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「8月23日」WikiBit速報まとめ

①バイナンスラボがDelphinus Labに出資
暗号通貨取引所バイナンス(Binance)のベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門であるバイナンスラボ(Binance Labs)が、zkWASMを提供するデルフィナスラボ(Delphinus Lab)に投資したことを8月21日に発表した。
 
zkWASMはウェブアセンブリ(WASM/WebAssembly)がサポートする環境にゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を活用したアプリケーションを展開するための仮想マシンである。「zkWASM」を利用することで、開発者は多くのプログラミング言語でzkpを活用したアプリケーションを構築可能になる。
 
②野村HDが出資するカストディサービスKomainuがドバイでの営業ライセンス取得
野村HD、Ledger、CoinSharesの合弁会社で暗号通貨カストディを提供するKomainu(コマイヌ)は、ドバイの暗号資産規制機関「Virtual Asset Regulatory Authority(VARA)」から営業ライセンスを取得した。
 
同社は、Komainu Connectを通じて機関投資家向けのステーキングや担保管理など、幅広いカストディサービスをドバイの顧客に提供できるようになったとリリースで述べた。Komainu Connectを利用することで、顧客はオンチェーンで検証可能な分離保管の状態のまま、デジタル資産を担保とすることができる。
 
③バランサーで脆弱性発見
イーサリアムブロックチェーンの代表的な分散型暗号通貨取引プロジェクトの1つであるバランサー(Balancer)で8月22日、数千万ドルの暗号資産が危険にさらされる可能性のある重大な脆弱性が発見された。バランサーは、一部の顧客に暗号資産を引き出すよう呼び掛けている。
 
引き出しの呼び掛けは受け入れられている。匿名のコミュニティメンバーであるXeonus氏は、ユーザーは「急速に引き出しを行っている」と語った。8月22日に引き出しが殺到するなか、バランサーの預かり資産(Total Value Locked:TVL)は1億ドル(約145億円、1ドル145円換算)近く下落した。
 
④米FBIが新たに170万ドル相当の暗号通貨を押収 
米連邦捜査局(FBI)は8月21日、最近の捜査で押収した資産の一覧を発表した。2023年3月から7月にかけての数カ月で、約170万ドルの暗号通貨を押収している。
 
押収された暗号通貨の銘柄で一番多かったのはイーサリアムで、80万ドル相当のトークンが押収されている。特に、バージニア州東部地区で46万3,811ドル相当のイーサリアムが没収されていた。
 
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