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【ワイド一点で仕留める】中山記念のワイルド予想

さて、まずはフェブラリーSの反省からしようか。モブキャラだと思ってたダイワキャグニーが実は厄介な存在だったって事にゲートが開いて初めて気付いたよ。芝馬だからスタート後100mを出して行こうと思えば出して行けるんだよな。俺はレッドルゼルの川田はヒヤシンスステークスのコンバスチョンと同様に内に拘った騎乗をすると思って本命を打ったんだけど、ダイワキャグニーが最内に潜り込んだ事で同じ戦法が取れなくなっちまった。テンは速いかもしれないけど所詮ダイワキャグニーは芝馬だからね。道中必ずタレて来る。内に拘ってそんな馬の真後ろにいたら直線向いた時進路が無くなっちまう。向こう正面で思い切ってカフェの外に出してプレッシャーを掛けるってのもアリだったとは思うけど、ジョッキー自身が距離に限界を感じてる現状では外4のポジションは絶対取れないだろう。そうこうしているうちにソリストサンダー戸崎に逆に外からプレッシャーを受ける位置取りになっちまった。ぶっちゃけ隊列が決まった時点で掲示板も危ういなって予感はあった。

誤算といえばソダシが先行できたことも誤算だった。川田はカフェファラオの直後で競馬ができたと振り返っているけどソダシがいなければ4角入口でカフェファラオはテイエムサウスダンの外2、レッドルゼルは外3からもっと早く踏み込めたと思う。予想の段階でカフェファラオは好走の条件が多すぎるって嫌ったんだけど、レッドルゼルも内枠を利するって好走の条件が付くし、距離の融通が利かない分、針の穴を通す程精密に全てが噛み合わないと勝ち負けに持ち込めなかったのはむしろレッドルゼルの方だった。これは素直に反省したい。

その反省を活かしての中山記念の予想になる訳だけど、中山開幕週一発目の重賞だけにとにかく4角で5番手以内にいる先行力が無いと話にならない。過去10年の勝ち馬で4角5番手以内にいなかったのは2012年のフェデラリストだけだけど、彼は4角6番手なので誤差の範囲と丸めて良いだろう。

ざっと登録馬を眺めてみるとまず目に留まるのがパンサラッサとトーラスジェミニの逃げ馬2騎の存在。トーラスジェミニの去年の安田記念0秒4差の5着には本当に驚いた。ただ、これはダノンキングリーを降板させられた戸崎の憤怒が乗り移った一世一代の大駆けだった気がする。陣営はまだ諦めちゃいないんだろうけど、ツインターボを持ち出すまでも無く逃げ馬の旬ってのはあっという間に過ぎちまう。乗り替わり2戦目のここで変わらなければもう復調は難しいんじゃねえかな。

もう一方の逃げ馬のパンサラッサ。コントレイルのおかげで煮え湯を飲まされたのが同馬主だとディープボンド、同厩だとパンサラッサだろう。同馬主のディープボンドはまあ分かるとしてなんの関係もないのに同厩ってだけでラビット的な扱いを受けたパンサラッサの広尾レースは心中穏やかじゃ無かったと思う。そう言った意味で矢作厩舎からコントレイルが去った今年からがパンサラッサの競走生活の第二章と言っても良いだろう。矢作センセはここで一流ジョッキーを確保して広尾レースに報いるべきだと思うんだけど、どうやら鞍上吉田豊っぽいんだよな。いや、これコロナ禍じゃ無かったらオイシン・マーフィーかダミアン・レーンを乗せる案件だと思うけど。あ、マーフィーはダメか。謎騎乗を連発する藤岡(禿)やバシシューよりはマシだけど、ぶっちゃけ弟隼人の技術を100としたら老化が著しい兄豊の技術はもう50にも満たないと思う。辛辣だけど既に勝浦レベルにまで騎乗技術は落ちている。

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