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クレチインスキ34

最後に、ペダルの使い方などに関しては、ピアニストは私が改訂したショパン作品集(Gebethner and Wolff)の指示に従うべきである。

ノクターン(2番)、 シンプルさと自然さを備えた変ホ長調。テンポは遅すぎない。16~24 小節目に含まれるパッセージは終わりに向かって急ぎ足になっている。
ノクターン (4番) へ長調では、ペダルはほとんど使われず、演奏は素朴さと正確な拍子によって特徴づけられるべきである。序盤は緻密さが重視され、中盤は落ち着きのなさと燃えるような展開が求められる。
ノクターン(6番)ト短調に関しては、当初はこう呼ばれる予定だった:「『ハムレット』の悲劇を演じたあとに」。その後、ショパンはこの考えを捨て、こう言った:「自分のことは自分で考えましょう」。
ノクターン 7番嬰ハ短調については、以前の講義に含まれる指示で十分である。
ノクターン 9番ロ長調においても、同様にペダルはほとんど使わず、モーツァルトに匹敵するようなシンプルさが守られるべきである。


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