[[Template:sfn]]（{{sfn}}）とは？

2024年4月8日 19:35

{{Sfn}}テンプレートは、ウィキペディアで短縮引用法を使用する際に役立つテンプレートです。主に学術的な記事や、特定の書籍や論文から多くの情報を引用する場合に便利で、著者名、出版年、そしてページ数などを基にした参照を容易に行えるように設計されています。

使用方法

{{Sfn}}テンプレートを使用するには、まず引用したい情報の後ろに、以下の形式でテンプレートを記述します：

{{Sfn|著者の姓|出版年|p=ページ数}}

複数のページを参照する場合は、「pp」を使用してページ範囲を指定します。また、著者が複数いる場合には、著者の姓を追加していきます。例えば、2人の著者がいて、特定のページを引用する場合の記述は以下のようになります：

{{Sfn|著者1の姓|著者2の姓|出版年|p=ページ数}}

実際の表示方法

記事内で`{{Sfn}}`テンプレートを使用すると、引用部分は括弧内に短縮された形式で表示されます。例えば、`{{Sfn|山田|2021|p=35}}`と記述した場合、読者が見る記事のテキストでは以下のように表示されます：

(山田 2021, p. 35)

そして、この参照は記事の末尾にある参考文献リストに自動的にリンクされます。参考文献リストには、`{{reflist}}`テンプレートや`<references />`タグを用いて、詳細な出典情報を記載します。

操作方法

`{{Sfn}}`テンプレートを効果的に使用するためには、記事の末尾に詳細な出典情報を記載する必要があります。これには`{{Citation}}`テンプレートや`{{Cite book}}`、`{{Cite journal}}`などの特定のテンプレートを使用して、出典の全情報を詳細に記述します。`{{Sfn}}`テンプレートによる短縮引用は、これらの詳細情報に基づいてリンクされ、読者がクリック一つで出典元にアクセスできるようになります。

結論

`{{Sfn}}`テンプレートの使用は、特に複数の情報源からの繰り返し引用が必要な場合に、記事を編集する上で非常に便利です。これにより、短縮引用の一貫性を保ちつつ、記事の可読性を高めることができます。ただし、このテンプレートを最大限に活用するには、適切な出典情報の整理と管理が不可欠です。

使用上のメリット・デメリット

ウィキペディア日本語版における`<ref>`タグと`{{Sfn}}`テンプレートの使用には、それぞれメリットとデメリットがあります。これらは、記事内での参照方法に関わる重要な選択肢であり、用途に応じて適切に使い分けることが求められます。

`<ref>`タグの使用

メリット:

直感的な使用: HTMLタグに慣れているユーザーにとっては、理解しやすく、使いやすい。
柔軟性: さまざまな種類の出典情報に対応でき、カスタマイズが容易。
広範な利用: ウィキペディアの多くの記事で標準的に使用されているため、一貫性が保たれる。

デメリット:

繰り返しの手間: 同一の出典を複数回引用する場合に、毎回全文を記述する必要がある。
管理の複雑さ: 多数の参照がある場合、記事内での管理が煩雑になりやすい。

`{{Sfn}}`テンプレートの使用