フォビコリアがフォビグローバルから独立
韓国ニュースメディアのニュース1(News1)1月9日の報道(https://www.news1.kr/articles/4919434)によると、フォビコリア(Huobi Korea)は親会社フォビグローバル(Huobi Global)が保有する持ち株を買い取り、フォビグローバルから独立し、韓国企業として韓国内での地盤を固める準備を始めた。その一環としてフォビコリアは新しい従業員を集め、新しいミッションを作っている。
フォビコリアの株の半分以上はフオビグローバル創業者レオン・リー(Leon Li)氏が保有していた。他の大株主は現会長チョ・グクボン(Jo Guk-Bong)氏とコリア・ランド・トラストなどであった。この度、チョ・グクボン氏がレオン・リー氏の持分を買収したことで、フオビコリアの約72%の株を手にした。なお、チョ・グクボン氏は大規模な暗号資産マイニング企業を保有している。彼はフォビコリア株買収について、「フオビグローバルとの線引きのため」とコメントした。
2022年11月末にはフォビグローバルに関する様々な憶測や噂が飛び交った。また最近では、フォビ (Huobi)が20%の従業員をリストラしスリムなチームを作るというニュースも流れた。
なお、フォビグローバルは2022年末から出金依頼が急増している。オンチェーンデータプロバイダーのクリプトクオント(CryptoQuant)の統計によると、2022年11月2日と比べると、フォビグローバルのビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の保有量はいずれも20%前後減少した。
フォビグローバルは、バイナンス、FTXと肩を並べるグローバル規模の暗号資産取引所である。エンジニアのレオン・リー氏が2013年に設立。FTXの流動性不足による破産を受け、顧客資金の安全性を証明するため、多くの暗号資産が準備金証明(Proof of Reserves: PoR)を行った。フォビグローバルは2022年12月に約30億ドルの準備金を証明したが、うち43.3%が自社発行コインのフオビトークン(HT)であった。フォビグローバルに問題が起きた際、顧客に支払う資金の大部分が自社発行のコインとなり、事実上支払い不能になる可能性が高いことから、フォビグローバルはリスクが高いと投資家に判断され、1週間で9420万ドルの資金が流出した。
フォビコリアはフォビグローバルから株式を買収し、また社名を変更することで、フォビグローバルとの関係を完全に切って独立、これからは韓国の取引所として運営される。フォビコリアは今後、中国の取引所から韓国の安全な取引所として、韓国国内ユーザーにアピールしていく予定である。
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