NFTシリーズ：Moonbirds　2日間で2億ドル以上の売上を記録

ベンチャーキャピタリストのKevin Roseが率いるオンラインポッドキャスト「PROOF Collective」は16日、新しいNFTプロジェクト「Moonbirds」を立ち上げた。Moonbirdsは発売後2日間で販売価格が急騰した。NFTマーケットプレイスOpenSeaのデータによると、執筆時点でMoonbirdsの価格は77,000 ETH（約2.4億ドル）を超えている。

Moonbirdsは、PROOF Collectiveにとって最初のPFP NFTプロジェクトである。これは「CryptoPunks」や「Bored Ape Yacht Club」とよく似たイーサリアムブロックチェーン上のピクセルアートコレクションである。鳥のデザインのピクセルアートは、それぞれが異なるレアリティと特徴をもっており、すべての保有者にはプライベートクラブの会員権やその他特典が付与される。

公式サイトによると、このプロジェクトは既に大きなコミュニティを形成しているとのことだ（Twitterアカウントには約16万人のフォロワーがいる）。Moonbirdsシリーズは、米国東部時間4月16日12時に発売され、NFT発行価格は2.5 ETH（約7,600ドル）と安価ではないにもかかわらず、すぐに売り切れる結果となった。発行価格からの収益を計算すると、6.6千万ドルにも達する。

Dune Analyticsのデータによると、OpenSeaは16日、過去2ヶ月間で最大の取引量を記録し、取引総額は1.77億ドルを突破した。Moonbirdsは、他のトップNFTプロジェクト（DoodlesやClone Xなど）を上回り、Openseaの過去30日間のNFTランキングで第1位に輝いた。

また、成功の二つ目の要因として、Moonbirds NFTの特典にもある。 Moonbirdの所有者は、デジタルアートコレクターのコミュニティ「Proof Discord」にアクセスできる。そこでは、所有者がProofの創設者やメンバーらと交流することができる。NFTの創設者やメンバーらとのコネクションを構築したり、NFTの詳細を学ぶ絶好の機会が与えられるのだ。

さらに、Moonbirdの重要なポイントとして、「ネスティング（nesting）」機能がある。これは、暗号通貨プロジェクトで提供される「ステーキング」メカニズムに似た部分があり、ユーザーは、NFTを「ロックしてネスティング」することにより追加の収入や報酬が獲得できる。なお、ロック状態ではMoonbirdコレクションを販売することができない。

NFTのネスティング時間が長いほどレベルが高くなり、商品やステッカーなど、ユーザーにより多くの利益をもたらす。コレクターはこれらの潜在的メリットから、Moonbirdを長期的に保有するかもしれない。

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