があります。
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