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中国アリババ傘下のアント・グループが再編を計画!香港IPOへの布石か?

中国の電子商取引大手アリババ・グループ(阿里巴巴集団)傘下のフィンテック企業アント・グループ(螞蟻集団)が金融ビジネスのノンコア事業を切り離して再編を進める計画であると、ブルームバーグ(Bloomberg)が7月26日に報じた。アント・グループの再編の目的は香港でのIPO(新規株式公開)の準備と考えられる。
 
関係者によると、アント・グループは現在、中国の金融持株会社のライセンスを申請しており、ブロックチェーン、データベース管理サービス、国際事業を主要事業体から切り離すことを検討しているという。そして、再編が完了すれば、香港でのIPOの準備に取り掛かれる。しかし、以前目指していた香港と上海の証券取引所での同時上場は諦めることになる。なお、再編計画は決定ではないため、変更の可能性もある。
 
7月7日、中国の金融管理部門はアント・グループに対して、金融消費者保護に関する法律に違反したとして71億2300万元の罰金を科したと発表した。このことから、中国当局のプラットフォーム企業の金融業務に対する集中的な改善・整理が終わったと思われる。
 
アント・グループは罰金を科された翌日、最大7.6%の自社株買いを発表した。同社は、「従業員のインセンティブと優れた人材を確保するため」と説明している。アント・グループの自社株買戻しに関して、同社株式の33%を保有するアリババ・グループは自社株買いに応じないことを発表した。
 
中国当局の取り締まりの終了、アント・グループの再編により、香港上場の期待が高まる。
 
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