ハピゆる感想(ep.28)

こんにちは、こんばんは。
前回の投稿でハピゆるを聴く楽しみを改めて感じたので、過去回をちょろちょろ聞いています。
おとはすのお話は染み入ってくる感じがしてとても良いですね。仕事で荒んだ気持ちも多少持ち直すんだもの。


ep.28「孤独についてのお悩み」

0通目:今日食べるものについてのマシュマロさん

おとはすの回答

  • 梅雨時期から秋にかけては冷たい麺類を食べることが多い

  • 食事は習慣化したものを食べる

  • 別に丁寧な生活を送っているわけではない


自炊をするなら、手軽さや気軽さが心理的ハードルを下げるためにもとても大事だと個人的には思っています。食事が愉しみなのか、半ば義務感なのか、で分岐が分かれるのかな、と。
あるいは「作りたい(又は食べたい)料理がある」とか「好みの味があって、それが市販のものとは少し違う」というケース(=自分の満足度を上げたい)と、「家族や大事な人の健康を気遣って」(=自分以外の誰かのため)という違いかもしれない。

どちらだとしても、自分の食べたいものがあって、それを(作ろうが買おうが)準備できるのは素晴らしいし、食べたいものが特に思い浮かばないなら、食べるもののジャンルを固定したり、毎日「これは食べる」と決めておくおとはすのやり方は参考になる気がします。

1通目:仕事で在宅勤務のため孤独病みをしているというマシュマロさん

お悩みの概要

  • IT企業で在宅勤務がメインのため、孤独病みをしている

  • 在宅勤務期間で人付き合いが徐々に苦手になったけど、その一方で誰かと話したくてたまらない

  • 今一人暮らしで、実家の家族との仲が良好というわけではなく、また交友関係は狭く深くのタイプのため、親友や彼氏にばかり連絡を取ってしまう。そのうちウザがられるのではと不安


おとはすの回答

  • 人間皆孤独

  • 「孤独感があること」自体は正常反応

  • 孤独感との付き合い方がいっぱいあると良いのでは

  • おとはす的オススメは「人と関わる習い事」

  • 関わる人と友達になろう!としなくても、たとえば世間話をするだけでも気分転換になる


アンビバレントなのが、何かと何かの間にいるのが、人間だよなぁと個人的には思います。そのため、自分の感覚としては「人と関わりたくない」と「人と話したい」は並存するような感じがします。

指図されたくない、プライベートを詮索されたくない、ズカズカ踏み込まれたくないというのは防御反応として正常。一方で、誰かと分かち合いたい、共振したり共鳴したい、同じ感情を共有したいと思うのも正常なものだと思います。
違うとしたら、そこで出てくる「他人」がネガティブな感情を生む相手か否かの違いなのかなぁと。

おとはすの回答の中でも少し触れられていましたが、「軽い依存先」(あるいはネガティブな感情を生まない手近な何か)はたくさんあって損はないと思います。
その際、(ゲームやモノづくり、運動など)一人でも出来るのか、(会話や対人ゲームなど)誰かが必要なのか、部屋の中で出来るのか、機械は必要なのか、などなど「軽い依存先」のパターンや種類も意識すると良いように思います。
依存先が一つだから「それが無くなると怖い」に繋がりやすいので、いろんな形で自分を守るバックアップを残しておく、という感じでしょうか。

幸せは身近なところから見つかるという童話もありますし、家の中に心ときめく好きな場所を作るのも良いかもしれないな、なんて思いました。

2通目:自分の人生に疲れたというマシュマロさん

お悩みの概要

  • 上京をしてから夢を追うも、夢破れる

  • 就職をしてから資格の勉強をして転職

  • 自分の好きな街に住んだり、友人と遊んだり推し活をしても孤独

  • 一生懸命に生きてきたけど、順風満帆に見えるけど、人生に疲れた


おとはすの回答

  • 埋まらないこころの隙間(や自分なりの悩みや虚無感や孤独など)は誰しも抱えている

  • 自分のやりたいこと、やってみたいなと思ったことを1つずつ叶えてきた結果やり尽くしたのでは

  • 目標があった方が楽しく生きられる人だと思うので、何か新しい事にチャレンジしてもいいだろうし、これまで頑張ってきた人だと思うので、これまでと違ってダラダラしても良いと思う

  • この先長いと考えれば、何か挑戦したいことを(ゆっくり腰を据えてでも)考えるのもいいかも


おとはすにほぼ同意。私の感想も基本線は全く同じです。
ただ、自分としては「新たな挑戦としてダラダラしてみる」を提案したいなぁと思いました。いわば「これまでのやり方を踏襲しつつ、全く逆のベクトルのことをやってみる」という感じ。

努力した事が必ず報われるという保証はされてないですし、誰かと努力の量や質、成果を比べても虚しくなるように思います。
人間だれしも「こんだけ頑張ったのにな」って思うことはあるけれど、それに拘泥してしまうと息苦しくなっていくというのが自分の肌感覚としてあります。

普段は「何のために頑張ってきたんだろう」とかを考えない人が、「こんだけ頑張ってきたのにな」を考える状態になってるとしたら、それは結構お疲れなんじゃないかなぁ。
もしマシュマロさんがそんな状態なのであれば、誰のことも気にせず、好きなものや美味しいご飯を食べて、何も気にせずゆっくり眠る日を是非作ってほしいななんて思います。

あるいは「無駄なものがある余白を残す」というのも一手かもしれません(ごみを捨てない、という話ではない)。

寝るだけの部屋だからといって部屋も狭く飾りもなく、殺風景だったら、(徐々にではあると思いますが)気落ちするのと似ている気がします。
部屋を飾るもよし。壁紙の染みや模様に愛着がわくもよし。部屋を広くするもよし。「無駄だと思っていたもの」を見直す作業をしてみる。

別に無駄を好きになる必要はないと思います。これまで価値を感じなかったものや、無駄だと思っていたこと、あるいは非効率的なことの「価値」や「魅力」に目を向けてみる。
ただそれだけのことでも何かが変わる気がします。

その他、雑感

梅雨時期の配信回。季節感がやっぱり半年前を意識させますね。
今や街がクリスマスに向かっていってる。みんなが少しずつ浮かれ始める時期で、同時に年末進行であわただしくも忙しなくもなる時期。無事生き残ってみせる。

とはいえ、メールの本文にある擬音や、「足がしびれたから座り方を変えるね。よいしょよいしょ」とわざわざ言葉にして伝えるの、とてもおとはすだなぁって思ってニコニコしてしまった。こういうところにおとはすの人柄が出るよなぁ。
(編集の手間を減らすためにも)ほぼほぼ完パケだろうし、そういう姿がポッドキャストゆえ手元に残るのほんとに助かる(気持ち悪いオタクの発想)。

今回のテーマは「孤独」ということでしたが、お二人とも心境としては相通ずるものがありますが、実相としては全然違うところにありそうだなぁと思いました。どんどん世界が狭まってきたり酸素が薄くなっていく感覚と、世界が停滞したり色褪せていったり温度が低くなっていったりする感覚なのかな、と。

よくある言葉遊びではありますが、「一人」と「独り」、「孤独」と「孤高」、「solo」と「alone」などの意味を調べてみたり考えてみたりしても、何か発見があるかもしれないな、なんて思います。

あるいはネリリしたりキルルしたりハララしても良いかもしれないですね。
そうしたらどこかでくしゃみする音が聞こえるかもしれませんが。

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