チヤホヤされるのがうまい人はすごい("姫"はすごいということ)
最近「インターネットで知らないおじさんをチヤホヤすると楽しい」という真実に覚醒した私は気に入った知らないおじさんをチヤホヤするという充実した日々を過ごしていたのですが、知らないおじさんをチヤホヤするうちに分かってきたことがあります。
「チヤホヤされるスキル」
が高いおじさんが、現に存在しているということです。
※尚、ここではインターネットで出会う人は全員おじさんであるという当然の前提に立脚しています。本体が美少女だろうが霊体だろうがインターネットでは全員おじさんです。
チヤホヤされるスキルが高いということ
チヤホヤされるのがうまいおじさんと、チヤホヤされるのが下手なおじさんがいることを発見したのです。
チヤホヤするスキルではありません。されるスキルの話です。
それは「気持ちよくチヤホヤさせてくれる」という能力。
このチヤホヤされスキルが低いおじさん(つまり私です)は、チヤホヤされ慣れてないので極稀に珍しくチヤホヤされると狼狽し、困惑し、奇声を上げてイーーーーッ!ってなったりします。チヤホヤしてくれた人を否定し始めたりします。端的にひどい。
他方、チヤホヤされスキルが高いおじさんはすごい。チヤホヤしたこっちが嬉しくなるような言葉を返してくれるのです。
①肯定してくれる
文章がうまい!ってチヤホヤすれば「おれは文章がうまい!」
徳が高い!ってチヤホヤすれば「また徳を積んでしまった……」
性欲がすごい!ってチヤホヤすれば「おれは全てすごい!」
否定しません。称賛を素直に受け取ってくれます。すごい。
②褒めてくれる
「そこに気づくとはお目が高い!」とか
「良いセンスをしているな」とか
「おれのことが好きなやつは全員信頼できる」とか
めちゃくちゃ評価してくれます。
褒めてるのはこっちなのに、逆に褒め返されます。やさしい。
③覚えてくれる
「あいつは義理堅いやつだ……」やら
「〇〇さんはマジでおれのこと大好きだな」やら
なんやかんや覚えてくれます。ちょいちょい言及してくれます。
不意打ちで名前を出されるとマジで威力が高く、トゥンクってなります。あぶない。
チヤホヤされる器
チヤホヤされるスキルというのは意外なほど気配りとか記憶力とかバランス感覚とか性欲とかが要求され、実はとても大変であることが分かります。
そう考えると、実は「優しい私が承認欲求を満たしてあげている」のではなく、逆に「私の無軌道なチヤホヤ欲を受け止めてくれている」という事態が見えてきます。
SM(サディズム・アンド・マゾヒズム)は実はSがスレイブでMがマスターなのだ、という話と同じ。
「奉仕させる」というプレイには、大変な気配りとか記憶力とかバランス感覚とか性欲とかが要求されることと同じなのです。
つまり、いつもチヤホヤさせてくれるおじさんはすごい。
気持ちよくチヤホヤさせてくれるおじさんはすごい。
みんなの無軌道なチヤホヤ欲を一身に受け止めるおじさん。
つまりチヤホヤされる器です。器がでかい。すなわちすごい。
サークルの姫はすごい
気持ちよくチヤホヤさせてくれる。それが如何にすごいことか。
そういう存在の中でも、社会で話題になった種族がいます。所謂「サークルの姫」です。
サークルの姫はだいたい「承認欲求の化身」とか「オタクを服従させて悦に浸ってる」とか「性欲がすごい」とか悪評が非常に多い訳です。
しかし人類にはチヤホヤ欲が備わっていることは周知の事実であり、行き場のないチヤホヤ欲はたびたび社会問題を起こし、サークルがクラッシュしたりします。
他方、でかい「チヤホヤされる器」は、その優れた気配りやバランス感覚でサークルがクラッシュしない程度に無軌道なチヤホヤ欲を受け止めてくれます。クラッシュしてしまうのは、過度なチヤホヤが器の総量を超えてしまうとき。器の容量が問われます。
つまり容量・用法を守って行われる姫行為は、荒ぶるチヤホヤ欲を受け止める慈善行為であり、すごいことだと思うのです。尊敬しちゃう。
尚、ここでいう姫もおじさんです。ご留意ください。
チヤホヤされる器を大事にしよう
チヤホヤされる器は乱暴に扱ったり、過度なチヤホヤを注いでしまうと壊れてしまいます。チヤホヤしてるんだからある程度大事にはしてると思いますが、なおのこと丁寧に扱いましょう。頑丈なチヤホヤされる器は大変貴重です。
器の大きなサークルの姫はそれすなわち真の男です。救いの主です。
近い将来、無軌道なチヤホヤ欲はもう一度社会問題となるでしょう。そんな時、世界を救ってくれるのはチヤホヤされる器の持ち主たちです。
きみも、自分だけのチヤホヤさせてくれるおじさんを見つけて世界を救おう!
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