メタ社がローンチからわずか2年間でノビ・プロジェクトの終了を宣言
米国ソーシャル・コミュニティ・プラットフォームのメタ(Meta:旧フェイスブック)社は、暗号通貨プロジェクトのノビ「Novi」を9月1日をもって終了すると発表した。
メタ社はウェブサイトに、「7月21日以降、ユーザーはノビのアカウントに入金できなくなる。また、9月1日以降、ノビのアプリとNovi on Whatsappの両方が使用できなくなり、ノビ・アカウントにログインできなくなる」とサービス終了のスケジュールを掲載した。
メタ社は9月1日までにノビの残高を引き出すようユーザーに呼びかけている。9月1日以降、残高があった場合、ノビ・アカウントに登録されている銀行口座やデビットカードに振り込まれる。
ノビは暗号通貨を使って手数料無料で送金できるデジタルウォレットである。暗号通貨ディエム(Diem、旧名:リブラ(Libra))向けのデジタルウォレットで、2020年にカリブラ(Calibra)として設立した。
昨年10月、コインベース(Coinbase)のカストディパートナーとしてノビのベータ版をスタートさせた。「ノビは安全に素早く無料で海外送金できるブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨であり、ステーブルコインのパックスドル(Pax Dollar:USDP)を使用している。ノビのアプリをダウンロードするだけでノビに登録できる」とメタ社のウェブサイトでは紹介されている。
2022年1月、ディエムはサービスの提供を停止すると発表した。ディエムのCEOスチュワート・レヴィ(Stuart Levey)氏は「規制当局との協議の結果、プロジェクトを進められないことが明らかになった」と、撤退理由を明かした。
メタ社のCEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は6月22日、フェイスブックペイ(Facebook Pay)をメタペイ(Meta Pay)に変更すると発表した。さらに、現在の機能の他、新しい機能を追加したユーザーの個人情報、財産、支払方法を安全に管理できるメタバース用のデジタルウォレットの開発を発表した。
メタ社はノビのサービス終了を決定したが、メタバース構想とWeb3.0にその技術を活用する計画である。メタ社は厳しい暗号通貨業界での生き残りをかけて改革を進める。
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