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中国の暗号通貨規制により、オンチェーンの大量送金に拍車がかかる

中国の中央銀行が暗号通貨とオフショアの暗号取引所に関する最新の声明を出したことを受けて、大量の資金がオンチェーン(※)で移動していた。2021年9月26日、約31億ドル相当のビットコイン(BitCoin:BTC)7万2,999枚が複数のウォレットに分散された。

※オンチェーン・・・取引所を介さずブロックチェーン上のみで完結する取引のこと

中国政府の取り締まりが一部のリテールユーザーを不安にさせ、その影響が店頭市場にも及んでいる。

一方、一部にはHuobiに関連することと疑われている。9月26日に、約80万イーサ(Ether)が「Huobiから(未知の)ウォレットに送金された」と、ビットコイン・クジラ(※)を追跡するホエールアラート(Whale Alert)のTelegramチャンネルが明らかにしている。

※ビットコイン・クジラ・・ビットコインを大量に保有している個人や企業の総称

31億ドル相当のビットコインが分散され、BTCのブロックチェーン分析ツールoxt.meの記録によると、その中の1つのウォレットは、Huobi取引所が資金を移動するためのコールドストレージの可能性が高いと指摘される。

中国政府が過去に同じような発表を複数回していたが、今回のような移動は以前では起きなった。中国の投資家が資金を引き出した可能性がある。
アメリカの暗号資産運用会社ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)のCEOであるマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏は、「ビットコイン市場は良好な状態にある」と述べ、「多くの資本が入ってきており、中国が暗号資産の市場に与える影響力が弱まっている」とコメントしている。

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