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東芝の早期退職に応募者殺到3000人超え

東芝、国内従業員約5%が早期退職へ

東芝が経営の効率化を進めるための取り組みとして、国内で早期退職を募ったところ、グループ全体で3000人以上の社員から応募がありました。

これは国内の従業員のおよそ5%にあたります。

この人員削減は、今後の成長が見込まれるインフラや送配電部門へと経営資源を集中させるためのものです。

この決断は、企業にとって容易ではない苦渋の選択であり、多くの従業員にとって大きな人生の転換期となるでしょう。

また、これに関連する費用は、2025年3月期の連結決算に計上される予定です。


早期退職者の実情と内訳

早期退職の対象は満50歳以上で、応募者は11月末までに退職となります。東芝は、退職金に加え、特別加算金や再就職支援を提供し、従業員が安心して新たな道を歩めるようサポートしていく予定です。

今回の早期退職募集に加え、数百人を成長が見込める部門に再配置する計画も進められており、合わせて人員適正化の規模は約3,500人になります。

これは、東芝が変化の波に乗り、新たな成長ステージへと進むための重要な決断と言えます。

さらに、東京都港区と川崎市にあった本社事務所も2025年度上期に川崎市に集約し、2024年9月末時点で東芝の国内従業員は65,000人以上に上る重複する間接部門の統合を進め、人員配置の見直しを予定しています。