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Meta暗号通貨プロジェクト創設者退職、今後は?

メタバース企業であるMeta社(旧Facebook)のDiemプロジェクトの創設者であるDavid Marcus氏が、2021年末の辞任を発表した。

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(David Marcus写真 source:Meta)
Meta社は、Facebookユーザーに自社製品を介して、世界中の誰にでも入出金できる暗号通貨を立ち上げようとしたが、記事作成の時点ではまだ、プレスリリースが発表されていない。Marcus氏のLinkedInプロフィールによると、2014年8月から、同社の副社長としてFacebookに入社し、「Messenger」部門を経て、Facebookの財務部門へ配属された。2019年6月に暗号通貨「Libra」とデジタルウォレット「Calibra」二つのプロジェクトの開始し、2020年に完成する予定だと発表した。

Libraプロジェクトの目標は、ブロックチェーン技術を介して、世界統一の通貨を実現することである。現在、プロジェクトは「Libra協会」という団体が運営している。Libraはステーブルコイン(価格が安定した暗号通貨)という形で発行されると予定だ。Libraは、複数の国の法定通貨(ドル、ユーロ、日本円など)に担保される。デジタルウォレット「Calibra」は、Libraの使用や送金等のサービスを提供するためのプロジェクトである。

しかし、上記の二つのプロジェクトは各国の金融規制当局からの反発を受けて、当初の予定の2020年までに目標が達成しなかった。

各国の規制当局からの圧力の下で、「Libra協会」は、VisaやMasterCardなどを開発した主要な技術者を失い、計画内容を修正した。プロジェクト名も2020年末に「Diem」に変更された。

さらに今年、世界の各国規制当局はMeta社に対して、より厳しい政策を行っており、プロジェクトはいまだに停滞中だと言える。今回David Marcus氏の辞任により、プロジェクトの進捗がさらに遅れる可能性がある。

以前にも、「Libra協会」の主要幹部が退任するという出来事があった。プロジェクトの創設者の一人であるMorgan Baylor氏は、2020年9月に会社を辞め、ベンチャーキャピタル分野に参入した。もう一人のプロジェクト創設者であるKevin Weir氏は、3月にサンフランシスコの衛星画像処理会社Planetに入社した。

Marcus氏の後任について、2020年8月にMetaに入社したUpworkの前CEOであるStephane Kasriel氏がDavid Marcus氏を引き継ぐと報告された。

執筆時点で、Metaの株価は4.27%を下がり、310.6ドルとなっている。

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(チャート: https://www.google.com/finance/quote/FB:NASDAQ?hl=ja&gl=JP

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