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SEC提訴後のバイナンスの動き

大手暗号通貨取引所バイナンス(Binance)は6月5日、米証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission:SEC)に提訴された。

SECの提訴により、バイナンスに様々な動きがあった。バイナンスは2023年2月、韓国に再進出するため、韓国の大手暗号通貨取引所ゴーパックス(GOPAX)の株式を取得し、買収の準備を進めていた。しかし、バイナンスがSECに提訴されたのを受け、韓国金融委員会(Financial Service Commission:FSC)はゴーパックス買収の許可を保留にしたと、韓国のニュースメディアのニュースピム(Newspim)が6月7日に報じた。ニュースピムによると、FSCはSECによるバイナンスの訴訟の状況も見ながら買収の認可を判断していくというものの、現時点では買収の許可が難しいという。
 
また、バイナンスの米国部門であるバイナンスUSは6月8日、90以上の暗号通貨ペアを廃止することを発表した。上場廃止となるペアは以下の通りである。なお、ペアの廃止であって、銘柄の上場廃止ではない。

出典:Binance.US

 一方、バイナンスの翌日(6月6日)にSECから提訴された暗号通貨取引所コインベース(Coinbase)は、現時点では上場廃止にするかどうは決定しておらず、ステーキングサービスを続けていくとのことである。

なお、バイナンスを狙っているのはSECだけではない。米国ワシントンD.C.の米連邦地方裁判所は6月7日、バイナンスCEOチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao、通称CZ)氏に対して召喚状を発行した。CZ氏は召喚状に対して、「これはSECの手続きの一部だと聞いており、何も新しいことではない。また、直接出頭する必要が無い言われているので、恐れる必要はない」とツイートした。

現在、バイナンスやコインベースを提訴したSECおよび委員長ゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)に対し、彼らを皮肉ったミームコインが急騰している。グッド・ゲンスラー(GENSLR)は数時間で260%以上、ファック・ゲイリー・ゲンスラー(FKGARY)は過去48時間で530%以上、Stupid Egotistical Cocksuckers(SEC)は24時間で15,530%値上がった。なお、ミームコインは基本的に価値が無く、時価総額が低く、流動性が乏しいため、ボラティリティが高く、リスクが高い。また、ビットコインの初決済を祝う5月22日のビットコイン・ピザ・デーをモチーフにしたミームコインでは多くのラグプルがあり、20万ドル以上の被害を出した。そのため、これらのミームコインには手を出さない方が賢明だろう。

バイナンスが破綻したら、FTX以上の衝撃が走る可能性がある。そのため、バイナンスの動きからは今後も目が離せない。
 
世界中の暗号通貨、トークン、プロジェクトの安全性と信頼性を評価するWikiBitでは、バイナンスのスコアは9.23である。

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