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ジムトレ頑張る!!【2025冬】

クライミングやってると得意、不得意が色々とありますよね。背が高い人はリーチを活かした花崗岩が得意に見えるし、身体が軽くて背が低い人は石灰岩のロングルートが得意に見えます。多分人は(クライマーは)レベルは様々にあれど、自分の体形や柔軟性、フィジカルで得意、とか苦手、の岩場や傾斜などなど、色々あると思います。

自分は…身長は160センチ、体重は自分より重い女性クライマーには出会ったことがないほどの重量級。しかし横リーチは何故か170センチくらいあります。そして股関節がかなり柔らかい。デブなので、長い傾斜のある課題は苦手に感じます。垂壁、薄被り、レストができる、カンテや凹壁だと股関節を活かしてキョンで壁に足を張ったり壁に入り込んだり、などの課題が得意な気がします。足はエッジングのほうがスメアより得意。長い課題でもレストがやりやすく、難しい箇所は核心の一発だけ、みたいな方が良いです。所謂ストレニ系が苦手です。まぁデブだしコレは仕方ないのかな。

そんな私ですがこの世で一番苦手な壁があります、それは自然の岩場ではありません、どこかというとpump2(リード壁)です。ここは日本代表選手が練習にくるような長い壁、上質な課題が揃っています、グレードも他のジムより少し難しめ。我が家はこのpump2から車や電車で30分以内で行ける場所にあり、岩に一緒にいく友人達も数多く通っているので、ありがたいことにパートナーには恵まれています…しかし私はなんせこのpump2のホールドが苦手なのである。

登山から入り、初心者のアルパインや沢登りからフリークライミングを始めた私は、リードクライミングは岩でずっと登ってきたので、なんせpump2のガバのホールドからもう苦手なのである。なんというか、他のジムのガバと違って全体的に丸いのです。5.8くらいまでは私の言うガバ。でも5.9からはスローパーっぽいガバ、になります。それを友人達に訴えても、????ガバだろ??としか言われない有様。ちゃう、ワイの言うガバはもっと指が引っかかるんや…

加えてカチも丸みを帯びている。なのでグレード関係なくすぐ前腕が張るのです。こんなの無理だろ…と思う。それでも11前半の登りやすいような課題は毎回コンスタントに週1でも行けば5本くらい登れたりする、しかし登れないのも多発する。なぜこんなに前腕が張るのか?通わないからか?、はたまたやはりデブだから?と思うのですが。しかし男性なんかだと私より体が重い人がいたりして、ツナミ登ったり12台をするする登れたりするので、???まぁ一概にデブだけが理由とも思えない。岩と違って足が自由じゃないのと、指でホールドを保持りすぎてる、というのは否めない気はしてました。

今年は1月の中旬に、pump2の盟友まゆゆとペア割で半年パスを購入させて頂いた。これで本腰をいれてジムトレを今度こそ真面目にやるのだ、と一応心に決めた(また飽きてやめるかもだが)

【気づいた点】

1.オープンハンドが下手

 pump2のホールドは基本的に岩のホールドと違って丸みを帯びています、なので向いてる持ち方は完全なオープンハンド。キツい核心の時(カチホールドの時)だけカチ持ちしますが、そんなホールドは私のような11台をメインで頑張るようなクライマーの核心にはあんまり出てこない(時々出てくるけど)。それよりもオープンハンドで腕が張らずに登り続けるホールディングで省エネをする意識が必要、じゃないと腕が張ってテンションするのです。

2.クリップがとても辛い

岩の課題はルートに合わせてボルトが打たれているので、クリップがすごくシビア、というのはあんまりないような気がします。核心の保持や強度、ムーガがシビアでそれで落ちる、という感じ、ジムは多分プロテクションありき、で横に課題が作られている。のでクリップポジションがシビアで難しく感じる。

3.側対で登るように課題ができている

私は股関節がやわらかいので、岩だとハイステップで乗り込むムーブや正対ムーブで安定して、レストやクリップポジションに入る動きを好んで使っています。あんまり側対を自分が選ばないのか、それとも岩は正対ムーブが多いのか、よくわかりませんが正対で引く癖がついているので、正対で引くと当然pump2では疲れて腕が張る。恐らくジムで造られた課題を登る基本ムーブは、フリ、側対を想定しているだろう。正面で引くと疲れる、ジムでは正対ポジションを撲滅し、側対で登る癖を付けたい。

【改善点】
1.ホールドは余程のことがない限り全てオープンで

小指を揃えて掛けると指が曲がるので、小指は伸ばして揃える感じに。親指も他の指が曲がらないよう回してピンチ的に使う。とにかくオープン(指を伸ばしてホールドに沿う)を意識

2.クリップポジションは2軸でも安定したら掛ける

岩だと足が自由なので、クリップポジションは常に重心が三角形の△状態で安定して掛けることが多いです。しかしジムだと足が決まっているため△ポジションで掛けれることなど殆どない。決まったホールドの足で無理に△のポジションを取るより、側対状態の2軸で安定させた方がクリップが楽な場合が多い

3.基本的に片手レストしながら側対で登る

激ツヨ常連フジマキさんに教わったのだが、常に片手で引く(つまり側対ムーブで登る)と片手ずつ常に下げてレストできる、という理論。やってみると片手で常に引く、というのはフットワークが常に側対になるためムーブに最初に入る足の向きが大変重要になる。やってみると、いかにこれまで両手で正対ポジションからホールドを引いていたかわかる。

片手で登ると距離も出せるし肩甲骨周りと背中の脇がとても疲れるし筋肉痛になるのだが、前腕が確かに保存され、これまでのように前腕がメチャクチャ張って落ちる、ということが減り出した。週2通ってるので慣れもあるのか…

登りかたを変えてまだそんなに経ってないが、慣れもあるのか明らかに腕の張りが減った。タワーや奥壁の10cでアップやダウンが出来るようになり、11前半を5本RPした(1月中旬から通い出して11a、4本、11b、1本)

【結論】
意識してみると、自分は側対というムーブのことを全然わかっていなかった、できていなかったように思う。側対というムーブは深いなぁ、結局フリはメインムーブとして繰り返さないと良さが生きてこないのかもしれない。それなりに沢山の関東の岩の11台の課題を登ってきたつもりだったが(32本)、私はフリのムーブもよくわかってなかった初心者なのだ。

このずっと片手をレストしながら登る【フジマキ式】の登り方はジムだと相性良いし、前腕がすぐ張る自分にも合っている。しっかりマスターして持久力上げていこうと思います。そしてクライミングというのは自身の進歩を楽しむスポーツ‼️新しい進歩や発見があると楽しい🤩、そしていつも一緒にトレーニングしてくれる友人達に感謝です🙏。体重差あるからビレイも大変だろうに…(痩せたい)、今年こそはジムトレ頑張れそう、な気がする。デブは黙って常に片手ホイミ‼️コレが合言葉かな🤔

おわり

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